警視庁のDJポリスに喝采、安倍晋三首相は危険な原発でなく高度な「警備ノウハウ」をトルコに輸出すべきだ

2013年06月07日 03時20分59秒 | 政治
◆サッカーW杯アジア最終予選のオーストラリア戦(6月4日夜)の後、東京・渋谷駅前スクランブル交差点で、雑踏警備をしていた警視庁機動隊の若い警察官が、「DJポリス」と呼ばれて、喝采を浴びている。雑踏警備は、まかり間違えば、多くの死傷者を出しかねないので、警備当局も真剣である。
明石市大蔵海岸で開かれた「第32回明石市民夏まつり花火大会」(2001年7月20日~21日)の際、2日目の21日午後8時半ごろ、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線(JR神戸線)朝霧駅南側の歩道橋で、駅方面からやってきていた見物客と会場方面からの見物客とが合流する南端で大混雑となり、「群衆雪崩」が発生し、死者11人(内訳:10歳未満9人、70歳以上2人)と重軽傷者247人を出し、大惨事となった。このため、兵庫県警察が計画策定と当日警備の両方の業務上過失致死傷容疑で、明石署、明石市、ニシカンの当時の担当者ら計12人が、刑事責任を問われた。殺到警備を担当している警察にとって、それだけ責任は、重大である。
警視庁は、雑踏警備の技術向上を目指して「アナウンス技術の競技会」を行っているといい、この「DJポリス」と喝采を浴びた若い警察官は、2013年1月に庁内で開かれたアナウンス技術の競技会で優勝者したというから、実に素晴らしい。
◆いまは懐かしいあの全国の大学で吹き荒れた「学園紛争」、とくに東大安田講堂に立てこもった過激派を鎮圧したり、新宿駅争乱事件の対策のために出動したりした機動隊の獅子奮迅の活躍ぶりを思い出すと、時代の大きな変化を感じる。
 この変化は、2012年春ごろから、福井県大飯原発について「再稼働反対」を叫んで首相官邸周辺地域に各地から集まってきた数万人にも膨れ上がったデモ隊の「雑踏警備」をしていた警察官の姿勢、態度に顕著に表れていた。これは、デモ隊の中にいて、実感したことだ。警視庁機動隊員も、福島第1原発大事故の際、警備の応援に駆り出されて現地やその周辺を守備しながら、おそらくは、大量の放射能を浴びたことであろう。警察官に直接聞いたわけではないけれど、機動隊員も、心の内では、デモ隊の叫びに共感していたに違いなかった。警備の仕方が、何ともデモ隊に優しかったのである。
◆日米安保条約に反対するデモ隊が、国会目指して押しかけたいわゆる「60年安保反対闘争」のとき、政府与党内で、「自衛隊出動」の声が出た。だが、赤城宗徳農相が、「国を守る自衛隊に対して、国民に銃を向けるようなことをさせてはならない」と反対し、自衛隊出動を思い止まらせたことがある。
 だが、中国共産党1党独裁北京政府は、「天安門事件」では、戦車を出動させて、デモ隊を銃撃し、かつ、戦車で学生をひき殺したとも言われている。韓国でも、「光州事件」のとき、出動した軍隊が、デモ隊に発砲し、多数の犠牲者を出している。シリアでは、アサド首相が、反政府市民に発砲を命じている。
 東京、マドリードと2020年オリンピックの開催地を争っているトルコのイスタンブールでは、中心部の再開発計画への抗議を引き金に5月31日に大規模な反対デモが発生した。警察当局は首都アンカラで催涙ガスと放水でデモ隊の鎮圧にあたっているという。すでに3300人以上が負傷しているといい、欧米はトルコ警察当局によるデモ鎮圧が行き過ぎだとして懸念を示しているという。エルドアン首相の独裁的な政治に抗議しているのだ。これに警備当局は、極めて強引な手法で、弾圧し続けているという。
 安倍晋三首相は、先ごろ、トルコを訪問して、「原発セールス外交」を繰り広げてきた。日本国内でも危険視されている原発を売り込むとは、無神経も甚だしい。原発を売り込むくらいなら、警視庁が開発している雑踏やデモ隊に対する高度に磨き上げられた「警備ノウハウ」を売り込み、輸出する方が、余程ましというものである。過去に日本警察は、韓国やASEAN諸国に「警備ノウハウ」を伝授してきた実績がある。
【参考引用】
毎日新聞毎日jpが6月6日午前8時、「日本W杯決定:渋谷の『DJポリス』はこんな人」という見出しをつけて、以下のように配信した。
 「サッカーW杯アジア最終予選のオーストラリア戦後、渋谷駅前スクランブル交差点で、大勢の警官に通行を規制されながら日本代表のW杯出場決定を喜ぶ若者ら=東京都渋谷区で2013年6月4日午後10時32分、山本晋撮影
 ◇20代の剣道4段、アナウンス競技会優勝 『皆さんは12番目の選手です』−−。サッカー日本代表が2014年ワールドカップ(W杯)ブラジル大会出場を決めた4日夜、東京・渋谷のスクランブル交差点で交通誘導をした警視庁機動隊員の機転の利いたアナウンスぶりが、インターネット上で『DJポリス』と話題になっている。警視庁によると、アナウンスしたのは警備部第9機動隊広報係に所属する20代の男性隊員。剣道四段で武道小隊の一員だったが、昨年9月に同係に異動。その前後から花火大会などのイベントで誘導指示などの経験を積み、今年1月に庁内であったアナウンス技術の競技会で優勝。この日に抜てきされた。
 ◇実は、サッカーより野球好き 歓喜するサッカーファンが殺到し、騒然とするスクランブル交差点の指揮車の上でマイクを握ったのは4日午後9時半。『こんな良き日に怒りたくはありません。私たちはチームメートです。どうか皆さん、チームメートの言うことを聞いてください』交差点付近で胴上げが始まると『それはイエローカードです』とやんわり制止。青信号になると『ゆっくり前に進みましょう。けがをしてしまっては日本代表のW杯出場も後味が悪くなる』と誘導した。さらに『怖い顔をしたお巡りさん、皆さんが憎くてやっているわけではありません。心ではW杯出場を喜んでいるんです』などと語りかけると、一部の若者から『お巡りさんコール』が起きた。今回のアナウンスの文言は男性隊員のアレンジというが、本人はサッカーより野球観戦が好きという。ネット上で話題になっていることに『日ごろの訓練が生きただけ』と恐縮しているという。【岸達也、斎川瞳】」


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