史上初の無観客開催となった大相撲三月場所ですが、初日が2日後に迫りました。何もかも異例の開催ですが、一つの大きな懸念がありました。大阪難波の中心街にあるエディオンアリーナ大阪まで、通常幕下以下の力士は地下鉄で通います。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳戒態勢の中、公共交通機関を利用しての場所通いのリスクは相当大きくなります。その心配は私だけではなかったようで、今朝協会からお達しが出ました。
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その記事が下記になります。
場所入りは電車NG、全力士へ新たな“通達” 無観客の春場所初日あと2日
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200306-00000021-sanspo-spo
※以下、引用です。
新型コロナウイルスの感染拡大により史上初の無観客開催となる大相撲春場所(8日初日、エディオンアリーナ大阪)に向け、日本相撲協会は5日、力士の会場への移動を自家用車かタクシーを中心とすることなどの新ルールを明らかにした。芝田山広報部長(57)=元横綱大乃国=は、“厳戒態勢”を強調した。
日本相撲協会が春場所で、新型コロナウイルス対策の新たな試みを導入する。力士が場所入りする際の移動手段は原則として公共交通機関は使用せず、自家用車やタクシーとすることを決めた。
普段は特に幕下以下の多くが電車を利用するが、「なるべく公共交通機関は避けたい」と芝田山広報部長。協会がバスを手配する案も検討したが、「タクシー代を協会が全部負担する」形でタクシー利用を認めることにした。緊急の際などは公共交通機関の使用も許可していく。
タクシー代が高額になる可能性もある。芝田山広報部長は「なるべく3人など乗り合いで来てほしいというのはある」としながらも、「そんなことより、一切ウイルスを持ち込まないということが前提」と強調した。
さらに、いったん会場入りした後の外出も原則禁止だ。食事などの目的でも不可。自身の取組後、関取の付け人を務めるなど長時間館内にとどまる力士も出てきそうだが、会場の出入りを制限することで感染のリスクを極力避けていく。
力士らの検温は朝、夜の2度実施。37.5度以上の発熱があった場合には鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)への報告を求めていく。土俵下で出番を待つ力士や勝負審判、行司、呼び出しはマスクを着用しないことも決まった。
「非常に厳しい状況の中で開催するのは間違いない」と芝田山親方。いつもとは違う緊張状態に包まれた春場所の初日と2日目の対戦は、6日の取組編成会議で決定する。
また、場所後の春巡業も中止になりました。
相撲協会、春巡業中止へ…来年春以降の代替開催検討
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200306-00050088-yom-spo
※以下、引用です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、無観客で開催される大相撲春場所(8日初日)後の3月末から予定されていた春巡業を中止する方向で調整していることが5日、明らかになった。日本相撲協会関係者によると、来年春以降に代替開催する方向で検討する。
春巡業は3月29日の三重・伊勢神宮での奉納大相撲から始まり、4月26日まで開催予定だった。
移動手段に関しては、タクシーが絶対的に安全かどうかという懸念は払拭されませんが、不特定多数との接触が考えられる地下鉄等よりは感染の可能性が低いという判断だと思います。外出禁止措置も、外からのウイルス侵入阻止には役立つかも知れませんが、もし内部に感染者がいたら閉鎖空間の為にクラスターとなる心配が出て来ます。
いずれにせよ、誰か一人でも感染者が出たら中止の可能性が大きい、云わばギャンブルのような場所運営が吉と出るか凶と出るか? まだまだ、見通しがききません。
願わくは、感染者を出さずに力士の一人一人が力を出せる場所運営ができることを切に願います。
不安ですが、やってみるしかありません。
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