中国共産党の党員の人数は8000万人だそうです。おそらく、一政党の党員数としては世界一で、ギネスブックものだと思います。13億の人口のうちの8千万なので、全人口の16%。多様性の時代にこれだけ多くの党員を確保できるというのは、体制の違い、教育の影響はあるものの、客観的にみて、今尚それだけの大衆を惹きつける力を持っているというのはすごいことだと思います。
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■ 中国共産党人堅信馬克思主義基本原理是顛撲不破的科学真理,堅信馬克思主義必須随着実践発展而不断豊富和発展,従来不把馬克思主義看成是空洞、僵硬、刻板的教条。馬克思主義,理論源泉是実践,発展依据是実践,検験標準也是実践。任何固守本本、漠視実践、超越或落后于実際生活的做法都不会得到成功。
・顛撲不破 dian1pu1 bu4po4 [成語]理論などが正しくて、永久に論破されないこと。
・僵硬 jiang1ying4 堅苦しい。融通がきかない。
・刻板 ke4ban3 版木に字を彫ることから、比喩的に、紋切り型。型どおり、の意味。教条主義の形容として、“空洞、僵硬、刻板”の三つを挙げている。
・固守本本 gu4shou3 ben3ben3 本に書かれたことに固執する。“固守”は固持する、固執する。“本本”は書物や本のように綴られたもの。現実を無視して、書物に書かれたことにばかり固執すること。
・漠視 mo4shi4 無視する。軽視する。
□ 中国共産党党員はマルクス主義の基本原理が永久に論破されることのない科学的真理であると堅く信じ、マルクス主義は実践に従い発展し、絶えず豊かになり発展していると堅く信じ、未だ嘗てマルクス主義を虚ろで、融通のきかない、紋切り型の教条主義だと見做したことはない。マルクス主義は、理論の源泉は実践であり、発展の根拠は実践であり、評価の基準も実践である。如何なる、本に書かれたことにばかり固執し、実践を軽視し、実際の生活からかけ離れたやり方も、成功することはあり得ない。
■ 実践発展永無止境,認識真理永無止境,理論創新永無止境。
・永無止境 yong3 wu2 zhi3jing4 永遠に終わりはない。
ここでも、“永無止境”、永遠に終わりのない行動が三つ、並べられている。
□ 実践と発展に永遠に終わりはなく、真理の認識に永遠に終わりはなく、理論の創造に永遠に終わりはない。
■ 理論創新毎前進一歩,理論武装就跟進一歩,這是我們党加強自身建設的一条重要経験。……(略)…… 全体党員、干部都要把学習作為一種精神追求,深入学習学掌握馬克思列宁主義、毛澤東思想,深入学習和掌握中国特色社会主義理論体系,牢固樹立辯証唯物主义和歴史唯物主義世界観和方法論,真正做到学以立、学以智、学以創業。全党同志特別是党的各級領導干部都要不断提高思想政治水平,堅定理想信念,強為党和人民事業不懈奮斗的自覚性和堅定性,咬定青山不放松,真正做到堅定不移、矢志不渝。
・理論創新毎前進一歩,理論武装就跟進一歩:対句になっている。「理論の創造が前に一歩進む度に、理論の武装はそれにつれて一歩前進する。」“理論創新”と“理論武装”、“前”と“跟”が対になっている。
・学以…… xue2yi3 :学んで……する。……するために学ぶ。
・咬定青山不放松: 清の鄭板橋の詩《竹石》の一節。竹は青山にしっかり根を張って、揺らぐことがない。“咬定”は噛みついたら離れないことで、根がしっかり張っていること。
・堅定不移 jian1ding4 bu4yi2 決意が固く、変わらないこと。
・矢志不渝 shi3zhi4 bu4yu2 志を変えないことを誓う。“矢志”は心に誓う。“渝”は態度や気持ちが変わること。
□ 理論の創造が前に一歩進む度に、理論の武装はそれにつれて一歩前進する。これは我が党が自らの建設を強化する際の一つの重要な経験である。……(略)……党員、幹部全体が、学習を一つの精神の探求であると見做し、マルクス・レーニン主義、毛沢東思想を深く学習して把握し、中国の特色ある社会主義理論大系を深く学習し掌握し、弁証唯物主義と歴史唯物主義の世界観と方法論をしっかりと樹立し、人徳を養うために学び、智慧を増やすために学び、創業するために学ばなければならない。全党の同志、とりわけ党の各階層の指導幹部は、絶えず思想、政治レベルを向上させ、理念、信念を確固たるものとし、党と人民の事業のために弛まず奮闘するという自覚と信念を強め、竹は青山にしっかり根を張って、揺らぐことがないように、真に揺らぐことのない、変わることのない志を持たねばならない。
■ 在新的歴史条件下提高党的建設科学化水平,必須堅持五湖四海、任人唯賢,堅持才兼備、以為先用人標準,把各方面優秀人才集聚到党和国家事業中来。
・五湖四海 wu3hu2 si4hai3 [成語]全国各地。
・任人唯賢 ren4ren2 wei2 xian2 [成語]親戚や縁故でなく、才能だけによって人を任用する。
・才兼備 de2cai2 jian1bei4 [成語]才徳兼備。
□ 新たな歴史の条件下で党の建設の科学化レベルを向上させるには、全国各地で、縁故でなく、才能に基づき人を任用し、才徳兼備であることを守り、人徳を先ず任用の基準とし、各方面の優秀な人材を党と国家の事業に集結させなければならない。
■ 中国特色社会主義道路能不能越走越寛広,中華民族能不能実現偉大復興,要看能不能不断培養造就大批優秀人才,更要看能不能譲各方面優秀人才脱頴而出、施展才華。
・造就 zao4jiu4 育成する。・脱頴而出 tuo1ying3 er2 chu1 [成語]袋の中にある錐(きり)の先が外まで抜け出ることから、才能が全て表に現れること。
・施展才華 shi1zhan3 cai2hua2 すぐれた才能を発揮させる。“施展”は能力や威力を発揮させること。“才華”は優れた才能。
4つの文全てに“能不能”を使っており、「……できるかどうかは、……できるかどうかを見なければならない」という意味を構成している。
□ 中国の特色ある社会主義路線が歩めば歩むほどしっかりしたものになるかどうか、中華民族が偉大な復興を実現することができるかどうかは、多くの優秀な人材を絶えず育成できるかどうかを見なければならず、各方面の優秀な人材を世に出し、優れた才能を発揮させることができるかどうかを見なければならない。
■ 要堅持把干部的放在首要位置,選抜任用那些政治堅定、有真才実学、実績突出、群衆公認的干部,形成以修身、以服衆、以領才、以潤才、才兼備的用人導向。
・真才実学 zhen1zcai2 shi2xue2 [成語]本物の才能と学識。
この文節は、正に“徳”の字のオンパレードです。ここでの“徳”とは、幹部の「人徳」を言うのでしょうが、“三公”問題に代表される、地方の党幹部の腐敗に対する民衆の厳しい視線を大いに意識した発言となっています。
□ 幹部の人徳を最も重要な位置に置くことを堅持し、政治が手堅く、本物の才能と学識を有する、実績の突出した、群衆公認の幹部を選抜、任用し、人徳により人格を磨き、人徳により大衆を納得させ、人徳により人材を導き、人徳により人材を潤し、才徳兼備の任用と指導を行わなければならない。
■ 源源不断培養造就大批優秀年軽干部,是関系党和人民事業継往開来、薪火相傳的根本大計。年軽干部要承担起事業重任,必須牢固樹立正確的世界観、権力観、事業観,做到忠誠党的事業、心系人民群衆、専心做好工作、不断完善自己。広大年軽干部要自覚到艱苦地区、複雑環境、関鍵崗位砥砺品質、錘煉作風、増長才干。
・源源 yuan2yuan2 続々と。絶えず。
・継往開来 ji4 wang3 kai1lai2 [成語]前人の事業を受け継ぎ、将来の発展に道を拓く。
・薪火相傳 xin1huo3 xiang1chuan2 形ある物は無くなっても、精神は不滅であること。学問や技術が代々子孫に受け継がれること。
・崗位 gang3wei4 仕事のポスト。
・砥砺 di3li4 鍛え磨く。
・錘煉 chui2lian4 鍛える。
・作風 zuo4feng1 仕事のやり方。ものの考え方。
・才干 cai2gan4 才能。腕前。
□ 絶えることなく多くの優秀な若い幹部を育成することは、党と人民の事業を前人から受け継ぎ将来に向け発展させ、形あるものはなくなってもその精神を永遠に受け継いでいく根本的な大計である。若い幹部は事業の重責を担うのに、正確な世界観、権力意識、事業観をしっかりと持ち、党に忠誠を誓った事業を行い、心は人民群衆と繋がり、専心してうまく活動し、絶えず自分自身を高めなければならない。幅広い若い幹部は自主的に困難な地域、複雑な環境、鍵となるポジションに赴き、仕事の質を鍛え磨き、ものの考え方を磨き、才能を高めなければならない。
■ 要高度重視并切実做好新形勢下群衆工作,堅持問政于民、問需于民、問計于民,真誠傾聴群衆呼声,真実反映群衆願望,真情関心群衆疾苦,依法保障人民群衆経済、政治、文化、社会等各項権益。只有我們把群衆放在心上,群衆才会把我們放在心上;只有我們把群衆当親人,群衆才会把我們当親人。各級党政机関和干部要堅持工作重心下移,経常深入実際、深入基層、深入群衆,做到知民情、解民憂、暖民心。
この一節では、“民”を多用し、民生重視の姿勢を強調しています。そして、やはりその裏には、不当な土地の収用の禁止など、これまで民衆を苦しめてきた官の暴挙への反省と配慮が見受けられます。
□ 新たな情勢下での群衆に対する活動を高度に重視し、きっちりとやり切らねばならない。政治を民衆に問い、需要を民衆に問い、計画を民衆に問うという姿勢を堅持し、心から群衆の声に耳を傾け、真に群衆の願いを反映させ、心から群衆の苦しみに関心を持ち、法律に基づき人民群衆の経済、政治、文化、社会等の各方面の権益を保障しなければならない。私たちが群衆のことを心に思い描いてはじめて、群衆は私たちのことを心に思い描いてくれる。私たちが群衆を肉親のように思ってはじめて、群衆は私たちのことを肉親のように思ってくれる。各クラスの党の政治機関と幹部は活動の重点を社会の第一線に移し、常に現実に深く入り込み、社会の下層に深く入り込み、群衆に深く入り込み、民衆の実情を知り、民衆の悩みを理解し、民衆の心を温かくする活動を堅持しなければならない。
■ 総之,只要全党同志常懐憂党之心、恪尽興党之責,以更加奮発有為的精神状態推進党的建設,我們党就一定能够gou4更好把握歴史大勢、勇立時代潮頭、引領社会進歩。
・恪 ke4 謹んで。うやうやしく。[用例]~遵 ke4zun1 謹んで従う。
□ まとめると、全党の同志が常に心に党を憂える心を持ち、謹んで党を振興させる責任を尽くし、有為な精神状態をもっと奮い立たせて党の建設を推進しさえすれば、我が党はもっと良く歴史の大勢を把握し、時代の潮流の先頭に勇んで立ち、社会の進歩を導くことが、必ずやできるだろう。
(以下続く)
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