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「薬指の標本」2004年 仏 監督:ディーアヌ・ベルトラン
原題:L' ANNULAIRE
20歳のイリスはある日、働いている工場で誤って薬指の先を切り落としてしまう。彼女は仕事を辞め、知人のいない港町へと引っ越した。やがて彼女は、不思議な標本室で標本作製士の助手という働き口を得る。ある日、イリスは標本作製士の中年男から一足の靴をプレゼントされる。男に頼まれ、その靴を履き続けるイリスだったが…。
小川洋子という人の作品は、とても惜しいものがある。状況設定の閃きが素晴らしいのだけれど、いざ作品に入ると、どうもこっちと波長が合わない。
小川洋子 「薬指の標本」
これはその小川洋子原作をフランス女監督が映画化したわけなんだけど、一言、「よくぞ、あなた映画化してくださいました」
いいじゃないですか、いいじゃないですか、とってもエロいんじゃないですか。
勿論トップモデルのオルガ・キュルレンコという卑猥な名前の女優さんの魅力に負うのですが・・・
小川洋子さんて人気作家で露出度もあるじゃないですか。彼女の作品は時代からしてご本人の若かりし頃を想定して書かれたようなものが多いようです。やはり、あのお方ではいくら若いとはいえコチラが求めるエロさとはかけ離れちゃう。
イマジネーション貧困なもんで・・・
日本でなくフランスで映画化された事によって官能のイマジネーションがぐんと広がった感じ。
オルガ・キュルレンコの曖昧な髪型や心もとないふわふわしたファッション。
時に雨にずぶ濡れになったり・・・
プレゼントされたワインレッドの靴のフィット感もフェチを越えた領域。紐の跡まで艶かしい。
夜間ドッグで働く青年との同室すれ違い生活も効果的。
原作では和文タイプの活字を散らかしてしまうのですが、フランス映画でどうするのかと思うと麻雀牌。
麻雀牌を元通りにするのに徹夜にはならないだろうというところ、オルガちゃんはきっちり寝そべって牌で積み木遊びまでしてくれちゃいます。
標本師とのエッチ・シーンは2回。静と動。
初めの動きを抑えた、下から「標本にするものはないか思い出せ」のシーンがよりエロさを感じました。
オルガ・キュルレンコのホテルでの下着姿なんて美しくて切り取りスクラップ、否、標本にしたいと思うくらい。うわっ、ベタやなぁ。
多分、男性の目からも女性の目からも心地良いエロ官能世界ですよ、きっと。
劇場で観たかった。
それにしても今回エロの事ばっかだな。ま、いいか。
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原題:L' ANNULAIRE
20歳のイリスはある日、働いている工場で誤って薬指の先を切り落としてしまう。彼女は仕事を辞め、知人のいない港町へと引っ越した。やがて彼女は、不思議な標本室で標本作製士の助手という働き口を得る。ある日、イリスは標本作製士の中年男から一足の靴をプレゼントされる。男に頼まれ、その靴を履き続けるイリスだったが…。
小川洋子という人の作品は、とても惜しいものがある。状況設定の閃きが素晴らしいのだけれど、いざ作品に入ると、どうもこっちと波長が合わない。
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小川洋子 「薬指の標本」
これはその小川洋子原作をフランス女監督が映画化したわけなんだけど、一言、「よくぞ、あなた映画化してくださいました」
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いいじゃないですか、いいじゃないですか、とってもエロいんじゃないですか。
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勿論トップモデルのオルガ・キュルレンコという卑猥な名前の女優さんの魅力に負うのですが・・・
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小川洋子さんて人気作家で露出度もあるじゃないですか。彼女の作品は時代からしてご本人の若かりし頃を想定して書かれたようなものが多いようです。やはり、あのお方ではいくら若いとはいえコチラが求めるエロさとはかけ離れちゃう。
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日本でなくフランスで映画化された事によって官能のイマジネーションがぐんと広がった感じ。
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オルガ・キュルレンコの曖昧な髪型や心もとないふわふわしたファッション。
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時に雨にずぶ濡れになったり・・・
プレゼントされたワインレッドの靴のフィット感もフェチを越えた領域。紐の跡まで艶かしい。
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夜間ドッグで働く青年との同室すれ違い生活も効果的。
原作では和文タイプの活字を散らかしてしまうのですが、フランス映画でどうするのかと思うと麻雀牌。
麻雀牌を元通りにするのに徹夜にはならないだろうというところ、オルガちゃんはきっちり寝そべって牌で積み木遊びまでしてくれちゃいます。
標本師とのエッチ・シーンは2回。静と動。
初めの動きを抑えた、下から「標本にするものはないか思い出せ」のシーンがよりエロさを感じました。
オルガ・キュルレンコのホテルでの下着姿なんて美しくて切り取りスクラップ、否、標本にしたいと思うくらい。うわっ、ベタやなぁ。
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多分、男性の目からも女性の目からも心地良いエロ官能世界ですよ、きっと。
劇場で観たかった。
それにしても今回エロの事ばっかだな。ま、いいか。
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