cogito ergo sum

日々の雑感・料理レシピ・KinKi Kidsに関することなど…
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重陽の節句

2007-09-09 | Weblog
今日は重陽の節句。
漢詩文では頻繁にでてきて習ったものの、実際にはよく知らない…
で、調べてみました。

9月9日を重陽の節句というわけは?

重陽の節句の起源は、ほかの節句と同様古来中国にさかのぼることができます。中国では、奇数は縁起のよい陽の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる9月9日を、「重陽」として節句のひとつとしてきたのだそうです。
中国ではこの日、茱萸(しゅゆ=ぐみの実のこと)を袋に入れて丘や山に登ったり、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。これが日本に伝わり、平安時代には「重陽の節会(ちょうようのせちえ)」として宮中の行事となり、江戸時代には武家の祝日に。
その後明治時代までは庶民のあいだでもさまざまな行事が行われていたといいますが、残念ながら今では私たちの日常生活とは縁遠くなってしまいました。
旧暦の9月9日というと現在では10月にあたり、ちょうど田畑の収穫も行われる頃、農山村や庶民の間では栗の節句とも呼ばれて栗ご飯などで節句を祝ったということです。
さかんに行われていた重陽の節句が、現代に引き継がれていないのは、旧暦から新暦にこよみが移り、まだ菊が盛んに咲く時期ではなくなってしまったことが大きいのかもしれません。
先に、中国でのこの日に菊酒を飲むという習慣を紹介しましたが、重陽の節句は別名、菊の節句とも呼ばれます。
日本でも、宮中行事としては天皇以下が紫宸殿に集まり、詩を詠んだり菊花酒を飲んだりしてけがれを祓い長寿を願いました。また、菊の被綿(きせわた)といって、重陽の節句の前夜にまだつぼみの菊の花に綿をかぶせて菊の香りと夜露をしみこませたもので、宮中の女官たちが身体を撫でてたりもしたといい、枕草子や紫式部日記の中でもその風習が行われたことを示す記述があるのだそうです。

…と、説明が長くなりましたが、とにかく長命を願う=滋養強壮&アンチエイジングでお肌もつるつるなメニュー、プラス庶民は栗を…ということで(って、かなりこじつけめいてきましたが
現代重陽の節句メニューを、私なりに作ってみました(笑)
ま、家族中誰も気づきませんでしたけどね
忘れられた歳時記に思いをいたすのも、自分的に暮らしを豊かにしてくれる感じがするというか…。わるくないものですよ(^0^)

という、経緯から生まれた(?)今日のレシピです★

・牛もつ煮込み ちよっとFrench?風 …①
・きゅうりと玉葱のサラダ …②
・キノコと栗のチーズ焼き …③

①の作り方
1 牛もつ(大腸、小腸など好みで)をきれいに掃除して、水洗いする
2 白ワイン(酒)、つぶしたにんにく、こしょう、水とともに圧力鍋に入れ
  沸騰してから40分、火を止めてそのまま放置し、圧力が抜けるまで置く
3 別鍋で、ねぎ、こんにゃくを牛脂で炒りつけるようにし、さらに赤ワイン
  を入れる
4 2でやわらかくしたもつを、大きければ食べやすいサイズに切って3に加
  え、しょうゆ、みりん、赤だし味噌少々を加える。
5 フォンドヴォライユ(鶏ガラと香味野菜を煮出して煮詰めたスープ)があ
  ればくわえ、火を止めて塩こしょう、隠し味にビターチョコレートを加え
  溶かす
※フォンは骨付きの鶏肉や鴨肉などを購入したときに、残った骨、くず肉と野
 菜を煮込んで漉し、我が家では冷凍して少しずつ使えるように常備していま
 す。すこし面倒ですが、捨てるようなところも有効に使えて、いろいろな料
 理に応用でき、仕上がりのコクは抜群に違ってきてお店のような味になりま
 すよっ
 あと、チョコレートは正統派フレンチ的には豚の血を加えるところの代わり
 です。できるだけ甘みの少ない、できれば質のよいクーベルチュールをすこ
 し使うことをおすすめします。私も以前、そこらへんにあったチョコを何気
 なく使ったら、イヤな甘みとバニラの香料で、恐ろしい料理になってしまっ
 たので…。そうなるよりは、入れずに省略してしまったほうがいいくらいだ
 と思いますので、ご注意くださいませ

②の作り方
1 きゅうりは蛇腹切りに、たまねぎは半量を薄切り、半量を粗みじん切りに
  する
2 1に塩をして、出た余分な水分を切る
3 昆布粉、こしょう、酢、オリーブオイルであえて出来上がり

③の作り方
1 栗は鬼皮、渋皮をむく
2 シメジを小房に分ける
3 1,2を天板にのせ、バター少々を上にちらして、オーブンで焼く
4 栗に火が通り、きのこが乾燥してセミドライ状になったらOK
5 器にもり、塩こしょう少々をして、ナチュラルチーズを上にのせる
※ナチュラルチーズは、今日はサンタンドレを使いました。そのくらい余熱で
 も溶けやすいようなチーズの場合は、作り方どおり、のせただけで
 だと思います。ただもう少し固めのチーズの場合はさらにチーズを溶かすよ
 うに、もう一度焼き上げて仕上げてください。ピザ用チーズなどで焼き上げ
 て仕上げるのも、おいしいと思います★

栗やきのこを使うと、秋だなぁ…という感じですね。
だいぶ朝晩は涼しくなってきたし…。
あぁ、でも、秋ということは今年ももうかなり終盤へ向かっているということなんですね
今年もまた成長のないままに月日が過ぎてゆく…
あな、おそろしや(笑)です(-_-;

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