屋久島のクチジロ見聞録(2000年5月)
石鯛師なら1匹は釣りたいと思う、クチジロ
写真では何度も見てきたが実物にお目にかかったことがない、そのホワイトマスクの
住む屋久島に釣りに行ってきた。
大阪を早朝に出発すると、昼過ぎから竿を出せるという飛行機利用での釣行は大変時間が
短縮できるので、ありがたいものです。同じクラブのベテラン石鯛師の吉岡氏に誘われて
来たこの島には、30年ほど前に、仕事の関係できていたが、そのころに竿を担いでいってたら
クチジロも思う存分に釣れたであろうが、当時は釣りを始めたばかりで、ましてやまだ
サラリーマン時代の事、設計の仕事で、サトウキビの工場建設の現場に行くのに
釣り竿を持っていく余裕はなかった。
一般的には、屋久杉、縄文杉で大変有名な島でもあるが、底物師にはクチジロの事しかない、
10年ほど前にはオオカミともいわれたシマアジの大型で沸いたことも在った。
聳え立っている山山で形成されたこの島は残体が丸い感じの島で、少々の風が吹いても
何処かで竿が出せるという。
曇り空の中、屋久島空港に出迎えに来てくれた吉岡氏の知人との挨拶もそこそこに、今夜から
泊る民宿の方が置いてくれていた、軽自動車に荷物を積み込んで,民宿の、さかせ川さんへと
急いだ、そして、送っておいた釣具とエサなどを点検して明日からの釣に備えた。
今回のエサは長崎の丸正さんに頼んでウニを送ってもらったが、半分ぐらいは死んでいて
つかいものにならなかった、時間的にはそんなにかからないと思っていたのだが・・・