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卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

横のつながりを深める 保育園編93 ~研修の成果~

2018-08-15 09:55:05 | ビジネス
横のつながりを深める 保育園編93 ~研修の成果~


いよいよ最後のワークとなった。

星野からは以下の課題が出された。

「保育力を浸透させる為に必要な事を具体的に進めていきましょう。具体的とは、数字や状態が目に見えて理解出来る状態を示します。お手元の模造紙に【保育力】を高める為の施策を時系列(ステップを踏んで)で作成してみましょう。」

全員で模造紙に向かい合った。

模造紙に記載するやり方は、後に他の保育士に説明する際に役に立つためである。

小沢、松本、沢登、大木、田村を中心にして、話し合いが進められた。

小沢が口火を切った。

「前に星野先生がまとめてくれた保育力に関する資料があったよね~」

「それを参考にして、より具体的に進めて行く感じでいいかしら~」

「いいね~」

お互いが顔を見合いながら、ワークが進められた。

松本が沢登に質問した。

「沢登先生は保護者とのコミュニケーションもばっちりだから、教えて欲しいんだけど、みんなが何をどのように意識していけばいいのかな~。それとそれを測る指標のようなものってあるのかな~?」

「そうね~。難しいわね。」

「でも、コミュニケーション能力ってその場その場だけで発揮するものでは無いと思っているのね。普段の接し方がとても大事な事だと思うの。」

「だから、普段のたわいのない会話をすごく大切にしているんだ~」

「今日も暑かったですね~とか、毎日お仕事お疲れ様ですとか、そういった声かけをこちらからするようにしているんだ~」

「でも最近は親がお休みでも保育園に子供を預けるじゃない~?」

「私はあれってどうかと思うんですよね」

大木も話に入って来た。

小沢は話がそれそうな感じがしたので、大木に話を振る事にした。

「大木先生は今のお話にどう思いますか?」

「親も疲れているので仕方ない事だと思うな~。だって、私たちは親にとっての良きサポーターって立場もあるじゃない。そりゃーこっちも子供が多いと色々と大変な事が増えるけど、それが仕事だと思えば、やってやれない事はないじゃない。」

「そうよね~。」

「うまく保護者とコミュニケーションをとっていくには先手必勝って感じですか~」

松本が話題を戻した。

「だとすると、保護者にも愛情を表現する保育園って事になるのかな~」

一同、顔があがり一斉に感嘆の言葉が出た。

「お~松本先生すごい!」

星野も拍手を送った。

(続く)


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