今回も、前回に続き、《人民網》からピックアップした単語をご紹介したいと思います。このことば、中国語で何と言うの?と、まあ頭の体操のつもりでお楽しみください。
“TPP”とは、“Trans-Pacific Partnership”又は“Trans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement”の略称とのことです。 実は、中国語でも、通常は“TPP”と略して書いてしまいます。日本語との違いは、英語の “trans”と “partnership”の訳し方の違いによるものです。
ハイブリッドカー(“混合動力汽車”)が一歩進化し、家庭の電源コンセントから充電できるようになりました。
スマートフォンは一般に“智能手机”と訳されています。“操作平台”はOS(Operating System)ですね。
今や、「オレオレ詐欺」も、国を跨いで行われる時代になり、中国から日本へ、更にタイやフィリピンから中国や台湾に対し、電話、携帯、ネットなどを使った詐欺が行われる時代になりました。
最近は、国際的に、犯罪者の引き渡し条約を結ぶ国が増えたので、例えば、タイを拠点に、中国で詐欺行為を行い、国際捜査の結果、逮捕されると、中国などへ送還されるようになりました。
“引渡”と日本語そのままですが、これは実は、元の日本語をそのまま中国語に導入したためです。
実は、中国語の中には、数は少ないですが、日本でいう「外来語」、外国語をそのまま音訳した言葉もあります。
次に、うまい訳だなと思った言葉をひとつ、ご紹介します。
おしめは、辞書を引くと、“尿布”が出ています。紙おしめを“紙尿布”と表すよりも、“尿不湿”の方が、商品の特徴を実によく表していると思います。「おしめをする」というのは、「下に当てる」というニュアンスで“墊”を使うんですね。
おしめが出たついでに、家庭生活関係のことばを二つ、ご紹介します。
“胎”は量詞で、出産の回数を表します。“二胎”は正確には“第二胎”と言います。「第一子」のことは、“頭胎”と言います。それにしても、こういう表現というのは、実に即物的ですね。
今回は、以上で終わります。
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