M5StackでLoRa無線のRSSI(受信電波強度)を表示するようにしてみました。
スケッチはこちら。
こうするとLoRaの電波がどこまで届くか送信機を固定しておいて、受信機を持ち歩いて1人で実験ができます。
今回は送信機を作業部屋の出窓に置いて出かけました。
自宅は斜面に建っているので2階の出窓の位置が普通の3階くらいの高さです。

送信機からは温度、湿度、気圧が5秒ごとに送信されます。
受信側には受信できたタイミングでBEEP音が出て表示が更新されRSSIも表示されます。

受信強度を見ながらどこまで届くのか歩いてみます。
ES920LR3 のデータシートでは受信感度は-140dBm程度とあります。
果たしてどの程度までいけるのか。
障害物の少ない開けた方に歩いて行くと-120dB程度で、まだまだ行けそうです。
-130dBあたりから受信ロスが頻発しますが、1.8kmくらいいけました。
方角を変えて歩いてみます。
やはり安定して受信できるのは-130dB以内というところでしょうか?
建物が多く建っているところではかなり厳しいですね。
でも1km以内であればだいたい大丈夫そうでした。
普段溜达溜达しないところまで歩いて行ったので2時間ほどかかりましたが、まあまあのデータが取れたんじゃないかと思います。
電波なのでやはり高いところでは良く受かるし、意外なところに届いたり、RSSIを表示することによって電波の状況が良くわかる様になりました。
LoRa無線ユニットをM5Stack ATOMのGROVE端子につないでサンプルを作ってみました。
本来はATOMでセンサを読み取ってLoRa無線で送信するところをセンサの代わりにスイッチを使ってリモコンのようにしてみました。
拡散率を12にすると送受信に時間がかかるのでスイッチを押してから少し間を置いて受信側が反応します。
スケッチはできるだけシンプルにしてみましたが、動作してるか分からなくなってしまいました。


conta規格のLoRa無線モジュールできました。
2.54mmピッチのピンヘッダなので、conta規格の基板に装着するだけでなく、組込みとしても使い易いと思います。



スイッチサイエンスさんで販売中なので、よろしくお願いします。
M5Stack用のLoRa無線モジュールを3種作製しました。
左から
M5ATOM用キット
M5Stick用HAT
GROVE接続のユニット
です。

スイッチサイエンスで販売中です。よろしくお願いします。