永六輔氏の特徴のある話し方。恐らく反対咬合で、舌足らずです。庶民目線で真面目に話しているのですが、茶目っ気があって、明るい気持ちにさせてくれるコメンテーターでした。彼のラジオ番組を聞いていた思い出があります。
永六輔氏が83歳で亡くなったのを契機に注文したのに、なかなか届かなかったのが「大往生」です。人間の死を正面から真剣に見つめながらも、何故か気持ちが明るくなる内容です。
「ハゲになったり、白髪になったりして嘆くことはありません。ハゲたり、白くなったりするまで生きられたと思えばいいんですよ」
「旦那は定年後のことをいろいろ考えているんだけど、私は未亡人になってからのことを考えているの」
「歳をとったら女房の悪口を言っちゃいけません。ひたすら感謝する、これ愛情ではありません。生きる智恵です」
「子供叱るな。来た道だもの。年寄り笑うな。行く道だもの。来た道、行く道、二人旅。これから通る今日の道。通り直しのできぬ道」
短時間で読める内容ですが、自分の死を自分の問題として考える問題意識を高めてくれる本です。特に、医師の山崎章郎氏との対談「楽しい生き方・正しい死に方」「幸せな死に方、看取り方」は、素晴らしい内容です。
本の最後で、驚かせられました。永六輔氏自身が、自分の葬儀を想定して自分自身のための弔辞を書いているです。実父の死を迎えた、本人61歳の時に書いた本が「大往生」です。
永六輔氏が83歳で亡くなったのを契機に注文したのに、なかなか届かなかったのが「大往生」です。人間の死を正面から真剣に見つめながらも、何故か気持ちが明るくなる内容です。
「ハゲになったり、白髪になったりして嘆くことはありません。ハゲたり、白くなったりするまで生きられたと思えばいいんですよ」
「旦那は定年後のことをいろいろ考えているんだけど、私は未亡人になってからのことを考えているの」
「歳をとったら女房の悪口を言っちゃいけません。ひたすら感謝する、これ愛情ではありません。生きる智恵です」
「子供叱るな。来た道だもの。年寄り笑うな。行く道だもの。来た道、行く道、二人旅。これから通る今日の道。通り直しのできぬ道」
短時間で読める内容ですが、自分の死を自分の問題として考える問題意識を高めてくれる本です。特に、医師の山崎章郎氏との対談「楽しい生き方・正しい死に方」「幸せな死に方、看取り方」は、素晴らしい内容です。
本の最後で、驚かせられました。永六輔氏自身が、自分の葬儀を想定して自分自身のための弔辞を書いているです。実父の死を迎えた、本人61歳の時に書いた本が「大往生」です。