Episode2 エサの変遷
石鯛のエサなどはあまり初期と変化が少ないように思うが、ヘラブナなどは毎日のように変遷している。それを状況に応じてうまく使い分ける釣り人が名人に近くなる。当然であるがエサは魚との接点であることに古今変わりはない。
グレ釣のエサも色々と変化してきた。一貫してエビやアミエビ類が牽引してきたと思われる。長い間琵琶湖産のエビ(通称コサン)が撒き餌さであり刺しエサであったが、今はほぼ100%がアミエビとオキアミである。撒き餌に使う添加剤は当初米ぬかであったりしたが、マルキュウさんなどがヘラブナのエサからグレ用の添加剤も販売するにしたがって爆発的に一般化した。今でも一部で冬季は本来のグレの食性である海藻を使って大型の口太グレを狙う釣り人がいるが、年中添加剤とアミエビ、刺しエサのオキアミが一般的になっている。本来夏場はフナ虫などを食していたであろうグレが生息環境には存在しないオキアミを喰ってくるのは今でも何だろうと思うことがある。
同じようにチヌのエサも非常に不思議である。本来岸壁や磯などのエビや貝類やカニなどを食していたはずであるが、オキアミを食するのはまだ理解できるとして、比較的昔から使われているサナギや黄色いコーンでよく釣れるのはなかなか理解を超えている。
もっと驚いたのは岸壁の落とし込みをやっている人の刺しエサがプラスティックの貝に黒く着色したものであったり、イミテーションのカニや樹脂製の虫類だったりすることである。
エサはこのように時代と共に変化を遂げている。
石鯛のエサなどはあまり初期と変化が少ないように思うが、ヘラブナなどは毎日のように変遷している。それを状況に応じてうまく使い分ける釣り人が名人に近くなる。当然であるがエサは魚との接点であることに古今変わりはない。
グレ釣のエサも色々と変化してきた。一貫してエビやアミエビ類が牽引してきたと思われる。長い間琵琶湖産のエビ(通称コサン)が撒き餌さであり刺しエサであったが、今はほぼ100%がアミエビとオキアミである。撒き餌に使う添加剤は当初米ぬかであったりしたが、マルキュウさんなどがヘラブナのエサからグレ用の添加剤も販売するにしたがって爆発的に一般化した。今でも一部で冬季は本来のグレの食性である海藻を使って大型の口太グレを狙う釣り人がいるが、年中添加剤とアミエビ、刺しエサのオキアミが一般的になっている。本来夏場はフナ虫などを食していたであろうグレが生息環境には存在しないオキアミを喰ってくるのは今でも何だろうと思うことがある。
同じようにチヌのエサも非常に不思議である。本来岸壁や磯などのエビや貝類やカニなどを食していたはずであるが、オキアミを食するのはまだ理解できるとして、比較的昔から使われているサナギや黄色いコーンでよく釣れるのはなかなか理解を超えている。
もっと驚いたのは岸壁の落とし込みをやっている人の刺しエサがプラスティックの貝に黒く着色したものであったり、イミテーションのカニや樹脂製の虫類だったりすることである。
エサはこのように時代と共に変化を遂げている。