goo blog サービス終了のお知らせ 

和泉の日記。

気が向いたときに、ちょっとだけ。

「マリッジグレー(1)」読了。

2021-11-24 17:25:37 | 読書感想文。
無事発売されました、「マリッジグレー」1巻。


いやー、これやっぱいいよ。

1巻はとなりのヤングジャンプで読んだ部分だったけども。


1話のページ数が少ないから、いっぱい入ってるね。

その分刊行ペースは遅い、みたい。

人気がなくてなかなか単行本化されないというわけではないのね。

よかった。


ホント面白いからみんな見て。

奥さんが超可愛いの。

で、グレーといいながらもちゃんとラブラブなんで

シリアスが苦手な人も安心。


2巻早く出て欲しいけど、グランドジャンプって週刊?

あれ、隔週くらいじゃない?

それで1巻18話くらいあるんじゃ、2巻出るのいつになるやらですね。

気長に待ってます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の週刊少年ジャンプ。

2021-11-24 16:36:47 | 読書感想文。
表紙&巻頭は新連載「守れ! しゅごまる」。

「恋するワンピース」の作者ですね。

可愛いヒロインが大変な目に合う、というのは

ちょっとギリギリな気もするけど、ギャグだしいいか。

キャリアあるだけあって、上手いなと思わされます。

大胆な見開きも笑っちゃった。

続きに期待。


「僕のヒーローアカデミア」スターが残した猶予。

よかった、無駄死にするんじゃないかとヒヤヒヤしてた。

まあ、やられちゃうのは既定路線だよねー。

でも、これでここから雄英高校の出番というところか。

・・・いや、プロヒーロー頑張れよ。


「呪術廻戦」虎杖は無罪。

こうやって、理路整然と虎杖をフォローしてくれるのは嬉しい。

日車いいわー。いいおっさん。

バトルも分かりやすくなってきたし。

あんまり込み入った能力じゃない方が嬉しいです。


「アヤシモン」2話目Cカラー。

「箸袋で割り箸折れる」は確かにどこかで見たわ。

実践して、しかも速さ関係なく力技でやってのけるのは面白い。

面倒くさい話もありそうですが、マルオがこれなら

あんまり考える必要もなさそうですね。

あと、姐さんいいキャラ。


「Dr.STONE」3人の飛行士決定。

司VSコハク、「科学は全ての者を平等にする」いいですね。

前から言ってることが伏線になってる。

これで、月面組は龍水、千空、コハクとなりました。

勿論、地球からもバックアップする必要があるから

居残り組も大変だし、そっちにスポットが当たることも

あるでしょう。

期待。


「ウィッチウォッチ」生徒会深堀り。

スターウォーズのOPパロで縦書きというのは不意打ちだった。

畜生。

ベタを深堀りしていっていちいち突っ込み入れるのが面白い。

そして、会長に妙な親近感を抱くモリヒト。

これ、この後も度々絡んでくるのかな。

世界観が、生徒会だけぶっちぎってるぞ・・・。


来週は新連載ラスト「ドロンドロロン」登場。

こないだGIGAに載ってたやつだ。好評だったんだね。

「ゴーレムハーツ」の人だそうです。

あんま内容覚えてないな。

短期打ち切りだったハズ。

今回は長期連載できるといいですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あとがき。

2021-11-24 12:17:34 | いつもの日記。
楽曲「ラヴィット」の二次創作、「Rabbit」でした。

原作の楽曲はこちら↓


ピノキオピー - ラヴィット feat. 初音ミク / Loveit


久しぶりの小説、そして超久しぶりの二次創作でした。

いつぶり?

Plastic Treeの「プラネタリウム」以来?

ほぼ初めてと言っても過言じゃないな。


キッチリ手順を踏んで作った作品です。

その割に、推敲段階でぼろぼろミスが見つかって

やべってなったんですけどね。

どういう手順を踏んでも、ミスはする。


一人称「あーし」をどうしても使いたかった。

ギャル好きなので。

なかなかぶっ飛んだ主人公像が出来上がったと思います。


今できることを精一杯詰め込んだので、

非常に満足しています。

何度も読み返すことになりそう。

こういう作品が書けてよかったと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【二次創作】Rabbit

2021-11-24 12:17:28 | 小説。
※本作は、楽曲「ピノキオピー/ラヴィット」の二次創作です。


あーしのあだ名は「ウサギちゃん」。
可愛くない? 可愛いよね。
「可愛い」は最強だと思ってる。
だからあーしは最強。

みんなも「ウサギちゃん可愛いね」って言ってくれる。
仲のいい男の子も、女の子も。
だからあーしはみんなと仲良し。
みんなとデートするし、みんなとエッチする。
大好きだから発情するのは当たり前。

色んなヒトがいて、色んな「大好き」がある。
あーしにないものを持ってればみんな大好き。

顔が良いから大好き。
有名だから大好き。
みんな好きだから大好き。
スタイル良いから大好き。
才能あるから大好き。
お金持ってるから大好き。
性格が大好き。
よく知らないけど大好き。
みんなのすべてが大好き。
ほんとに大好き。

それってそんなにダメなこと?
・・・うん、ちょっと、怖いトキもあるよ。
でも、それもキモチイイかなって思う。
あんまりさ、考えなくてもいいんじゃない?
アブナイことって、キモチイイじゃん。
痛くしてくれるともっとイイ。
ぶっちゃけ、無茶苦茶にして欲しい。
そんなふうに思うよ。

「ウサギちゃん、ちょっといいかしら」

その日は、珍しく予定のない日だった。
「あー、いいんちょさん」
クラス委員長に話しかけられ、何かなと振り向く。

メガネにおさげの女の子。
そんな印象しかなかった。
確か頭も良くって、学年1位を争う成績だったはず。
同じくらいの成績の男の子が言ってた。
いいんちょさんには勝てないよ、って。

そんな人が向こうから話しかけてきてくれたのは、素直に嬉しかった。
放課後の教室。
もしかして告白かな?
ちょっと期待した。
あーしは自分からガンガンいく方だけど、告白されることもある。
もしそうだったらいいな。
頭の良い人は大好きだから。

いいんちょさんは、特に雰囲気作りをすることもなく、事務的に言う。
「貴方、パパ活してるでしょ」
「え」
「・・・お金を貰って、男の人と付き合ってるでしょ」
「いや、パパ活の意味くらいは知ってる・・・」

びっくりした。
いいんちょさんの口からそんなセリフが出てくるとは思わなかった。
怒られるのかな?
でも、特に怒ってるような口ぶりじゃないなあ。

「そんなことしてないよ」
あーしは正直に言った。
お金目的でどうこう、といったことはしたことがない。
あーしが付き合うのは、あーしが大好きになった人だけ。
「言い訳しなくていいわ」
いいんちょさんは、プリント提出を促すトキみたいにそう言う。
「裏は取れてるから」
「いや、そんな、知らないってば」
何か疑われてる?
心外だな、と思う。

「私のパパ――父親じゃない方のパパのひとりから聞いたのよ」

更に似合わないことを言い出すいいんちょさん。
私のパパ?

「ウサギちゃんと会って、1回1万円でセックスしてるって」

「何のこと・・・?」
言いながら、ふと思い当たる。
1万円。
エッチした後にお小遣いをくれるヒトが、たまにいる。
その額が、大体1万円くらい。
多いときで3万円。
お金持ちだなあって、嬉しくなって貰ってる。

「困るのよ」
いいんちょさんはクールな顔つきで続ける。
「相場は1回5万円。女子高生の値段なんだから当然よね?」
あーしは、ちょっとずつ、いいんちょさんの言ってることが分かってきた。
もしかして、あーしがお金のために売春してると思ってる?

「あーし、そんなつもりじゃないよ!」
「貴方がどんなつもりでも」
こちらの言い分は聞かないとばかりに跳ね除けられる。
「1回1万円なんて額でやられたら、相場が下がる」
相場・・・?
「私達は、キッチリと相場を決めて、それ以下では受けないことにしているの」

つまり。
いいんちょさんは、グループで、組織的に売春をしている・・・?
あのお堅そうないいんちょさんが?

「ち、違う! あーしは売春なんかしてなくて・・・」
「『パパ活』って言ってくれるかしら。そこら辺、センシティブなのよね」
「言葉なんてどうでもいいじゃない!」
とにかく、違うって説明しないと。

「あーし達は、大好きだからエッチしてるだけ」
「恋人だとでも言うの?」
「そうだよ」
「その割に、何人もの人達と関係を持っているようだけど?」
「それは、みんな大好きだから!」
「くだらない」
いいんちょさんは、そこで初めて笑った。

「男達にとって、私達は公衆便所でしかない」

「そんな・・・!」
強くて、猥雑な言葉に戦慄する。
「やりたくなったら連絡して、お手軽に性欲を処理する。それだけよ」
だから、公衆便所。
「いいんちょさんは、そんなことしてるの?」
「ええ、お金のためにね。Win-Winの良いシステムでしょ?」
だから、といいんちょさんは言う。

「私達が作ったシステムの邪魔をしないで」

最後に見せた顔は、明らかにあーしを嫌っていた。
そんな、嫌悪感や軽蔑や侮蔑の目で見られたのは初めてだった。
・・・いや。
初めて、それを意識したんだ。
可愛い可愛いウサギちゃん。
誰からもそう言われてきた。
自分でも、そんな自分が大好きだった。
だけど、今までも――いいんちょさんみたいな目で見てくるヒトはいたのかも。
あーしが、バカで、お気楽で、気付かなかっただけで。

「彼氏」のひとりに電話をかけてみる。
たまにお小遣いをくれるヒトのひとり。
「どうしたの、ウサギちゃん」
「ねえ、あーしのこと、『愛してる』?」
「・・・あれ、ウサギちゃん。そんな面倒くさいこと言う子だったっけ?」
あーしは無言で電話を切る。
大好きだけど、愛してない。
多分それは、お互いに。

あーしは・・・私は。
誰も愛してないし、誰からも愛されてないんだ。

私にどんな価値がある?
愛し愛されるだけの理由がある?
何もない。
私には、きっと、何もない。
可愛いだけの私には。

途端に、今までの宝物まで、酷く価値のないものに思えてきた。
私の人生に、価値はない。

――そのまま、夜になる。
私は暗い学校の屋上へと登っていく。
今日は綺麗な満月だった。
月にはウサギがいるという。
だけど、私にはそんなものは見つけられなかった。
ウサギのいない満月。
それは、多分、多くの大好きな人たちがいる世界。
いいんちょさん達が、必死に回している世界。

全部、他人事にしか見えないな。
私のいていい場所じゃない。

そう、ウサギのいない満月は、私抜きでこそ完結する世界。

いいんちょさんは、私が邪魔だと言った。
確かにそうだ、ごもっとも。
私は、この世界にいない方が良い。
本当にやるべきことを見つけたような気がして――

ありもしない羽を広げたウサギが、夜の空に落ちていく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする