安倍晋三首相が放った3本の矢は、いずれも「的ハズレ」だったのか

2013年06月13日 02時49分14秒 | 政治
◆安倍晋三首相の3本の矢は、「的を射ている」のか。それとも「的ハズレ」なのかが厳しく問われる局面に立たされている。
「アベノミクス」は、25年間続いた不況、そのなかでも「深刻なデフレからの脱却」を図っている点においては「的を射る政策」である。国民の大多数が歓迎し、なおかつ、内閣支持率が70%を超え、72~73%をハジキ出したマスメディアもあることが何よりの証明である。
 だが、安倍晋三政権が2012年12月26日に誕生して6ヶ月目に入っているのに、「経済・景気が良くなった」と実感している国民は70%に達している。つまり、期待値と実感を持てないとの数値とがピッタリ一致しているのである。
 この相反する気持のどちらが勝つのかが注目されるなかで、「成長戦略第3弾」が打ち出されて、国民ばかりでなく、海外の投資家が「失望」した。このため、期待値が2~3%ダウンして、安倍晋三政権に対する支持率が下降線をたどり始めているのだ。ただし、支持率は70%という高水準にあるので、パンチの効く政策が打ち出されれば、再び浮揚力がつき、「上向き」に戻る可能性がある。この点で安倍晋三首相は、まだチャンスはある。問題は、「期待値」と「実感できない数値」との大きなズレをどう克服するかにある。
◆「ズレ」と言えば、安倍晋三首相が打ち出した「成長戦略第3弾」があくまでも日本経済全体を牽引する機関車(いまは新幹線と言った方が適切だろう)のような産業のことを国民の多くはイメージしている。
 だが、海外の投資家は、「構造改革」や「法人税の大幅引き下げ」などを思い描いていたと言われている。にもかかわらず、安倍晋三首相が似ても似つかない政策を打ち出してきたので、「アテが外れた」と失望し、このために、株価が大暴落し、為替がドル高=円安に振れたのであった。これは「2つ目のズレ」である。
◆もう1つ、「3つ目のズレ」を軽視してはならない。それは、安倍晋三首相や日本銀行の黒田東彦総裁らが、「アベノミクス」の3本の矢の第1の矢として放った「異次元の大胆な金融緩和」によって、海外の投資家や日本国内の投資化が一斉に投資意欲を燃やして、旺盛な投資行動に出てくるので、株価は大きく値上がりするとともに、為替や国債、金相場にもプラス材料となると思い込んでいた。
 この思いは一面では正しかったが、もっと狡猾な、しかも貪欲な丸でヤクザのような投資家が、虎視眈々とタイミングを計っていたことを見逃していた。
 ジョージ・ソロス、ジム・ロジャーズらに代表される博徒である。
 加えて、ユダヤ・ファンドと言われる数々のヘッジ・ファンドの計略に対して余りにも「うかつ」であった。これらの投資家は、大半の投資家が抱いている認識と、実際に動いている市場の動きを左右する「変化」についての認識との間の「大きなズレ」を深く読み取っていた。
 そのうえで、2~3年前から、底値を這っていた日本株とくに基幹産業株を買い集めていた。そして、日本の政治が、新たな「改革」に乗り出すのをじっと待ち続けていたのである。「アベノミクス」はまさに、日本経済を「デフレ」から「インフレ」へと大転換させるものと受け止めて、「今でしょ」とばかり「売り出動」してきたのである。
 これらの機関投資家は、株が大暴落したところで、再び「買い出動」に乗り出して行く。そのために安倍晋三首相の次の一手を待ち構えているのである。そして、日本の投資家は、またまた「ジャパニーズ・テイクアウト(日本人のババ掴み)」と言われる。

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