JOEは来ず・・・ (旧Mr.Bation)

なんの役にも立たない事を只管シコシコと

「空海と密教美術展」

2011-09-13 | 展覧会・博覧会
日曜日、Hero-Nと上野へお出掛け。
恐竜博と空海展、両方行きたかったけれど時間の関係で1個だけ。
最初は恐竜博を選ぼうとしていたHero-Nですが、入場前の行列を見て、空海展の方がいいと言いだした。
多少恐竜博の方が混んでいたようだけど・・・渋い選択をしやがる。

「空海と密教美術展」

しかし、会場に入ると間もなく、腹痛を訴え、「早く帰ろう」と言い出す。
途中から、混雑して動きの遅い「書」の展示はほとんどすっ飛ばして、(チラ見ですが達筆を拝ませていただきました)目当ての仏像を中心に鑑賞。

なんとなく、気もそぞろで集中できない。

やっぱり、この手のものは平日午前とかに、ゆっくり眺めたい。

奥深い密教の教えは、絵画などを用いなければ理解できないとして、数々の造形作品が残ったという。
もちろん造形作品をぼんやり眺めていても密教の事なんか解りゃしません。
それでも展示品の98.9%が国宝、重要文化財だというのですから有難い。

最後に展示される仏像曼荼羅。

東寺講堂には大日如来を中心に21体の仏像が規則性をもって群像安置されていて、まさに「立体曼荼羅」
今回、21体の中から選抜された8体は

帝釈天騎象像
大威徳明王騎牛像(五大明王のうち)
金剛業菩薩坐像(五菩薩のうち)
梵天坐像
増長天立像(四天王のうち)
降三世明王立像(五大明王のうち)
金剛法菩薩坐像(五菩薩のうち)
持国天立像(四天王のうち)

の8国宝。圧巻です。
うーむ、もっとじっくり観たかった。

やはり、勇猛な五大明王像が惹きつけられます。

図録は懐具合から、今回はパス。
ポストカード2枚で我慢する。

強さを強調するためか、五大明王像は鬼などを踏みつけている場合が多い。
この踏みつけられている側が、強面の明王に比してどこか間抜けで可愛らしくも哀しい。
Hero-Nには苛めているようにしか映らなかったみたい。
ポストカードを選ぶ段でも「踏みつけてないやつにしよう」と・・・





「五大明王像」(京都・醍醐寺蔵)
騎牛像の牛がまた、可愛らしいんだよね。騎乗する明王とのアンバランスさが面白い。

仏像フィギュアも売っています。
とても欲しくなるのですが1体4,200円では買えません。
展示品でもっとも欲しくなった物がこちら



国宝 「諸尊仏龕」
唐時代・8世紀 和歌山・金剛峯寺蔵

仏龕とは仏像と厨子を1つの材から彫り出したものでこの仏龕は白檀製。空海が唐から持ち帰った物。
私も持ち帰りたい。

空海

上野 東京国立博物館 平成館
9月25日まで

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