厳戒中の広島駅

広島刑務所は、広島市の吉島にあり、我々は吉島刑務所と呼んでいます。広島市の繁華街に近い住宅密集地にあります。

この広島刑務所から中国人の受刑者が脱走してから、2日経ちますが、まだ逮捕されていません。無一文で、囚人服を脱いで下着姿での逃走です。単独で逃走していれば、服を盗むとか、また食べ物を盗むとかあっても良さそうです。

刑務所で、この受刑者がいないことが点呼で判明したのが、1月11日の午前10時半ごろ。警察に通報したのが、11時25分です。この約1時間で、遠方に逃走した可能性もあります。

また、刑務所の塀の修理をしていて、足場が設置してあって、容易に塀を乗り越えることがでる状態でした。にも係わらず、さしたる警備の強化もしていない様子です。逃走ルートは知能的で、建物の屋上を通っています。このルートが、監視カメラから死角になることを見抜いています。

連日、広島駅には警官が入場者の顔をのぞき込むようにして、経過してる乗客を監視しています。その様子を地元の中国新聞のカメラマンが撮影しています。受刑者が広島県外に脱出してしまうと、捜査の網を広くしないといけませんが。