導電性フィラメント、肝心の抵抗値はどうなっているのか
調べるためにシンプルな直方体をプリントしてみましょう。
一度に複数のプリントをしたら剥がれたり団子になったり。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/98/859070e62484f46a091b6135332e3d52.jpg)
結局、1つずつ作ってみました。
サイズは15 x 50 mmで厚みを変えてみました。
幅を15mmにしたのは、このダブルクリップで挟むためです。
こうすることで、点接触の不安定さを解消できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/86/f603c45ffbb68c51efef86efe9fb94f6.jpg)
クリップ間は約35mmです。
とりあえず 2 mm のを測ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/90/3e709e3229dcaf43cce766c49ebd433d.jpg)
あれれ、100kΩくらいからどんどん下がっていきます。
冷えて固まると抵抗値が小さくなるようです。
アニール(再加熱)すると良いそうですが、放置して様子をみることにします。
数日経って、安定したのを測ってみます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/29/17891f17a8bb2cc87742b745f1e8f986.jpg)
なんと、半分以下の44kΩになっていました。
1mm厚のは50kΩです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/27/ea763ccb4086b5ebcff28d171266a6f7.jpg)
5mm厚になると、急に小さくなって4kΩです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/53/9b3b7299e4493786d462923af0d688d3.jpg)
どうやら薄いと表面抵抗が支配的で
厚くなると内部の構造が効いてくるようです。