石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

稲刈りの様子

2018年09月25日 | 田んぼ・お米作り講座
今年は例年よりもお米の花が1週間以上早く咲きました。そのため刈り取りもいつもより早めに行いました。

稲刈りにはコンバイン・乾燥機・ワラカッター…機械がたくさん登場。1年に1回使用するだけなのになくてはならないもの。大規模農家ではないのに、機械は一通りないと困るのです。近隣との共有使用や農協の貸し出しもありません。農家が少ないので各農家で所有していないと作業ができない状況です。
我が家も父がバリバリ働いていた時は、稲刈りは1条刈りの手押しの機械。刈り取りだけでも時間がかかるので数日の作業。結束された稲束は竹を切ってかけ干しに掛けて乾燥させます。人手も多く必要です。かけ干しは大風が吹くと倒れてしまったり、(今だにパイプでも倒れることがありますが)また倒れて大雨で水を含んでしまうと掛け直しは更に大変。父も作業がだんだんと大変になってきたころ変革です。今では昔ながらの天日干しもわらを乾かすために必要な分だけになりました。稲刈りと同時に脱穀を行い、お米は乾燥機で水分調整をしてしまいます。この数年は機械化され苦労がかなり減ったと思います。天候が不順な昨今は、いつ稲刈りをしようかと気をもむこともなく今年も23日の日曜日の晴天と月曜日の薄曇りの中稲刈りを終えることが出来ました。

今年もまた大勢の方に手伝っていただきました。機械がそれぞれの場所で同時進行するので、人も必要です。またトラブルもありますが経験するたびに慣れてきました。今年も燃料を間違えるという大失態・・・(燃料は機械によってガソリン・軽油・灯油・混合という4種類あるので思い込みで間違えてしまった)来年はトラブルが減るように記録して反省です。

まだもち米が残っています。6日お米つくり講座の方たちの稲刈り分です。どうぞ、鎌の作業ですので気を付けて体験してください。
詳細は9月4日のブログをご覧ください。
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秋野菜の植え付け開始

2018年09月19日 | 高齢者体験農園・三世代農園
9月に入り秋野菜の苗や種まきの講習会を行いました。例年は講習の時期に合わせて白菜やブロッコリーなど種から育てた苗を講習で利用するのですが、夏の暑さと管理の失敗を恐れ今回は購入苗です・・・。

まだ暑さも続き害虫も油断できないので寒冷紗は絶対。秋からの初心者さんたちも数名加わりました。畑の作物は足音を聞いて大きく育つと言われています。足を運べば病気や害虫の発見も早く対処ができるからでしょう。

植付けしてから10日ほどで白菜も葉を広げしっかり一回りくらい位は大きくなりました。

今年から農園を利用してくださる方で子どもたちが野菜をすごく食べるようになったと教えて下さいました。私も大きくなり過ぎたキュウリを丸かじりしている利用者さんの子どもたちを見かけ「野生児だね~。いいね~」と思う場面に何度も遭遇。きれいにお皿の上に切ってあるキュウリよりもきっと美味しく、育つ過程を見ている自分の畑の作物だから食べられる大きさになったことも嬉しい。畑に来て色々動くからお腹もすくし食べたい衝動に駆られるのでしょう。とっても健全だと思います!

この夏の暑さの中、草むしりの苦労も大変だったと思います。むしっても、むしっても1週間ときれいさが保たれない・・・・。自分の区画外もむしってくださる方もいて大変ありがたいです。その方は草むしりの作業は「無」になれるとおしゃっていました。私もむしり終えた達成感が好き、嫌いでない作業です。

来春からの農園希望の方はご連絡ください。見学ご案内いたします。
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御神輿

2018年09月18日 | 生活
地元の百草八幡神社の例大祭が15日16日にありました。3年前から地域のお母さんたちと、数十年担がれていない子ども神輿を復活させようという活動しています。私の子ども時代は、お神輿を担いだり太鼓をひいたりする賑やかなお祭りでしたが、子どもの人数が減り始めた頃からお神輿を出すのはやめてしまったそうです。
子どもたちにとって地元消防団の方々の出店がお祭りを象徴するものとなり、ひっそりテントの隅に飾られている子ども神輿。飾られているだけではもったいない、子ども神輿を担ぐことが子どもたちにとって記憶に残り故郷の思い出になればと・・・。

神社の氏子さんたちにもサポートしていただき、そして地域のお母さん・お父さんにも参加・お手伝いをしていただき今年もお神輿を担ぐ体験をすることが出来ました。御神輿の活動を通して、普段お話しする機会がない方々のコミュニケーションもでき出来ました。地域の活動は面倒くさい・大変だと無くなったりするご時世。でもあえて行事に参加して関わりあいを作ろうとすることは大人も子どもにも地元に知り合いを増やす良い機会でもあります。やはり子どもたちにとって地域は住みやすく、ふるさとになる場所なのですから。

秋祭りは収穫を祝い農作物を奉納することが由来でもあります。御神輿の正面には我が家のお米を飾りました。
この地域も農家は少ないです。でも、神社や例大祭…昔から続けてきた地域を守ることは続けていかないと。

今年は高温障害でお米に病気が出ました。数日前の雨でうるち米も倒れ始めました。23日、24日我が家は稲刈りを予定しています。

※お米つくり講座の方は詳細は9月4日のブログに掲載しています。稲刈りは10月6日です。
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テレビ放送

2018年09月14日 | 生活
NHKBSプレミアム 『ニッポンぶらり鉄道旅』 
再放送 9月15日(土)07:45~08:14放送予定
    9月20日(木)12:30~12:59

京王線沿線の紹介です。キーワードは「ゴーイングマイウェイ」。

本日は訪ねて来て下さった方がお二人いらっしゃいました。映像の中での稲の青々とした田んぼの広がる風景、谷戸田の里山の風景を実際に見たいと思って足を運んでくださりました。
今年は父がいない1年目の農業に必死でした。あれもこれもと「聞いとけばよかった・・・。見ておけばよかった・・・。」の日々。映像の中の平成13年は私が就農した頃。その頃の父の元気な姿を見ることができ嬉しく、泣けてきました。父が残した里山・田畑・農業。その他にもこの場所を大切に思ってくださる方々も私に残してくれました。

私が次世代を・・・と考えると悩みになってしまうので、今は今。私が出来る限り、この景観を守り農業を続けていきたいです。維持は大変でも、「いい場所ですね」の言葉は本当に励みになります。私と同じように残していきたい風景と思って応援していただけたらと思います。

どうぞ、お時間のある方はご覧ください。

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スズメバチの攻撃

2018年09月05日 | 日本ミツバチ
日本ミツバチの巣の前に数匹のスズメバチが来ます。蜜を狙いに来ているのです。ミツバチは集団で身体をブルブル震わせ威嚇します。その姿を見るとスズメバチより小さな身体のミツバチが、とてもかわいそうになります。虫取り網で捕獲してはスズメバチを踏み潰す・・・。子どもを守るお母さんの気分(笑)。この時期になっても一生懸命黄色い花粉を巣に運び込んで忙しそうです。

ハチの師匠のいう事には秋に採蜜をするのですが『ブタクサ』の花が咲く前に蜜を採らないとハチミツがとても臭くなるそうです。それは大変!9月の終わりには丸太の巣箱の採蜜に挑戦したいと思います。
・・・稲刈り前にレンゲの種を撒けば春先にレンゲが咲くので、今年は撒いてみようかな。田んぼの肥料にもなるしミツバチの蜜源にもなるので一石二鳥。これもまた挑戦です。

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秋の田んぼの風景 お米つくり講座の【第2回稲刈り】

2018年09月04日 | 田んぼ・お米作り講座
稲刈りの約1カ月前からは田んぼの水は止めてしまいます。稲刈りに向け田んぼを乾かすのです。でも水はけがよいとは言えないので雨が降ればたまってしまう箇所も・・・。大雨の後は三本ぐわを持って田を回り水を抜きます。この台風の後はまずそれをやらねば。

かなりの風が吹いています。穂が垂れ下がるほど重たく実った稲穂は時には強風と雨の重みで倒れてしまう事もあります。

お米つくり講座の皆様、稲刈りは10月6日です。前日の雨の降り方によっては稲刈り当日が天気が良くても開催できないこともあります。溜まった水が刈り取った稲を濡らしたり、泥にしてしまったりするからです。体験することもとても大事なことですが、農家の立場になっていただけると有難いです。秋晴れが数日続くような乾燥した良い天気に期待です。

赤とんぼが大群で田んぼの上を飛びます。黄色一面の田んぼに吹く秋風を感じる時期になりました。この夏も相当でしたが数十年前に比べ夏の暑さは異常です。秋を迎えられることに感謝です。

≪第2回稲刈り講座≫
●日時 10月6日(土) 10時集合 12時頃まで(終わり次第自由解散)お弁当を持ってきている方は13時まで庭を開放します。
●持ち物 作業用手袋(鎌を使用するのでけが防止のため)、長袖・長ズボン(稲穂がチクチクします。かゆく感じることもあります)、田んぼの状態によっては長靴または汚れても良い靴、帽子、水筒など
●駐車場利用の方は事前にメールで必ず予約してください。(台数に制限あり)ishizakafarmhouse@yahoo.co.jp
●不参加の方はメールでご連絡いただけると有難いです。

当日の流れ(予定)
10時受付⇒田んぼへ移動⇒鎌を使用する人・刈り取りした稲穂を束ねてかけ干しする人に分かれます⇒鎌は交代で使用してください。多くの人が体験できるように周りの様子を見ながら譲り合いをしていただけると助かります。⇒体験用の田んぼの稲がすべて刈り取り終えれば体験終了です!参加の方の進捗状況で体験時間が変わりますのでご協力お願いいたします。
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