教科書に載っていない良い職場とは その151 【自由裁量権は環境を用意出来るリーダーの元で】

教科書に載っていない良い職場とは　その151　【自由裁量権は環境を用意出来るリーダーの元で】


今回のブログのテーマは『自由裁量権は環境を用意出来るリーダーの元で』です。

リーダーシップの取り方には大きく分けて２つあります。
命令志向型と自由裁量型です。
本日はそのどちらを採用するかはリーダー次第ですが、環境を用意できるか否かで判断して下さいという事を解説して行きます。

さて、言いつけ通りに動いてくれるチームを率いるのは簡単です。
その理由はなぜでしょうか？
それは、命令指向で自由度の低い会社が利益を生み、手間がかからず、さらに大半の経営者やリーダーが自分と違う選択肢が有力であると示される事を恐れているととも言えます。

何かを実行する理由をチームに説明しなければならないとしたら、さらに、その行動が正しいかどうかを議論する必要があるとしたら？彼らが反対したら？やりたくないと言ったら？間違えれば、愚か者に見られるのではないか？有能な人材は自由度をより求めるはずです。
そうグーグル社員のようにです。
グーグルが凄いのは、初めから命令志向の組織を否定して来たという事です。

グーグルは最高の人材を求めるという中で、何が最高の人材にとって働きやすい職場であるかを非常に考えられているという事です。
それは、まさしくグーグル哲学のようでもあります。最近は、社員に自由裁量権を与えるべきとの声も少なくありません。しかも、世の中で自由裁量権を与えている会社程、会社規模が拡大しているという事実もある事からますますそちらの方向に世論が傾きそうです。
やがて、従業員がその事を会社評価に加えてくるでしょう。
一方でこのような行動志向もあります。
社員は上司を喜ばせたがっているという事です。
上司の顔色を伺い普段過ごしている事は我々は日常の中であると思います。そういった意味でも管理される事に一定の効果もあります。
こういった不満を聞いた事がありませんか？
「うちの上司は私の仕事ぶりを見てくれない」
まさしく、上司に依存している状態であるとも言えます。
このような職場に自由裁量権を与えた所でうまくいかないと思います。
今まで通りにしておく事をお勧めします。
さて、テーマである「自由裁量権は環境を用意出来るリーダーの元で」ですが、ここまで説明してくればなんとなくご理解いただけると思いますが、やはりリーダー次第となってしまうのです。
少なからず、今後の就業環境を考えた場合、職場の自由度は確実にあげて行かなければ雇用を維持できません。
少しずつ準備は始めた方が良さそうですね。



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