岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

夢を持つと、長生きする

2012-05-14 14:49:21 | 日々のこと
武蔵野学院大学の澤口俊之教授の専門は認知脳科学です。澤口教授が、2012.5.24付けの雑誌<女性セブン>での連載コラム<脳学堂>で、面白いコメントを述べていました。

・<未来記憶>とは、将来の目的や計画、状態に関する記憶です。例えば、子供が<未来記憶>を持ち始めると、夢を持ち始め、<将来に成りたい職業>をしっかり考えたりします。日常生活では、食事のメニューを考えて、材料を買い、調理の段取りを付けるには、目的や計画、つまり未来記憶が不可欠になります。

・子供が<子供>といえるのは、将来に向けて成長する過程にあるからです。・・・子供たちがそれぞれに<職業>を夢見ることは、<家族を形成する>ことという本質的な夢につながるものとして、とても大切なことです。

・成長期の真ん中にある小学生やそれに続く思春期の若者が夢を持つこと。そして、それに向かって努力することは、大人になる上でとても大事なことです。

・<成長したい>という意欲を持ちさえすれば、中年以降も、場合によっては70~90歳になってからでさえ、夢を持つことはできるのです。

・(夢を叶える方法も紹介されています)夢が叶った時の喜びを強くイメージしてください。これは、やる気につながり、努力に結びつきます。

・自分の夢を何かに書き留めておくといいでしょう。夢を失いかけたり、忘れた時に役立ちます。

・中高齢で夢を持つと平均余命が7年も長くなることがわかっていますから、是非夢を持つようにしましょう。

私にとって、記憶という概念の外に<未来記憶>という概念があり、<未来記憶>=夢と考えることは、とっても新鮮でした。夢は、人生の羅針盤で目的地を示します。夢を持つことで、夢を達成するための計画を練り、実行しようと思います。一生、夢を持ち、達成するための努力を続けなくていけません。さらに、夢を持つと長生きでするので、一石二鳥です。

夢を持ち、努力し、実現する。さらに、別の新しい夢を持って、努力して、実現する。この良い循環を維持すれば、人生が豊かになるのでしょう。残念ながら、<未来記憶>は、とかく忘れがちになります。しつこさ、執念深さ、ハングリー精神といったものが不可欠のような気がします。

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