命がけで仕事をする柳井正氏の経営

柳井正氏は日本一の資産家であり、ファーストリテイリング社の創業者であり会長兼社長です。発信力のある方で、定期的に著作を発刊しています。彼の＜成功は一日で捨て去れ＞は、何度読んでも刺激を受けます。

・ほくは常日頃から会社というのは、何も努力せず、何の施策を打たず、危機感を感ぜず放っておいたらつぶれる、と考えている。常に危機感を持って会社経営することが正常なのである。

・今の日本や世界の流通業界は本当に乱世です。この中で生き残って飛躍的に成長していこうと思えば、誰よりも早く状況の変化を感じて、問題を特定し、的確に判断し、できることやできる人から実行していかないといけません。

・お客様のために何ができるかを常に考えて一生懸命考えて、自ら率先してひるまず実行するべきだ。

・店は客のためにあり、店員とともに栄え、店主とともに滅びる。

・夢や目標について常に考え続け、繰り返し地道に実務を実行し、挑戦し続ければ夢や目標は必ず叶うものだ。

・＜現状維持は愚の骨頂＞であり、安定志向こそ会社を滅ぼす。

読後の感想として、柳井氏にとっては企業経営とは闘いであり、常に戦略を巡らせている意味で、会社とは軍隊に近い存在のようです。ですので、柳井氏は、企業経営を命がけでやっていると納得できます。平凡なサラリーマン社長とは、気構えが違います。