佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

釣り界・安全な釣りのために・その4

2009-04-14 17:11:17 | 釣り界の歴史
大阪市がまとめた意見公募の内容(意見受付件数1385件)
(立ち入り禁止に対しての意見です)

賛 成・・・・・・・・・・・・・・・・ 18件・0.6%(比率)
釣り継続を要望するもの・・・・・・・・750件・26.1%
自己責任を主張するもの・・・・・・・・276件・9.6%
一定のルールを決めて認めて欲しい・・・244件・8.5%
釣人のマナーの問題を主張するもの・・・218件・7.6%
危険だからと禁止にするのはおかしい・・170件・5.9%
経済的な影響、効果を主張するもの・・・143件・5.0%
管理のあり方に対する主張するもの・・・132件・4.6%
利用する権利があると主張するもの・・・124件・4.3%
その他・・・・・・・・・・・・・・・・804件・27.9%

合計                 2879件・・100%

※1件で複数の意見を主張しているものは重複カウントしている。
※端数処理のため合計は合わない。

意見を公募してはまとめるのは大変だったと思いますが、担当の方には仕事とはいえありがとうございますとお礼を申し上げます。

その他の意見が804件もあるのですが、その内容は下記です。

特に理由の明記のない反対意見
釣り公園整備を要望するもの
実効性がない、逆効果であると主張するもの
海に親しむ機会が減少すると主張するもの
安易な立ち入り禁止は行政の責任放棄とするもの
具体的な場所の開放などを求めるもの
フェンスの設置や巡回などは税金の無駄使いとするもの
他港にも立ち入り禁止の動きが波及することを懸念するもの

以上がその他の意見となっています。

今回の立ち入り禁止に関して私たち団体への大阪市からの「概要説明」があります。

(1).港湾作業、荷役に支障を及ばす場所については立ち入り禁止が不可欠である。

(2).渡船で渡している防波堤については危険な場所である。管理者として立ち入りを認めるためには「通常有する安全性を欠いていない」ことが前提となり、何らかの形でそれが実現されないと開放はできない。具体的に色々とご提案をいただきながら可能性を探っていきたい

(3).一般の釣人に対して自己責任や安全の意識を啓発するのは難しい問題であるが、どのレベルまで安全確保するかとあわせて、具体的に色々とご提案をいただきながら考えていきたい。

(4).緑地は釣人以外の一般の人とのトラブルが問題となるために、そちらの意見も踏まえながら検討する必要がある。

今後の検討内容について大阪市はこのように考えておられます。

大阪港を利用される事業者、海辺に親しまれ、また趣味を楽しまれる来訪者、来訪者に対するサービス提供等事業活動を展開されている事業者、周辺に居住されている市民など、関係する方々がそれぞれの立場で共存し、協働して、親しまれ使い勝手の良い港として発点させていけるよう、次の視点から立入禁止区域の指定について検討する。

下記は港湾施設の立入禁止区域の指定に関わる検討会の委員さんの氏名です。

浦田萬里(女性) 弁護士(万理法律事務所)

加藤邦生(男性) 大阪港運協会 専務理事

中野正子(女性) 大阪市地域女性団体協議会 副会長

野呂 充(男性) 大阪大学大学院高等司法研究科教授

来田仁成(男性) 全日本釣り団体協議会 専務理事、日本釣振興会 常任理事

メンバーはこのように発表されましたが、2回目からは、委員長代理である浦田萬里さんが、なぜか辞任されておられます。

第1回目は、紹介とこれまでの経過と今後の検討内容とスケジュールの打ち合わせで終わりました。
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釣り界・安全な釣りのために・その3

2009-04-13 18:57:13 | 釣り界の歴史
大阪湾立ち入り禁止については第2回目のことを先に書きましたが、初期の詳細が書かれてないとのことで、少し戻りますが書いておきます。

経過として、平成19年8月25日・・・大阪湾、北港夢洲に渡船にて、ある一人の釣人がチヌ釣りに行きました。船に積んである救命具を着用して「夢洲2コーナー」で降ります。 風が強くなったので仲間と「夢洲・サンバシ」に移動したのち、仲間が帰ったのですが一人残って釣りをしていて転落死亡されました。誰もいない独りでの釣りだったのでどうして落ちたのかは分かりません。

平成20年2月29日・・大阪市港湾施設条例の改正について、議会に議案提出平成20年3月14日・・事故者の両親が、大阪市、大阪府、渡船業者を提訴 平成20年3月18日・・条例の改正について議決平成20年4月 1日・・改正条例の施行 大阪市は、提訴されたことにより大阪湾釣り禁止の条例を設定することにしました。

ただこの時点においては市長の了承は取れてなくパブリックコメントを実施、施行するとの事。 平成20年8月27日・・立ち入り禁止区域の指定(案)について意見公募平成20年9月26日・・意見公募終了 平成20年9月22日・・意見公募終了以前に大阪市港湾局、局長の川本清様あてに(財)日本釣振興会大阪府支部長、横倉康幸氏からお願い書を(大阪府釣り団体協議会も賛同して)提出しております。

平成20年9月27日・・大阪府会議員(横倉日本釣振興会大阪支部長)、大阪市会議員(権世幸蔵)(おくの正美)(永井啓介)の3氏、立会いの元、釣り関係団体者らが出席して大阪市港湾局長ほか港湾局関係者に意見交換会のお願い書を提出、平成20年10月3日・・定例記者会見に於いて市長が「立ち入り禁止地域の指定見直しを含め市民の意見を尊重すべき」との内容を発表しました。

平成20年12月 2日・・港湾局と釣り団体との協議が大阪ATCビルの40階の会議室にて団体側11人、港湾局側人とで話し合いました。(内容については、大阪府釣団体協議会のレポート参照。) 平成20年12月16日・・大阪市長が検討会を来年1月から7月まで開く事を発表、メンバーは学識経験者、港湾関係者、釣り団体などです。
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釣り界・楽しい仲間・その5

2009-04-13 15:26:02 | 釣り界の歴史
私が石鯛釣りと同じように一時追いかけたものがありました・・・と言えば口の悪い仲間は「小指に狂った?」と言うでしょうが、残念でした違います。

相手はヒラマサでした。昭和56年前後はこの魚に友人と二人して狂いました。その時の相棒が今は豊中で活け魚の料理屋さんをやっている中谷清冶氏。

いまもいい男ですが、当時は本当に男前でよくもてたことでしょうが、そちらの方はあまり知りません。まぁ、魚には良くもてました。

この当時、南紀から紀東にかけてヒラマサがよく釣れました。最近でこそ、磯から釣れたとの話はあまり聞きませんが、一時はブームとなりました。2人でオリトという磯に上がった時など、30人に1匹と言う確率の中、偶然にも一人一匹ずつ釣れて鼻高々で帰ったこともありました。

車を飛ばして名古屋まで行き、そこから八丈島まで何回も行きました。何度も行くうちに地元の人とも仲良くなって楽しい釣りができました。

彼はもともと果物屋だったのですが、何を思ったのか鉄板焼きの特大のお好み焼きを始めて評判になりました。また、タコを水槽で飼い、その生タコの足をスライスし、独特のタレをかけて食べさせるのです。これがまた美味い!。

その後、活け魚の料理屋を始めてから磯に行くのを止めてしまいました。今は神戸港の主のような存在で、独り釣り歩いて神戸港を知り尽くしています。

人が釣れないとぼやいている時でも、彼だけは何か釣っているから不思議です。店が休みの水曜日は神戸の波止にいます。どこかに良く似た人もいましたが、この人も雨が降っても真夏の暑い日でもどこかで竿を出しています。

店は豊中市役所を東に行った服部緑地の近所で、「吉野」の看板が上がってます。高級な食材ばかり使って、本当に美味しいものを出しています。
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楽しいリズム-2

2009-04-12 10:29:09 | 趣味

その昔、1956年に雑誌プレイボーイが催した「弟1回ジャズ人気投票」で選ばれた人たちを集めたレコード「プレイボーイ・ジャズ・オールスターズ」がありますが、その時のメンバーを列記してみます。

リーダー
スタンケントン・カウントベイシー・ルイアームストロング・デュークエリントン・ベニーグッドマン

トランペット
ルイアームストロング・チエットベーカー・ディジーガレスビ

トロンボーン
JJジョンソン・ケイウインディング・ジャクテイガーデン

アルトサックス
ポールデスモンド・バッドシャンク・ジョニーホッジス

テナーサックス
スタンゲッツ・チャーリーベンチュラ-・レスターヤング

バリトンサックス
ジエリーマリガン・ハリーカーネイ・バッドシャンク

クラリネット
ベニーグッドマン・バデイデフランコ・ジミージュフリー

ピアノ
デイブブルーベッグ・エロールガーナー・ジョージシャーリング

ギター
バニーケッセル・サルサルヴアドール・ボーディッドリー

ベース
レイブラウン・オスカーピーターソン、エロールガーナー

ドラム
シェリーマン・ジーンクルーパー・バデイーリッチ

ヴァイブ
ライオネルハンプトン・ミルトジャクソン・ドンエリオット

男ヴォーカル
フランクシナトラ・ナットキングコール・サミーデビスJR

女ヴォーカル
エラフィッジェラルド・ジユーンクリステイ・クリスコナー

コンボ
デイブブルーベック・モダンジャズカルテット・ジエリーマリガン

と日本でも良く知られた方が多く入っています。

この当時、人気のナンバー1のメンバーによるレコードが1957年版、1958年版と2枚組みとしてありますが、その後発売されたのかは分かりません。

1957年版の人気1位によるメンバーの演奏

ルイ・アームストロング(ニューオルリンズを忘れない)
ジャク・テイガーデン(ロッキンチェアー)
ベニー・グッドマン(仏陀のほほえみ)
ライオネルハンプトン(デイト・ウイズ・オスカー)
フランク・シナトラ(ルック・アット・ミイ・ナウ)
エラ・フィッジェラルド(あなたに夢中)
JJジョンソン(わが恋はここに)
スタンゲッツ(ブルース・フオア・メリイ・ジエーン)
レイ・ブラウン(ベース・ボール)
シェリー・マン(ソフィスケィテッド・ラビット)
バーニイ・ケッセル(恋のプレイボーイ)
等、1958年版の人気1位によるメンバーの演奏

エロール・ガーナー(モロッカン・クォーター)
バーニー・ケッセル(タイム・リメンバード)
チェット・ベイカー(ソニー・ボーイ)
ジェリー・マリガン(粋な噂をたてられて)
コールマン・ホーキンス(ブルース・フォア・レーン)
デイヴ・ブルーベック(トゥ・スリーピー・ピープル)
ポール・デスモント(ジャズァベル)

以上、懐かしい曲が入っていますが、一部YouTubeで見られますので下線のある演奏家の名前をクリックして下さい。「楽しいリズム1」のアームストロングも同様です。

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小西和人氏の思い出

2009-04-10 10:05:40 | 釣り界の歴史
小西和人氏・・・釣り界でこの方ぐらい幅広い活動をされた方も少ないのではないでしょうか。

亡くなられてもう3ヶ月になります。前に書きましたが、この4月26日には偲ぶ会が新大阪のワシントンホテルで行われます。

お付き合いさせてもらった範囲で小西さんのことを書かせていただきます。
私が知り合ったのは、週刊釣りサンデーの社長の時で、色々な釣りの遠征をしている頃でした。

全関西磯釣連盟の立ち上げから副会長として活躍されておられましたが、昭和44年に全日本サーフキャスティング連盟の会長に就任されて、全関西磯釣連盟を辞任されました。

大阪から四国に渡って磯釣りを発展させ、香川県釣団体協議会会長の松原剛氏は、「磯釣りは徳島から小西氏によって香川に伝えられた、そして高松磯釣クラブは、小西さんが香川で作った磯釣クラブ第一号である」と書いています。

小西さんが一躍有名になったのは「渚を取り戻そう」との市民運動でなかったのでしょうか。海浜があちこちと埋めたてられ渚がどんどんなくなっていく。海は誰のもの?から始まった運動、釣人はこうした事をもっと考えなくてはなりません。

釣りサンデーが廃刊になる時期いろんなことがあったようで、当時、解説をしていたサンテレビのビッグフィッシングを辞める前にケアンズにご一緒しましたが、その頃から足の方は少し悪かったようでした。

昨年末、あちこちと一緒に釣り歩いた吉田正則氏に連れてもらって韓国に行かれましたが、それが最後の釣りになったようです。

「自然を守ろう、釣りは楽しく」という言葉を残して旅立たれました。
ご冥福をお祈りします。
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