◆「中国の軍事的脅威がなくなれば、憲法改正、国防軍創設ができなくなる」とばかり、安倍晋三首相の女房役である菅義偉官房長官は、自民党の野中広務元幹事長(元官房長官=旧田中派、竹下派)の和平交渉まがいの勝手なスタンドプレーに迷惑顔だ。
野中広務元幹事長が、中国北京市を私的に訪問し、中国共産党の序列5位の劉雲山・党政治局常務委員と会談し、このなかで、尖閣諸島の領有権について、
「日中国交正常化直後に田中角栄首相(当時)から、尖閣諸島の領有権について日中双方が棚上げを確認したと直接聞いた」と発言したと報じられたからである。菅義偉官房長官は、「日本政府は認めていない。野中さんの個人的な発言にすぎない」と言下に打ち消した。
穿った見方をすれば、中国の「公船」「潜水艦」「航空機」「漁船」などによる領海、領空侵犯が続発して、「軍事的緊張」が高まっている危機的な状況でなければ、国民に向かって、憲法改正・国防軍(皇軍)創設を納得させることができないと考えている。それが「今でしょ」という千載一遇のときであるのに、この危機的な状況を消してなくするような和平交渉まがいの勝手なスタンドプレーを行ってもらっては、困るのだ。安倍晋三首相、菅義偉官房長官、石破茂幹事長(米国国防総省=ペンタゴンの代理人)、高市早苗政調会長らいわゆる「過激な保守主義者」(ウルトラ右翼)が政治生命を賭けている折角の目論みが、わやくちゃになってしまいかねないからだ。中国には、大人しくしてもらいたくない。
◆安倍晋三首相は、元々、「台湾派」の福田赳夫元首相率いた自民党「清和会」(米CIAの出先機関)の直系である。祖父・岸信介元首相の派閥を、福田赳夫元首相が億単位のカネを払って買い取った派閥であった。宿敵・田中角栄元首相と大平正芳元外相(後に首相=ハト派である「宏池会」会長)が実現した「日中国交正常化」が面白くなかった。このため、福田赳夫元首相が率いた一派と、さらに過激な武闘集団「青嵐会」(中川一郎会長、石原慎太郎事務局長ら)は、「日中平和友好条約締結」に猛烈に反対して、自民党内は、大荒れした。
しかし、福田赳夫元首相が、東洋学の碩学・安岡正篤(終戦詔勅を起草)を首相官邸を招き、教えを乞い、「王道と覇道という言葉がある。覇道ではなく、王道を歩め」と教えられて、「日中平和友好条約締結」を決断したという経緯がある。このとき、私は、「福田赳夫首相番記者」を担当していたので、安岡正篤、福田赳夫元首相双方から、何を話したのかを記者団として聞いた。
だが、自民党内には、いまなお、「台湾派」と「中国北京派」の根深い対立が続いている。これが、尖閣諸島をめぐる「棚上げ論」の見解の相違として尾を引いているのだ。
◆しかし、あえて言えば、いまの北京政府は、日中平和友好条約の第二条「覇権条項」に明白に違反している。
「第二条 両締約国は、そのいずれも、アジア・太平洋地域においても又は他のいずれの地域においても覇権を求めるべきではなく、また、このような覇権を確立しようとする他のいかなる国又は国の集団による試みにも反対することを表明する」。
国際法によれば、領土、領海、領空を侵犯した国籍不明の不審者に対して、銃撃して撃退することが許されている。国籍不明の潜水艦が、海中を航行しているという。海上自衛隊は、試しに、爆雷を投下してみては、どうだろう。北朝鮮のものと思われる不審船を海上保安庁の巡視船が応戦中に撃沈した例があるのを想起すべきだ。
【参考引用】
朝日新聞デジタルが 6月4日午前5時23分、「田中元首相から尖閣棚上げ合意聞いた 野中氏、中国側に」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「【北京=林望】野中広務元官房長官は3日、1972年9月の日中国交正常化直後に田中角栄首相(当時)から、尖閣諸島の領有権について日中双方が棚上げを確認したと直接聞いたことを明らかにした。野中氏は同日、北京で中国共産党の序列5位の劉雲山・党政治局常務委員と会談した際にその内容を伝えた。野中氏が会談後の記者会見で明らかにした。野中氏によると、「(日中)双方が棚上げし、そのまま波静かにやっていこうという話だった」という。尖閣諸島の領有権問題について、中国は『棚上げ合意』があったとしているが、日本政府は認めていない。野中氏は『当時のことを知る生き証人として、明らかにしたいという思いがあった。私としてはなすべきことをしたという思いだ』と述べた」
※Yahoo!ニュース個人
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本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
「政治家は、休んじゃダメよ」の教え、小沢一郎代表は、「急がず、慌てず、愚直に」の姿勢で「ただ今、充電中」
◆〔特別情報①〕
自民党の野中広務元幹事長(元官房長官)が、訪中して、中国共産党の序列5位の劉雲山・党政治局常務委員と会談して、帰国したが、国会議員バッチを外したとはいえ、依然として自民党の重鎮であることには、変わりはない。その大物政治家、しかも旧田中派=竹下派直系でありながら、面会できたのは、中国共産党の序列5位の劉雲山・党政治局常務委員にすぎなかった。これで、はっきり分かったことがある。それは、何か?
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第18回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
平成25年6月8日(土)
戦前回帰の憲法改正と日本の進路
~大正デモクラシーと平成デモクラシーの相違点
**********板垣英憲『勉強会』の講演録DVD販売********
板垣英憲・講演録DVD 全国マスコミ研究会
5月開催の勉強会がDVDになりました。
『アベノミクス相場を食い物にする博徒 ジョージ・ソロスの悪どい手口~日本人投資家は泣きを見る』
その他過去の勉強会8種類(各定価3000円)をご用意しております。遠方でなかなか参加できない方など、ぜひご利用下さい。
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【板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作集】
『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
第2章 小中高校教科書の記述のなかの国旗「日の丸」と国歌「君が代」①
教科書はこう説明する ―1
現在、小中高校で使われている教科書には、国旗「日の丸」国歌「君が代」は、一体どのように記述されているのだろうか。
東京都江東区にある「教科書研究センター」に調べに行ってみた。JR錦糸町駅から都バスに乗って「千石二丁目」のバス停留所で下車し、徒歩で数分のところにある。この三階の付属教科書図書館には、むかしからの教科書はもとより、教科書に関する文献ばかりが専門に置かれている。
つづきはこちら→→「板垣英憲(いたがきえいけん)ワールド著作」*有料サイト(申し込み日から月額1000円)
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※ご購読期間中は、以下過去の掲載本全てがお読み頂けます。
『大蔵・日銀と闇将軍~疑惑の全貌を暴く』(1995年5月26日刊)
『小泉純一郎 恐れず ひるまず とらわれず』(2001年6月15日刊 板垣英憲著)
『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日 ジャパンミックス刊)
『小沢一郎の時代』(1996年2月6日刊 同文書院刊)
『小沢一郎総理大臣』(2007年11月10日サンガ刊)
『小沢一郎総理大臣待望論』(1994年11月1日ジャパミックス刊)
『ロックフェラーに翻弄される日本』(20074年11月20日サンガ刊)
『ブッシュの陰謀~対テロ戦争・知られざるシナリオ』2002年2月5日刊
『民主党派閥闘争史-民主党の行方』(2008年9月16日 共栄書房刊)
『民主党政変 政界大再編』2010年5月6日 ごま書房刊
『国際金融資本の罠に嵌った日本』1999年6月25日刊
『政治家の交渉術』2006年5月刊
『カルロス・ゴーンの言葉』2006年11月刊
「孫の二乗の法則~ソフトバンク孫正義の成功哲学」2007年7月刊
板垣英憲マスコミ事務所
野中広務元幹事長が、中国北京市を私的に訪問し、中国共産党の序列5位の劉雲山・党政治局常務委員と会談し、このなかで、尖閣諸島の領有権について、
「日中国交正常化直後に田中角栄首相(当時)から、尖閣諸島の領有権について日中双方が棚上げを確認したと直接聞いた」と発言したと報じられたからである。菅義偉官房長官は、「日本政府は認めていない。野中さんの個人的な発言にすぎない」と言下に打ち消した。
穿った見方をすれば、中国の「公船」「潜水艦」「航空機」「漁船」などによる領海、領空侵犯が続発して、「軍事的緊張」が高まっている危機的な状況でなければ、国民に向かって、憲法改正・国防軍(皇軍)創設を納得させることができないと考えている。それが「今でしょ」という千載一遇のときであるのに、この危機的な状況を消してなくするような和平交渉まがいの勝手なスタンドプレーを行ってもらっては、困るのだ。安倍晋三首相、菅義偉官房長官、石破茂幹事長(米国国防総省=ペンタゴンの代理人)、高市早苗政調会長らいわゆる「過激な保守主義者」(ウルトラ右翼)が政治生命を賭けている折角の目論みが、わやくちゃになってしまいかねないからだ。中国には、大人しくしてもらいたくない。
◆安倍晋三首相は、元々、「台湾派」の福田赳夫元首相率いた自民党「清和会」(米CIAの出先機関)の直系である。祖父・岸信介元首相の派閥を、福田赳夫元首相が億単位のカネを払って買い取った派閥であった。宿敵・田中角栄元首相と大平正芳元外相(後に首相=ハト派である「宏池会」会長)が実現した「日中国交正常化」が面白くなかった。このため、福田赳夫元首相が率いた一派と、さらに過激な武闘集団「青嵐会」(中川一郎会長、石原慎太郎事務局長ら)は、「日中平和友好条約締結」に猛烈に反対して、自民党内は、大荒れした。
しかし、福田赳夫元首相が、東洋学の碩学・安岡正篤(終戦詔勅を起草)を首相官邸を招き、教えを乞い、「王道と覇道という言葉がある。覇道ではなく、王道を歩め」と教えられて、「日中平和友好条約締結」を決断したという経緯がある。このとき、私は、「福田赳夫首相番記者」を担当していたので、安岡正篤、福田赳夫元首相双方から、何を話したのかを記者団として聞いた。
だが、自民党内には、いまなお、「台湾派」と「中国北京派」の根深い対立が続いている。これが、尖閣諸島をめぐる「棚上げ論」の見解の相違として尾を引いているのだ。
◆しかし、あえて言えば、いまの北京政府は、日中平和友好条約の第二条「覇権条項」に明白に違反している。
「第二条 両締約国は、そのいずれも、アジア・太平洋地域においても又は他のいずれの地域においても覇権を求めるべきではなく、また、このような覇権を確立しようとする他のいかなる国又は国の集団による試みにも反対することを表明する」。
国際法によれば、領土、領海、領空を侵犯した国籍不明の不審者に対して、銃撃して撃退することが許されている。国籍不明の潜水艦が、海中を航行しているという。海上自衛隊は、試しに、爆雷を投下してみては、どうだろう。北朝鮮のものと思われる不審船を海上保安庁の巡視船が応戦中に撃沈した例があるのを想起すべきだ。
【参考引用】
朝日新聞デジタルが 6月4日午前5時23分、「田中元首相から尖閣棚上げ合意聞いた 野中氏、中国側に」という見出しをつけて、以下のように配信した。
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『小中学校の教科書が教えない 日の丸君が代の歴史』(1999年7月8日刊)
第2章 小中高校教科書の記述のなかの国旗「日の丸」と国歌「君が代」①
教科書はこう説明する ―1
現在、小中高校で使われている教科書には、国旗「日の丸」国歌「君が代」は、一体どのように記述されているのだろうか。
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『戦国自民党50年史-権力闘争史』(2005年12月刊 板垣英憲著)
『小沢一郎 七人の敵』(1996年2月6日 ジャパンミックス刊)
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