導電性フィラメント、肝心の抵抗値はどうなっているのか
調べるためにシンプルな直方体をプリントしてみましょう。
一度に複数のプリントをしたら剥がれたり団子になったり。
結局、1つずつ作ってみました。
サイズは15 x 50 mmで厚みを変えてみました。
幅を15mmにしたのは、このダブルクリップで挟むためです。
こうすることで、点接触の不安定さを解消できます。
クリップ間は約35mmです。
とりあえず 2 mm のを測ってみます。
あれれ、100kΩくらいからどんどん下がっていきます。
冷えて固まると抵抗値が小さくなるようです。
アニール(再加熱)すると良いそうですが、放置して様子をみることにします。
数日経って、安定したのを測ってみます。
なんと、半分以下の44kΩになっていました。
1mm厚のは50kΩです。
5mm厚になると、急に小さくなって4kΩです。
どうやら薄いと表面抵抗が支配的で
厚くなると内部の構造が効いてくるようです。