おや? なんだろう? おもしろいね~ と自然に笑顔になり、楽しんで取り組みたいですね。 まさしくそれは彩りですね!!

卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

「報連相」はもともと持っていた能力です

2013-07-21 07:06:17 | コミュニケーション
少年サッカーの指導の中でもそうであるし、自分の子育ての中でもそうであるように、もともと我々は「報告・連絡・相談」をする能力を持っていたのです。

それもかなり高いレベルでです。

小さい頃、我々は地域のおじさんやおばさんとの交流が多くありました。そして会話の中で、最近会った出来事、まさに今日の出来事などを話していました。

おそらくほとんどの場合、自分はこう思ったと話をしていました。

「今日○○君と喧嘩したの」

「あら~それは大変だったね~」

「先生が来て、喧嘩が終わったの」

「それで」

「それでね、仲直りしたの。やっぱり仲直りした方がいいね~」

「それで」

「今日これから○○君のうちでファミコンするんだよ」

このように話が展開された場合、近所のおばさんの傾聴のスキルが高ければ、もっと多くの事を引き出す事が可能だったと思います。

「それで」とせずに、「先生は怒ったの?」「よく喧嘩が終わったね~」「仲直りしたんだ~」と相手が話した言葉をバックトラックするともっと話がはずんだはずです。

少なくとも、幼い頃に「自己重要感」をのコップはかなりカラカラとなっています。

まわりから満たして欲しいと思う事の方が多いのです。

ですから、誉めて伸ばすなんて事が有用だと言われているのです。

(※ただ誉めればいいのではないんですよ。意識の5段階に注意して適切にタイミングを見て、ストロークを与える事が大切なんです。)

その為の「報告・連絡・相談」なのです。自分に興味を持ってもらいたい。誉めてもらいたい。そう潜在的に思っているからこその行動となっています。

ではなぜ成長とともにその行動は影をひそめてしまうのでしょうか?

成長段階のどこかで、報告・連絡・相談をしなくなる年代があります。

そうです「反抗期」「思春期」を経る段階で、多くの方々が「報連相」レベルが低下してしまいます。

その時期に適切なストロークも受けなくなると、そのまま成長し、本来すばらしい「報連相」が出来ていたものを自ら無くしてしまっているのです。

ですから、「報連相」に課題を持っている社会人は過去を振り返ると、適切なストロークを受けていない事が多く、社会での適用が難しくなっているのです。

では、克服する為にはどうするか?

青年期に対する周囲のアプローチは重要な要素となりますが、社会に出てからは本人だけではなかなか課題を解決するのは難しいと思われます。

それは、ストロークや自己重要感と密接な関係があるからです。

ビジネス上での解決の道筋としては上司や同僚にも協力してもらい、グループで「報連相」レベルを高めていく取り組みが重要です。

そういった環境作りが恒常的に「報連相」レベルを上げていく素地となる事でしょう。

上司が部下に一方的に「報連相」に課題がある、改善するように!!と言うだけで改善する事がほとんどないのは、個人の能力だからと思いこみ過ぎているからです。

個人の能力に変わりがないのですが、自助努力だけで向上するものではない事を上司や周囲の方がわかっていない事が、ますます成長を阻害してしまっているのです。

もともと持っていた能力のはずですから、うまい切欠があれば覚醒するんだと思いますよ。



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影響力の源(続く2)

2013-07-20 06:56:46 | コミュニケーション
さて、ビジネスの世界において影響力が大きいと何が良いのでしょうか?

あらためてお話する事ではないのかもしれませんが、その重要性を再認識するのに振り返っておきましょうね。

人は自分のコップ(重要感)を満たしてくれる方に好意を寄せます。

その結果知らず知らずの内にコップを満たしてくれるあなたは、まわりからも高く評価されます。

つまりモチベーションを高めてくれる存在となりうるのです。

そういった方が側にいるかいないかで、まわりの方々はビジネスの成果が変わってきますから、必然的にあなたのポジション(役職的ではありませんよ)は高まるのです。

しかし、それらの事は普段からまわりの方々が意識をする事でななく、その場面場面でストロークを感じ、重要感を満たしてくれるあなたの存在に感謝するのであって、無意識の結果なんです。

ですから、まわりの方々はあなたのも救いを求めているとか、そういった事ではありません。

普段のあなたの振る舞いが周囲の方々に良い影響を与えているだけなのです。

そういえば、意識の5段階にはふれていなかったですね。

どんなところを意識して相手に関わればよいのか?そういった事を知っているか知らないかで、相手と良いコミュニケーションを構築する上では重要になってきます。

意識の5段階は、1、セルフイメージ、2、理念・思想、3、能力、4、行動、5、みため・しぐさなどといった要素で構成されています。

相手の中で1が一番重要だとしているところとなります。

ですから、しかる時にも注意が必要となります。コミュニケーションを高める為には「褒めるとしかる(指摘する)」が適度に必要なのです。

いきなりセルフイメージのところでしかってしまっては、「あなたはダメです」となってしまいます。

そうではなく、「あなたはよく遅刻をしますね。あなたの遅刻でどれだけ迷惑をかけているか考えて下さい。私はあなたの遅刻をする行動がダメだと思います」

ダメなのは、あなたでは無く、遅刻だと言う事をはっきりと示す事がミソなんですね。

ビジネスの上でこのような関わり方をしていく事で、お互いのラポールが形成されていくものと思います。

あなたが影響力を高めることで、周囲の良い成果を導き、モチベーションを高め、あなたも自身も大きく成長するはずです。

ビジネスの世界では特にこういった事をリーダーシップと呼ぶことがあります。

あなたは周囲からもそういった影響力を感じながら、自分のビジネスキャリアパスを構築する事が出来るのです。
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影響力の源(続く)

2013-07-18 05:02:52 | コミュニケーション
(続く)

注目の事はストロークと言う事は以前にふれましたよね。自信がないので、少し説明しておきますね。

5つのストロークがあり、建設的な3つなストロークと非建設的な2つのストロークがあります。

まず建設的なストロークは行動に対する、肯定的な条件付きストロークと存在に対する、肯定的な無条件なストロークがあります。

具体的に言うと、行動に対してGOODと伝える、存在に対していいねと伝える、そういったストローク(注目)を多く与える事で影響力を保ち続ける事が出来るのです。

保ち続ける事とは、貯蓄し増えていくものでは無いという事を表しているのです。

ですから、このストロークは日々減少していく事になります。

3つ目の肯定的なストロークとは、行動を否定するのですが、建設的な方向を示す事になるので、建設的なストロークとなるのです。

普段の建設的なストローク数でこのストロークは決まると言われていますね。

一方、非建設的なストロークは相手の行動の否定、存在を否定する行為(無視などがそれにあたるでしょう)などがあります。

このストローク(注目)は未来に向かって建設的になることはありません。しかし、我々は多くの場面でこういった非建設的なストロークを発信しているものなんです。

それも無意識的にです。ですから、意識的になる事で、この点でも影響力を与える人と成りえる可能性があるのです。

そして、「自己重要感」です。

人は誰もが自分の事を重要だと思いたい。また他人からも重要(必要)だと思われたい。そういう生き物です。

この自己重要感を良くコップに例えられ説明されているので、そうしましょう。

自己重要感のコップは、いつも満たしたいと思っています。自分だけでは満たす事が出来ないのが特徴です。

そうです。他人からも満たしてもらわなければならないのです。

自分で満たせる事は、目標を自分で立てて達成出来た時、自分へのご褒美に高級時計を買った時などがそれにあたり、他人で満たしてもらうという事は、その目標を達成した努力を見ていてくれた事、頑張った事を周りが評価してくれた時に自己重要感が高まるのです。

この自己重要感もストロークの具体的な行動と考えればそう考えられます。

ですから、他人に影響力を持つと言う事はまわりにどれだけ関心を持てるか?

適切なタイミングで周りの方に関わる事が出来るか?

適切な言葉や態度で関わる事が出来るか?

そういった事が影響力に対しては大きな要素となる事がわかります。

(続く)



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影響力の源

2013-07-17 08:12:26 | コミュニケーション
周囲への影響力について、紐解いてみたいと思います。

皆さんのまわりにも、必ずそういった方がいらっしゃると思います。

なんだかわからないけど、あの人の言っている事は正しそうだ!

どこに行けばいいか迷った時に最後に決めてくれる人は彼だ!

彼は言葉だったり、振る舞いだったりが周囲に影響を与える事が多いなあ~。

人それぞれがそういった感覚で周囲の方とコミュニケーションをとっていることが少なくありません。

しかし、いつもはあまり深く考える事が無いので、スルーをしてしまうのだと思います。

今日は、こういった影響力を考えて行きましょう。

文字通りなのですが、権力やお金にモノを言わせる影響力の事をここで申し上げる気は毛頭ございませんので、よろしくお願いします。

影響力を言い換えると、どんな言葉が妥当なのでしょうか?

リーダーシップは結構しっくりくる言葉かな~と思います。

示された影響力に対して、良い印象があれば従います。これはリーダーシップにおいても同じ事が言えそうです。

では、なぜ影響力を持ち得るのでしょうか?

先程ふれた権力やお金に影響を受けるのではなく、それを発している人物にどうやら関係がありそうです。

注目されたいと人間は渇望しているのですから、あなたにスポットをあててくれる方はあなたに影響力を持つのだと思いませんか?

(続く)
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ペーシングの深さ (続く)

2013-07-16 06:51:24 | コミュニケーション
恐らく、普段のコミュニケーションのペーシングにおいての積み重ねはストロークと大きな関係性があります。

ストロークは「注目」の意味です。

そして自己重要感へとつながっていきます。

ストロークを多く与える(提供)事で、俄然、周囲の人の対応は変わってきます。

それだけ人間は注目されたいのです。

ウイリアムジェームスは次のように言っています。

「人の持つ感情のうちで最も強いものは、他人に認められることを渇望する気持ちである」

そこに着目出来れば、皆さんは影響を与える側になる事になります。

さてなぜ普段の些細なペーシングが自己重要感に影響力を与える上で違和感を生じさせてしまうのでしょうか?

単に意図的と捉えられがちという事です。

つまりなにか裏があるのではないか?と感じさせてしまうのです。

そうした事が違和感を感じさせてしまうものと思います。そのような影響力では決して建設的にはならないと思います。

ですから、普段からご自分のコミュニケーション力のトレーニングの意味でも、ペーシングは必ず実行されている事をお薦めいたします。

人はひとつの事に集中出来る動物ですが、同時に複数の事を意識するといずれかがおろそかになってしまうものです。

しかしコミュニケーション力の向上においてはそのいくつかの要素に意識をし、同時に行っていく事が重要です。

ミラーリング、バックトラッキング、を活用しながら、基本的なペーシングを全てに意識し、コミュニケーション上手になりたいものですね。

最後になりますが、ペーシングには終わりはありませんから、日々様々な学びがあるかと思います。

そういったひとつひとつの経験が我々をまたひとつ成長させてくれていると実感したいものですね。



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