練習は決して裏切らないよ

高嶋ちさ子さんは、クラシックのヴァイオリニストです。美人ですが、テレビでは笑いながらも毒舌を吐いているタレントでもあります。

高嶋さんは6才からヴァイオリンを習い始めています。子どもですので、ヴァイオリニストを志す気持ちが揺らいだり、スランプに陥ることあったようです。その時に、指導者から聞いた言葉です。

＜練習は、決して裏切らないんだよ。だから、できない箇所を100回練習してごらん＞

心より素晴らしいと賞賛したいアドバイスです。さすが指導者ですね。命令口調でもなく、非難する訳でもなく、歩んで行くべき方法を提案しています。あくまで、提案であることが重要です。本人のやる気を試しています。しかし、先生の求めるレベルは高く、指導を受ける以上は100回練習するのが当たり前というのです。

私が指導者でしたら、＜何故練習をしてこないんだ。やる気はあるのか？！私の練習時間が、無駄になるじゃないか。・・・・・＞いくらでも非難する言葉が浮かび、本人のやる気を削ぐ言葉が出てきます。

＜練習は、決して裏切らないよ＞　子どもに、諭すような優しい言葉でやる気を出させる魔法の言葉ですね。頑張れば、必ずできるようになるんだよと、子どもを声援しています。この言葉を言う先生の心の中に、子どもへの深い愛情と信頼とがあるように感じます。

私は指導者ではないので、不用意な発言を言い、波風がたつことが多々あります。失敗に遭遇した際、＜練習は、決して裏切らないよ＞と、声援しようと、私なりに努力せねばと思います。