パズる会のパズル解き大会はポイントで順位を決めるわけですが、
以下のルールでポイントが決まります。
早解き競争
・3ラウンド行われます。
・各ラウンドとも4問の問題が封筒に入っています。
・どの問題も早い人から5人までポイントが与えられます。
・早さでポイント数が違います。
1位は3ポイント、2位が2ポイント、3~5位が1ポイントなど
どの問題から着手しても良いので、皆がやらなさそうな問題を
早く解いて1位を狙うなどの作戦が明暗を分けます。
でも、実際にはそんな余裕は有りません。
とりあえず、解けそうな問題から、早く解くしか無いようです。
じっくり問題
・答えが1通りしかないものは順位が付けられないので、
正解者の数が少ないほど高いポイントが付きます。
・答えがいくつもある場合は、より良い答えに高いポイントが付きます。
NHKの取材スタッフはのっけからA氏を中心に撮影すると言いました。
A氏は世界的なパズル大会で実績のあるソルバーなので、
「ファイ・ブレイン」の主人公のソルバー大門カイトになぞらえている訳です。
これで、他の参加者は気が抜けたかも知れません。
でも、逆にプレッシャーになっている人が居ます。
それは、前回2009年のパズる会の優勝者S氏です。
このときはA氏は参加していないので、
今回は、A氏かS氏のどちらが勝者になるのかに注目が集まります。
ところが、
早解き競争の前に、簡単な問題が出されました。
「0から9までの数字で、他の人が書かない数字を書いてください」
こんな、勘と運で決まる様な問題もあるのです。
しかも、人数が少ないほど高いポイントが与えられると言うことです。
こんなことで、優勝者が左右されるのか?!
まず、注目は早解き競争です。
スタートすると、皆走って前に解答を提出します。
その場で正解かどうか判定されます。
みんな、凄い早く解いて走ります。
慌ただしくなってきました。
結果は、私は4ポイントでしたが、
A氏とS氏はともに7ポイントで最高得点でした。
俄然、両者一騎打ちの様相を呈してきました。
おもしろくなってきました。
あとはじっくり問題でどちらがポイントを集めるかに
皆の注目が集まります。
宴会終了後のオークションやパズルで遊ぼうなどのイベント中も
両氏の動きが気になります。
ところが、S氏はパズルで遊ぼうで、
球を少し高くなったところに載せるオモチャに興じているではありませんか。
しかも、5個とも出来ています!!
勝者の余裕なのか。
すると、S氏はじっくり問題は既に全部解いていて、
最良解か、気になると言っています。(私は全然出来てないのに)
さらに、早解き問題は、ケアレスミスで1問落としたなどと言っています。
翌日、じっくり問題の、各問題毎に正解者数と獲得ポイントが発表されました。
各問題の上位に両者が含まれています。
ますます、優勝者の行方に注目が集まります。
最終結果は、2月5日午後5時30分からのNHK「ファイ・ブレイン」の
後ろ5分のコーナーで放送されるはずなので、お楽しみに。
こうして、今回のパズる会も終わりました。
次は2年後です。
帰り際の空には、大きな鳥のような雲がかかっていました。