泉区生活支援ネットワーク

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<地域支えて>音楽の楽しみ提供(「河北新報」より)

2015年11月13日 | 余暇・芸術・スポーツ情報
「河北新報」平成27年11月13日付け記事より引用)

◎ミューズの夢(仙台市青葉区)

 NPO法人「ミューズの夢」は障害者に音楽を楽しむ場を提供している。知的障害、自閉症、ダウン症などさまざまなハンディのある生徒約60人が月3回程度、仙台市青葉区春日町のスタジオで楽器演奏や合唱のレッスンを受けている。

 訪れた日は、6人の生徒がハンドベルに似た楽器「トーンチャイム」で童謡「きらきら星」を練習していた。青葉区の滝村彩花さん(20)は「みんなと楽器を鳴らすことができてうれしい」と笑顔を輝かせる。

 ミューズはギリシャ神話に登場する芸術の女神だ。「ハンディの有無にかかわらずにみんなが音楽を楽しむ。ミューズが夢見たはずのそんな世界を実現したい」。理事長でピアニストの仁科篤子さん(60)が活動理念を説明する。

 毎年12月にクリスマス発表会を開くほか、障害のある人もない人も一緒に音楽を楽しむ仙台市のイベント「とっておきの音楽祭」には毎年参加している。

 発表の場を広げようと、2005年にはミュージカルの上演も始めた。これまでに仙台、多賀城、石巻、大崎の4市で計5回開催し、好評を博した。

 12年度のみやぎ社会貢献大賞受賞を励みに「新たな挑戦を続けたい」と仁科さん。ことし6月には合奏の奥深さを知ってもらおうとオーケストラを結成した。弦楽器担当の8人から出発し「ゆくゆくは管楽器や打楽器を含めたフルオーケストラにしたい」と夢を描く。

<メモ>2001年に任意団体として発足し、02年にNPO法人の認証を受けた。音楽家約40人を含む計約110人の会員が活動を支える。連絡先は022(267)9540。
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