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2025年03月04日 06時08分33秒 | 日々の出来事




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3/5/2025

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早大教育学部の入試国語めぐり著者が問合せ→回答に猛反発「誠実な対応を」 大学「発信は認識

2025年03月04日 03時03分37秒 | 受験のこと
 重田教授は投稿で、「受験生にとってできるかぎり公正な入試問題と解答を作成するとともに、疑義に答えることは、問題作成の役割を担う大学教員にとって、守るべき最低限の誠実さではないだろうか」と苦言を呈し、「大学側に誠実な対応を改めて求めたい」としている。
 
 
3/15/2022
 
早稲田大学教育学部の入試で出題された国語の問題について、問題文に一部内容が使用された書籍の著者である明治大学の重田園江教授(政治思想)が、自らの問い合わせに説明がなかったことに納得できないと、教養情報サイト「SYNODOS(シノドス)」上で早大に抗議した。  
 
 
早大からは、個別に説明していないなどと回答があったという。重田教授は、大学側には説明責任があると指摘しているが、早大の広報課は、担当部署に確認したうえで「重田教授の発信は認識している」とだけ取材にコメントした。
 
 
 ■学部の解答例は、大手予備校3校と違うケースも  2022年2月19日に行われた教育学部の入試では、国語の第1問で、重田教授の著書『フーコーの風向き-近代国家の系譜学』(2020年)から出題があった。第1問には、問1~8まであり、重田教授は、このうち学部が示した問1~4までの解答例について、3月14日のシノドス投稿で疑義を示した。  
 
3/15/2022
 
「入試国語選択問題の『正解』について――早稲田大学教育学部の説明責任」。こう題して、解答例について問い合わせをした経緯を長文でつづっている。 
 
 それによると、問1については、イロハニホの5つの選択肢のうち、学部は「イ」を正解とした。大手予備校3校は、入試後に「ホ」が正解だとしていた。これに対し、重田教授は、「イ」は正解の1つでありうるが、「ホ」もダメだとはいえないとし、フーコーの論調全体を考えると、「ハ」が正解だとした。問題文だけを考えると、「ホ」が正解だという。  
 
 
問2は、学部も予備校も「ハ」が正解だとし、重田教授も、誤りを除く消去法を使うと同じだと明かした。しかし、難解かつ複雑な概念のため、厳密に言えば、「正解なし」が正しいとし、学部はなぜ「ハ」を正解としたか説明すべきだとした。  
 
問3は、学部は「ニ」を正解とした。消去法を使えば、一部の予備校のように「ハ」が正解になり、「ニ」との違いが不明だとも指摘した。  
 
最後の問4は、学部は「ホ」を正解とし、予備校2校もこれを選んだ。しかし、別の予備校1校が選んだように、重田教授は、消去法を使うと「ニ」が正解だとしている。
 
 
 

納得する人がいるとは思えない回答」

 
 シノドスの投稿によると、重田教授は3月4日、早大の入学センターに対し、こうした点についての説明を求めてメールで問い合わせした。これに対し、大学側からは、9日になって、次のような回答が返信されてきたという。
 
 「ご意見いただきありがとうございました。頂いたご意見に基づき、学部内で検討した結果,いずれの設問についても訂正の必要はないとの結論に至りました。入試問題への問合せについては、個別にお答えはしていませんので回答は差し控えますが、今後の参考にさせていただきます」
 
  一方、この返信について、重田教授は、
 
「納得する人がいるとは思えない回答」だったとし、9日中に改めて問い合わせた。しかし、翌10日にまったく同じ回答が来たため、問い合わせの際に予告したように、シノドス上で今回のことを公表したそうだ。
 
  重田教授は投稿で、「受験生にとってできるかぎり公正な入試問題と解答を作成するとともに、疑義に答えることは、問題作成の役割を担う大学教員にとって、守るべき最低限の誠実さではないだろうか」と苦言を呈し、「大学側に誠実な対応を改めて求めたい」としている。
 
  重田教授の抗議をどう考えるかなどについて、早大の広報課は15日、J-CASTニュースの取材に対し、入試担当部署に確認したとしてこうコメントした。 「明治大学重田教授がウェブ上でご自身の考えを発信したことは認識しています。いただいた質問事項に関して回答はありません」
 
 (J-CASTニュース編集部 野口博之)
 
 
 
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同じ境遇でもストレスがたまらない人がしている3つの習慣

2025年03月04日 01時00分42秒 | メンタルヘルスのこと>心の健康
 
1. ストレスに耐えようとするのではなく、ストレスを発散する方法を見つける
2. プレッシャーを言語化することで、自分とのコミュニケーションをうまくやる 
3. 弱みをさらけ出して、周りからの協力を得る  
 
上司からは目標達成しろとプレッシャーをかけられ、部下たちからは会社の愚痴を吐かれる……つねに板挟み状態の中間管理職ですが、ストレスを「ため込む人」と「ため込まない人」の差はいったいどこにあるのでしょうか。
 
 多くのビジネスパーソンが持つメンタルの悩みを解決してくれる『刑事メンタル』の著者であり、刑事生活20年の森透匡さんは、修羅場という修羅場を潜り抜け、ときに捜査本部100人のチームを束ねてきた元ベテラン警部。
 
自身も中間管理職としてプレッシャーが大きい立場にいたといいますが、効果的なストレスコントロール術で乗り切ったそうです。(取材・構成/川代紗生、撮影/疋田千里)
 
 ● 刑事100人を束ねた管理職時代に見つけた ストレスを溜めない習慣  
 
──森さんは警察に27年在籍、23歳という若さで巡査部長に昇格、そして同期生トップの35歳で警部に昇任されたと伺いました。ただでさえプレッシャーの強い刑事のお仕事なのに、さらにリーダーとして組織を束ねていくとなると、かなりのストレスなのではないでしょうか?  
 
 
森 透匡(以下、森):10年ほど警部として働いていましたが、やっぱりストレスはありますよ。警部って、中間管理職なんですよね。じつは検挙件数、検挙率、事件の抑制件数など、ノルマがあるんです。警察の仕事はすべて数値目標で管理されていて、私も当時は本部の監察からノルマを定期的に精査されていました。 
 
 
 ──上からはノルマのプレッシャーがあり、さらに部下の成長も促し……となると、考えることがたくさんありますよね。何人くらいのチームを束ねていたんですか?  
 
森:ケースによるのですが、多いときは捜査本部100人をまとめなければならないこともありました。  
 
──100人! 大変ですね!  
 
森:しかも、刑事って個性が強い人ばっかりなんです。「おれさまは刑事だぜ!」みたいなね。なので、部下は生意気で言うことを聞かないし、上からはノルマ達成しろとプレッシャーをかけられ、やっぱりストレスはたまりました。  
 
ただ、そういう経験を続けているうちに、ストレスをためないためにコントロールするべき習慣って、三つしかないってことがわかったんです
 
 ● ストレスに耐える「器」を大きくするのではなく、 ストレスを発散する「蛇口」を大きくすればいい  
 
──長年ご活躍され、結果も出し続けてきた森さんのストレスコントロール術、ぜひ伺いたいです!  
 
森:そもそも大前提として、中間管理職でストレスを感じない人間っていないでしょう? 責任があるからプレッシャーを感じる役職だし、ストレスを減らそうとするのは難しい。ただ、人によってストレスの入る器の大きさは違う。大きい器の人もいれば、小さい器の人もいますよね。それで、多くの人はストレスコントロールをしようと思うと、その器自体を大きくしようと考えて「なんで自分はこんなにすぐにストレスがたまってしまうんだろう……」と落ち込んで、自分を責めてしまう。でも違うんですよ。その器を大きくしようとするのって難しい。  
 
じゃあ、どうすればいいか。器を大きくするんじゃなくて、ストレスを排出する「蛇口」を大きくすればいいんです。そうすれば、いくら入ってきても出ていくでしょう? だから、ストレスをコントロールしようと思ったら、器ではなく「蛇口」を大きくするためにはどうしたらいいかを考えたほうがいい。ストレスがたまらない人は、ストレスの発散方法をきちんと持っているのです
 
 
 
 
──なるほど! たしかに、ストレスに敏感な人に「敏感になるな!」って言っても無理ですもんね……。  
 
森:器を大きくするんじゃなくて、「でかい蛇口から効率よく出す方法」を考えればいいんです。お酒を飲んだり、歌を歌ったり、マラソンしたり、武道をやったり、何かしら自分の趣味の時間に費やしたり。人によってその発散方法はちがいますが、自分にとってベストな発散方法がわかるといいですよね。  
 
──コロナ禍で憂鬱な気分になる人が増えた、という声もよく耳にしますけれども、もしかするとストレスの蛇口を塞がれてしまったからなのかもしれませんね。 
 
 森:そうだと思いますよ。自分なりのストレス発散方法がない人って、やっぱり病んでしまうんですよね。
 
 ● メンタルが強い人ほど弱音を出すのがうまいワケ  
 
──中間管理職時代、ストレスをためないために日常的にやっていた習慣などはありましたか?  
 
森:「心に抱えているプレッシャーを言語化する」ことですね。私はA4サイズのノートを「極秘ノート」としてつねに持ち歩いていました。事件を解決するためにこれをやろうとか戦略的なことはもちろん、不安やストレス、イライラなども全部書きまくっていたんです。ネガティブなことをありのままに洗い出して、自分の内面と向き合う時間をつくっていました。「なんで私はいまイライラしているのかな? 
 
 
原因1:あいつがあんなことを言ったからだ!」みたいに。  
 
──たしかに、それは誰にも見せられない極秘情報ですね(笑)。  
 
森:でも、ありのままに全部吐き出すっていうのが大事なんですよ。イライラしている原因がわかると、じゃあ、どうすればイライラが治るかな? と冷静に考えられる。冷静になると、「あ、もしかしたらあれは私のために言ってくれたのかもしれない。ありがたいことだな」とポジティブな見方もできるようになってくる。文字化することによって、感情が整ってくるんです。  
 
結局のところ、メンタルを強く保てるかどうかって、「自分とのコミュニケーションがうまくできているかどうか」です。悩みやストレス、イライラがあっても、自分とうまくコミュニケーションをとって納得させられれば、いつも平常心でいられる。でも、付き合い方が下手だと、「なんで、私はこんなにダメなんだろう」と責めてしまう。  
 
 
だからプレッシャーを吐き出して可視化し、ストレスを溜めないようにするのがすごく大事。信頼できる部下に弱音吐いてもいいと思いますよ。じつは、プレッシャーに弱い人ほど、自分の弱みを「隠そう隠そう」とするんです。弱みをさらけだすと自分にとって不利になるんじゃないかと思って、隠してしまうんですよね。でもじつはその逆で、弱みをさらけ出したほうが、人は強くなれるんです。心理学用語で「アンダードッグ効果」というのですが、これは「人の弱音を聞くと周りが応援したくなる現象」のこと。プレッシャーを吐き出してみたら、案外部下や同僚が応援してくれるかもしれませんよ。 
 
 「弱気になる」のと「自分の弱さを知る」のは違うのです。人間はどうしても自分をよく見せようとしてしまいがち。「完璧・正解でいなきゃ」という思い込みにはまり実力以上のことをしようとして、ストレスに押しつぶされてしまうんです。
 
  自分の弱さを知ることができれば、高望みはしなくなります。克服する必要はないし、完璧な人にならなくていいので、ときにはノートや周りの人に吐き出したりして弱さを受け入れてみましょう。肩の力が抜けて意外といい結果につながるかもしれませんよ。  
 
最後に、ストレスをためてしまう人やプレッシャーに弱い人におさらいです。
 
 1. ストレスに耐えようとするのではなく、ストレスを発散する方法を見つける
 2. プレッシャーを言語化することで、自分とのコミュニケーションをうまくやる 
3. 弱みをさらけ出して、周りからの協力を得る  
 
この3つを心掛けるだけで、ストレスをだいぶコントロールできます。私もそうでしたが、組織の中にいると、あらゆる人間関係に頭を抱えます。環境はすぐに変えられないのですから、なるべく自分の中で抱え込まないように、外に出していきましょう。  
 
【大好評連載】 第1回 1日10秒でメンタルを強くする3つの習慣
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ヒトラーは、なぜ、ユダヤ人を憎悪したのか?

2025年03月04日 00時03分37秒 | 歴史的なできごと
 
ユダヤ人が約600万人も殺害 ホロコーストとその影にある理由・歴史に迫る
 
 
 
 
ユダヤ人が約600万人も殺害 ホロコーストとその影にある理由・歴史に迫る
太陽と丘
Photo by NEOM on Unsplash
 



ホロコーストとは、第二次世界大戦中にナチスドイツによって起きたユダヤ人大虐殺のこと。ヒトラーは、当時ドイツが見舞われた不況などの原因はユダヤ人にあるとし、人々の間にユダヤ人への憎しみを増大させていったのだ。では、ホロコーストはなぜ起きたのか、ユダヤ人の迫害の歴史について紹介する。




ELEMINIST Editor


エレミニスト編集部


日本をはじめ、世界中から厳選された最新のサステナブルな情報をエレミニスト独自の目線からお届けします。エシカル&ミニマルな暮らしと消費、サステナブルな生き方をガイドします。


2023.11.08




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ホロコーストとは
「ホロコースト(holocaust)」とは、1930年から40年にかけて起きた、ナチスによるユダヤ人の大虐殺のことを言う。英語で「holocaust」は、ユダヤ人の大虐殺の意味のほかに、「大災害・大惨事・破滅」などの意味もある。


ドイツは、第一次世界大戦によって多額の負債を追うことになった。これに追い打ちをかけたのが、1929年に始まった世界恐慌。ドイツでは失業者が続出し、人々のあいだに不安感がうずまいていた。そんななか、1933年1月にドイツの首相に就任したのが、アドルフ・ヒトラーだった。ヒトラーは、「これらの問題はユダヤ人が原因」と考え、ユダヤ人であるという理由だけで、ユダヤ人を大虐殺したのだ。


ホロコーストで殺されたユダヤ人は約600万人
ヒトラーが率いるナチス党(正式名称は国民社会主義ドイツ労働者党)が1933年、選挙によって政権につき、ナチスドイツが生まれた。そしてナチスドイツは、ユダヤ人からドイツの市民権をはく奪するなど、ユダヤ人を徹底的に排除する政策を次々と打ち出したのだ。


ナチスドイツは強制収容所を各地に設け、連行したユダヤ人に過酷な労働を強制。また、強制収容所にはガス室が設けられ、毒ガスによってユダヤ人を大量殺害したことでも知られる。このようにして、ホロコーストで殺されたユダヤ人は600万人にものぼると言われている。


「ダビデの星」でユダヤ人を識別
ナチスドイツは、ユダヤ人を識別できるように、ユダヤ人には「黄色のダビデの星」をつけることを強要した。ダビデの星は、正三角形に逆向きの正三角形を組み合わせた星形で、ユダヤ教やユダヤ民族を象徴するマークだ。ユダヤ人が建国したイスラエルの国旗にも、このダビデの星が中央に描かれている。


『アンネの日記』のアンネ・フランクも
世界的に知られる書籍『アンネの日記』は、ホロコーストで犠牲となったユダヤ人の少女、アンネ・フランクがつづっていた日記だ。


ユダヤ人迫害から逃れるため、ドイツからオランダに移り住んだアンネ一家。だがユダヤ人はナチスドイツによって次々と連行され強制労働させられていったことから、一家は事務所の裏を隠れ家にした潜伏生活をはじめたのだ。2年にもおよんだ隠れ家生活での恐怖や不安、そして自由に平和に生きたいという切なる想いが、少女アンネの日記から伝わるはずだ。


だが、アンネ一家は何者かの密告により見つかり、アウシュビッツ強制収容所に送られることとなった。


場所は?
ナチスドイツによるユダヤ人迫害は、ドイツで始まったが、それだけではない。1939年にはドイツがポーランドに侵攻。これをきっかけに、第二次世界大戦がはじまり、ドイツはイタリア、ハンガリーなどと同盟を結び、ナチスドイツの支配を広げていった。


これにあわせて、ドイツ以外でもヨーロッパ各地にいたユダヤ人が迫害を受けることとなった。ホロコーストは、ヨーロッパ全土に暮らすユダヤ人に大きな影響をもたらすこととなったのだ。


なぜホロコーストが起きたのか?
なぜこれほどに大勢のユダヤ人が迫害され、殺害されるまでに至ったのか?その理由のひとつは、ナチスドイツが誕生したときのドイツの情勢にある。



第一次世界大戦で敗戦国となったドイツは、街が荒廃し、経済も不安定な状態にあった。それに加えて、連合国とドイツはヴェルサイユ条約を締結。ドイツが支払うべき1320億マルクもの賠償金が決まり、その負債がドイツに重くのしかかったのだ。


これに追い打ちをかけたのが、1929年から始まった世界恐慌だ。失業者がさらに増え、人々の間では不満や不安が募っていったのだ。そのようななかで人々から支持を集めて誕生したのがナチスドイツであり、「この原因はユダヤ人だ」と、人々の憎しみをあおったのだ。


ヒトラーがなぜ、これほどまでにユダヤ人に憎しみを抱いていたのかは不明だが、若いころから反ユダヤ人思想に触れていたことがきっかけのひとつだったのではないかと指摘されている。


ユダヤ人の迫害の歴史
ユダヤ人に対する差別や迫害は、ナチスドイツによるホロコーストから始まったわけではない。それよりも前から存在している。


中世ヨーロッパ
ユダヤ教を信仰する人やその子孫はユダヤ人と呼ばれるが、ユダヤ教は唯一の神「ヤハウェ」を信じている(※1)。ユダヤ教は世界でもっとも古い宗教のひとつだが、ユダヤ教をルーツとしたキリスト教が世界に広まっていくと、宗教の考え方が違うことから、ユダヤ人は差別されたり、嫌われたりすることがあったと言われている。ユダヤ人はヨーロッパ各地に広く住んでいるが、ユダヤ人を差別する思想は古くから存在していたのだ。


ホロコースト(1933~1945年)
ユダヤ人が大虐殺され、迫害がピークになったのは、ナチスドイツによるホロコーストだろう。だが、1945年に、アメリカ、イギリス、ソ連の連合国側が勝利をおさめたことで、ナチスドイツの時代は終焉を迎えた。連合国軍は、ヨーロッパ各地にあった強制収容所に閉じ込められていたユダヤ人を開放。こうして、ホロコーストは終わったのだ。


反ユダヤ運動(1946年)
10年以上にわたり続いたホロコーストが終わったものの、生き残ったユダヤ人にとってはその後の人生も過酷なものだったと想像できる。家族や仲間を失い、家や故郷を失った人もいただろう。また、大虐殺が起きたことで、反ユダヤ思想への恐怖感や不安感が続いたことは想像に難くない。実際、ポーランドのキェルツェでは1946年、ユダヤ人42人が殺害されるポグロム(虐殺)が起きている。


イスラエル建国(1948年)
ホロコーストを生き延びたユダヤ人は、自分たちの国を作ろうという気運が高まっていった。こうして、1948年に生まれたのがイスラエルだ。これまで迫害を受け続けてきたユダヤ人にとって、自分たちの国を守りぬきたいという気持ちが強いのは、そのような歴史的な背景があるからだ。


だが、イスラエル建国にともなって、もともとその地域に暮らしていたパレスチナ人は土地を追われていった。こうして生まれたのが、ヨルダン川西岸地区とガザ地区なのだ。


2023年、イスラエルとガザ地区での大規模な武力闘争が始まったのも、長きにわたる歴史的な事情が複雑に絡んでいる。




SOCIETY
学び
パレスチナ・ガザ地区とは 「どこ?なぜ問題?」をわかりやすく解説


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ホロコーストもジェノサイドもない世界へ
ホロコーストはユダヤ人であることだけを理由に大虐殺を行った凄惨なできごとだ。そして、同様に民族や人種などの特定の集団を殺害することを「ジェノサイド」という。1948年には、国連によって「ジェノサイド罪の防止と処罰に関する条約」が採択され、このような大量殺害を防ごうと世界は動いてきた。


だが、イスラエルとパレスチナの問題は、ユダヤ人がホロコーストなど迫害を受けてきた長い歴史的な背景が絡んでいる。簡単には解決できないと言われている国際問題のひとつである。だがそれでも、憎しみあい、殺しあいをするのではなく、だれもが平和に幸せな暮らしをおくれる世界を目指したいものだ。


※1 ユダヤ教|国土交通省


※掲載している情報は、2023年11月8日時点のものです。

 
 
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エレミニスト編集部


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2023.11.08
 
 
 
 
 
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