インフォームドコンセント(informed consent)とは、医師から手術・治験に際してなされる医学的な事実・危険などの説明に対する患者(側)の同意です。<説明と同意>とか、<告知を基づく同意>とか、日本語に翻訳されています。医療関係者なら、知っている言葉ですが、実際の使い方は様々のようです。
雑誌<致知>3月号で、世界的な脳外科医の佐野公俊氏と福島孝徳氏の対談を読みました。<神の手を持つ男>と呼ばれるこの二人の医師は、考え方も超一流です。脳外科手術を失敗するとは、患者さんの死亡となったり、後遺症が残ることになります。世界的な臨床家ならではの発言が満載です。その中からの抜粋です。
ー私が考える名医・良医の条件は、一に技術、二に知識、三に判断力なんです。まず技術がなければダメで、その技術を上手く采配しなければ、ダメ。またその判断が正しいということ。
そして正しい判断。いまは何でもインフォームドコンセントといって、「この症状の時にはこういう治療があります。ご自身で選んでください。その代わり責任を負うのはあなたです。」なんてやりとりをしているようですが、こんなのは医者じゃない。
どういう治療法があるかを全部説明した上で、それぞれこれだけリスクがあるけれど、あなたにとってはこれが最善で、かなり高い確率で上手くいくと思いますよと教えてあげるのが本当の医者で、いまの医者はその責任から逃げていると思うんですよ。ー
私の感想です。名医であれば、難しい手術もいとも簡単にできる成功率は高いでしょうから、患者さんにとって最善の難しい治療方法を勧めることができるのです。リスクの高い手術の結果責任からも逃げない訳ですね。インフォームドコンセントの内容から、患者にとって名医かどうかも判断できることにもなります。
雑誌<致知>3月号で、世界的な脳外科医の佐野公俊氏と福島孝徳氏の対談を読みました。<神の手を持つ男>と呼ばれるこの二人の医師は、考え方も超一流です。脳外科手術を失敗するとは、患者さんの死亡となったり、後遺症が残ることになります。世界的な臨床家ならではの発言が満載です。その中からの抜粋です。
ー私が考える名医・良医の条件は、一に技術、二に知識、三に判断力なんです。まず技術がなければダメで、その技術を上手く采配しなければ、ダメ。またその判断が正しいということ。
そして正しい判断。いまは何でもインフォームドコンセントといって、「この症状の時にはこういう治療があります。ご自身で選んでください。その代わり責任を負うのはあなたです。」なんてやりとりをしているようですが、こんなのは医者じゃない。
どういう治療法があるかを全部説明した上で、それぞれこれだけリスクがあるけれど、あなたにとってはこれが最善で、かなり高い確率で上手くいくと思いますよと教えてあげるのが本当の医者で、いまの医者はその責任から逃げていると思うんですよ。ー
私の感想です。名医であれば、難しい手術もいとも簡単にできる成功率は高いでしょうから、患者さんにとって最善の難しい治療方法を勧めることができるのです。リスクの高い手術の結果責任からも逃げない訳ですね。インフォームドコンセントの内容から、患者にとって名医かどうかも判断できることにもなります。