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映画『東京家族』について

 旧七夕記念! 一日限定復活 ^Ⅲ^)  ペン習字(6)『柿本人麿歌集』

2019年08月01日 | 映画『東京家族』
 「柿本人麿歌集」から、非略体(的表記)の七夕の歌。(『萬葉集』 1996~2033














 この最後の一首、天武九年(680年)に作られたと萬葉集に明記されている歌の括弧内は、解読困難で未だ定説がないという。それならば、という素人の気楽さで読み方を考えてみた(笑)。





 天漢(あまのがは)
 安川原(やすしかはらと
 定而(さだめども)
 神競者(かきはあまねく)
 麿待無(まろをまたなむ)


※ 「麿」の字は「磨」とは違うけれど、形が似ている、ということで ^Ⅲ^) 



 私が考えたシチュエーションはこうである。
 天武天皇か他のどなたかの皇族の方に人麿が呼ばれて、

「人麿よ、お前は七夕の歌をたくさん作っているが、お前くらいの歌の才能があれば、そんなものはいくらでも作れるだろうから、ひとつ、お前自身の名を読み込んだ七夕歌を詠んでみなさい」

 と座興に言われ、ちょっと考えて作ったのが上記の歌で、萬葉集の編集者も、この歌は他の真剣に作った七夕の歌とは明らかに違うので、左注で「此歌一首、庚辰年作之(かうしんのとしにつくりき)」と、解説を付けたのではないだろうか。
 
 歌の意味は、「天の川(というテーマで歌を詠むのは)お安い御用だというのは昔から変わらず決まっているのですけれども、熟した柿のような甘い歌が歌えるのは、ちょっと自分(麿)以外にはいないのではないでしょうか」
 という感じで、自分の名を神と競えるほどだと言うのは傲岸不遜であるが、天武天皇かどなたかとはこういう冗談が通じ合ったので良かったけれど、後に権力を握る藤原不比等はそういう人間ではない。そこから、日本最高の詩人の運命は暗転していく。
 





















『2019.7.28 The Japan Times』























『萬葉集 1068



 






7月は良い映画を観たので、8月の予定は栃木県の「天平の丘公園」と日光への小旅行である。


『2019.7.4 東京新聞』



 7月28日のTOEIC 試験は、今迄で一番確かな手応えの感覚を得られたので、今月の下野国(しもつけのくに)小旅行以外は、本日再度PCの電源を抜き、このまま英語学習を続ける予定である。従ってテレビを持たない私の情報源は、主に上記二紙のみになる(笑)。





 

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