ここのところJ界隈では結構話題となっていた山田康太の「不適切なSNS事件」が本人の横浜FCへの突然の移籍という形で動いたことには若干の驚きを持って受け取ることになりました。何があったかはいまだによく分かりませんが、web上では情報が飛び交っています。
昨今は「オンカジ問題」に揺れ始めている国内のスポーツ界でもありますので、選手の責任ある行動に関しては、強くお願いするしかありません。
横浜FCへ電撃移籍の山田康太が「チームメイト妻への不適切メール」問題をフライデーに暴露されてサポは騒然・・元所属先ガンバは「事実と異なる報道」と抗議
※以下に引用します。
SNS上で迷惑行為が確認されたとして2月の開幕直後にガンバ大阪を離脱し、3日に横浜FCへ電撃移籍したMF山田康太(25)が、ガンバのチームメイト2人の夫人に不適切なダイレクトメッセージ(DM)を送っていたと一部メディアが6日に報じた。ガンバも同日に公式HPを更新し、具体名を伏せたうえで「事実と異なる報道がなされたことは遺憾です」などとする声明を発表。ガンバだけでなく、この日に山田の背番号などを発表した横浜FCのファン、サポーターらを騒然とさせている。
ガンバから実質的な謹慎処分を科されたまま、ともにJ1を戦う横浜FCへ電撃移籍してから3日。写真週刊誌『FRIDAY』のニュースサイト『FRIDAYデジタル』が、結婚して子どももいる山田に関する衝撃的な記事を公開した。
タイトルに『「彼とはプレーできない」山田康太のガンバ大阪“追放”はチームメイトの妻へ「不適切メール」』と打たれた記事は、山田がレギュラークラスの選手2人の夫人へ不適切なDMを送付。これがチーム内に知れわたり、山田やフロントへの不信感が高まった状況で、ガンバ側も処分をくださざるを得なかったとするものだった。
J1リーグ戦で4位に食い込んだ昨シーズンのガンバで、山田はトップ下を主戦場として23試合に出場してチーム3位タイの4ゴールをマーク。背番号を「9」から横浜F・マリノスとモンテディオ山形時代にそれぞれつけ、思い入れも深い「14」に変えた今シーズンは、さらなる活躍を期待されていたはずだった。
しかし、山田は2月14日のセレッソ大阪との開幕節に続いて、同22日のアビスパ福岡との第2節でもベンチから外れた。さらにガンバは福岡戦後に「ファン・サポーターの皆様、関係者の皆様へ」と題した水谷尚人社長名のリリースを、クラブ公式HPと公式X(旧ツイッター)で発表。山田のチーム離脱を発表した。 「弊クラブ所属の山田康太選手につきまして、不適切なSNSの使用による他者への迷惑行為があったことが認められました。山田選手には厳重注意をし、協議を重ねた結果、双方合意のもとで当面の間チームを離脱することとなりました」
ガンバは2月27日に、森保ジャパンに招集された実績をもつFW満田誠(25)を、サンフレッチェ広島から期限付き移籍で獲得。2日の東京ヴェルディ戦では、後半からトップ下で新天地デビューを果たした満田の活躍もあって1-0で勝利し、一夜明けた3日になって山田の横浜FCへの完全移籍が発表された。
その際、ガンバを通じて、山田は短いコメントを残した。 「このタイミングでチームを去ることを申し訳なく思っています。ガンバの選手として戦えて嬉しかったです」
さらに横浜FCの公式HP上では、こんなコメントも発表した。 「シーズンがすでに開幕しているなか、声をかけていただき非常に嬉しく思っています。1つでも多くの試合に勝利してファン・サポーターの皆さまと喜び合えるよう横浜FCのために戦います」
当面の間の離脱とガンバから発表されてからわずか9日後の移籍。山田の何をもって「不適切なSNSの使用による他者への迷惑行為」とされたのかがまったくわからず、チームからの実質的な“追放”に映る不可解な移籍へ至った理由に関して、さまざまな憶測が広がっていたなかで、飛び出したのが写真週刊誌の報道だった。
状況がさらに騒然となったなかで、ガンバもすぐに反応した。
クラブの公式HP上で「一部報道について」と題したリリースを発表したガンバは、山田の不祥事を隠蔽しようとした、とも指摘した『FRIDAYデジタル』の記事に対して、具体名を伏せたうえで次のように言及している。
「一部のメディアにおいて、当クラブに所属していた選手に関して報道がなされておりますが、事実と異なる報道がなされたことは遺憾です。本件については事案把握後、速やかに対応をし、公表をしております。プライバシー及び二次被害防止の観点から、本件について先般のリリース以外の公表はございません」
「事実と異なる報道」とは何なのか。一連の流れや記事の内容に加えて、ガンバが「プライバシー及び二次被害防止の観点」と綴った点を照らし合わせれば、山田がチームメイト2人の夫人へ送った不適切なDMの件ではなく、ガンバの隠蔽体質や“事なかれ主義”を指摘した記述への反論だと思われる。
アクセスの集中に伴い、発表直後に一時は閲覧不能状態となったガンバのリリースに対して、SNS上では賛否両論のコメントが飛び交っている。
「山田康太が悪いんやからフロント叩くのは違うやろ」
「例え真実がどうであっても、クラブが誠意を尽くした対応をしたと信じる」
「選手・スタッフ、そのご家族を守ってやらねば」
「今思うと爆弾を処理しながら満田を補強したのはフロントナイスやな」
「個人的意見ですけど、本当に速やかに対応し、公表したのならば、FRIDAYにリークされることなんてないと思います」
くしくもほぼ同じタイミングで、横浜FCも山田のユニフォームネーム「KOTA」と新天地での背番号「76」を、ガンバ時代の金髪を黒髪に戻した山田が笑顔を浮かべる写真とともに発表。ここでもさまざまな反応が寄せられている。
「ウチの選手になったなら全選手応援するよ。何をやったのか知らんけど」
「まぁ、拾ってもらったクラブでしっかり頑張るしかないよな」
「例の件知っててとったのかな?」
山田は、神奈川県藤沢市で生まれ育ち、小学生年代からマリノスのアカデミーに所属。2018年のマリノス昇格から名古屋グランパス、水戸ホーリーホック、山形、柏レイソル、昨シーズンのガンバ、そして横浜FCと所属チームが目まぐるしく変わってきた。横浜FCは4月20日にホーム、ニッパツ三ツ沢球技場にガンバを迎える。さまざまな意味で注目を集める一戦だ。
第3節でファジがガンバと対戦した試合でも、web上では山田康太の不在がかなり取り上げられました。そのことで、事件を知ることのなかったファジサポの中にもこの事件を目にすることになりました。ただ、その際でも「不適切なSNS利用」という内容以上の情報はありませんでした。
フライデーの報道の真偽は分かりませんし、移籍に至った経緯を知る由もありませんが、かなり深刻な問題ではないかという下衆の勘繰りを揺り動かすには十分なものではありました。
ガンバはファジがどんなに背伸びしても、足元にも及ばないほどのビッグクラブです。クラブを揺るがすような問題であっても迅速に処理できるでしょう。しかし、個々の事件や問題点を処理するには想像以上の労力を要します。
願わくは、クラブが一丸となり勝利に向かって邁進できる環境を維持して欲しいと思います。クラブの代償を問わず、それは同じ願いです。問題がおこるのは仕方ありません。それに対して迅速に、しかも良心的な判断ができて、正しく処理することができるかどうかは、クラブにとっては重要なことです。
大事なことはファン・サポーターが雑念を捨てて応援に没頭できること。そうなるようにクラブが努力を続けてほしいと思います。
この事件が反面教師になるのか、他山の石にできるのか?
それは、クラブと選手たちとファン・サポーターが同じ方向に向かって邁進できる環境を作れるかどうかだと感じています。山があれば登り続ける、乗り越えて進みましょう。
ところで、NPBにも飛び火してくすぶり続ける「オンカジ問題」は何か進展を見せるのでしょうか? これがスポーツ界を揺るがすような大問題に発展するのかどうかは、興味を持って見続ける必要がありそうですね。
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