以前、申し込んだルネサスの「RL78体験コース」ワークショップへ行ってきました。
NECエレクトロニクスとルネサステクノロジーがくっついてルネサスエレクトロニクスになりましたが、
従来の78KシリーズとR8CシリーズがRL78シリーズに置き換わると言うことのようです。
そのため、RL78のIDE(統合開発環境)はNEC系のCubeSuiteの後継のCubeSuite+で、
シリアルデバッガはE1(写真右上)です。

下側の基板はワークショップで使用した評価ボードです。
CubeSuite+はHEWより良くできているところも有りますが、
なにせルネサスと言えばHEWだったものでイマイチ使い勝手が分かりません。
今回は体験コースだったので、出来合いのコードをビルドしたり
テキストに書いてある通りに入力すれば、割り込みでLEDピカピカ程度の事が出来ました。
変数の遷移をグラフ化したり、スタートアップはおまかせだったり、けっこう面白い。
ただ、内蔵の周辺デバイスはR8C系の良いとこも悪いとこも、まんま引き継いでいる割りには、
初期値が、ROMエリアは"1"で、レジスタ類は"0"、ポート設定レジスタは"1"だったり、
各種設定ビットが連続せずバラバラだったり、ビットアクセスが2種類有ったり、
メモリマッピングの図で、00000hが下で、ポートの出力設定が"0"など、違和感ありありだったりします。
やはり、80系と68系を統合するようなもので、なかなか難しいようです。
さらに、プロモーションボードも、もらいました。
中身はボードとDVD、ケーブル、ドライバーが入っています。

DVDにはデモソフトが入っています。ドライバーは基板の可変抵抗をいじるためのものです。
基板には、RL78/G13に、青色LEDが2個、可変抵抗、温度センサーが載っています。

RL78の特長は低消費電力の割りには高機能というところでしょうか、これからのモバイル機器にピッタリですね。