ブレッドボード用Arduino互換ボード OnBoardの
最後のテスター基板を頂いたので、YMMFも終わったので、
作ってみることにしました。
ハンダ付け自体はすぐに出来ました。
既に、
もあさんのレポートは見ていたので、私なりにこだわって作ってみました。
2つのボタンのそばにリセットボタンがあるのはスペース的に
仕方がないと思うので、私はリセットボタンだけ背の低いボタンにしてみました。
これで、誤って押すこともないでしょう。
次にISP端子はL型ピンヘッダを使って上向きにしてみました。
と言うのも、私の場合、AVRライターはデジットのAVRWRT2なので、
上向きの方が挿しやすいからです。
でも、これ、パターンの面積は普通のランド6個分くらい有りそうですね。
わざわざ、横向きのパターンにしなくても良かったのでは?
それと、POWERのコネクタのシルクですが、+、ー、の記号が欲しかったです。
そう言う意味では、R2の位置にJP2と平行になっていれば迷わないと思います。
さらに、OnBoardには電流測定用の端子が有るのが特長です。
電流が気になる用途は分かりませんが、実際に測ろうとすると、
ショートジャンパを外してテスターなどを当てると思うのですが、
mAオーダー以上を測ろうとすると、テスターの内部抵抗が意外と大きくて
電圧降下が大きくて使い物にならない場合が多いです。
それは、テスターなどの電流レンジは5Vや3.3Vなど、
低い電圧での電流測定を想定していないためです。
で、結局1Ωとか0.1Ωの抵抗をつないで、その電圧を測定することになります。
ならば、最初から抵抗を付けちゃえば?
と言う事で、私はデジットで買った電流測定用チップ抵抗0.1Ωを貼り付けることにしました。
これが、チップ抵抗。けっこうデカイ。
これをOnBoardの裏に貼り付けることにしました。
このとき、ピンヘッダは裏に出ないくらいに切った方が良いです。
このように抵抗を付けておくと、テスターのように簡易的に
測る場合でも、接触が外れてリセットが掛かってしまうと言う事故も防げます。
それと、ブレッドボードに挿すコネクタは、細ピンヘッダが推奨なのですが、
実際にブレッドボードに挿してみると勘合が弱いので
(だからブレッドボードに優しい)傾いてしまいます。
そこで、裏に2mmのアクリル板の切れ端を貼り付けました。
これで、傾きません。
と言う事で、とりあえずサンプルを動かしてみましょう。
D2~D13,A0~A5までの19本の端子にLEDと抵抗を付けると言うのですが、
とりあえず、あり合わせのLEDと集合抵抗で配線してみました。
1本だけごまかしていますが、スッキリと配線出来ました。
では、ここからが本番です。
Arduino互換でボタンが2個と言う事は、あとマトリクスLEDを付ければ
「ちっちゃいーの」になります!
ということで、作ってみました。
もちろん、LEDの裏にも配線がありますが、全体的にスッキリ配線できました。
ピンアサインは「ちっちゃいーの」とは違っていますが、
配列を入れ換えることで、簡単に対応できました。
あと、薄い縦筋がありますが、これはD13にLEDと抵抗が有るからです。
これは、
MOさんの様に高輝度LEDに替えて抵抗を大きくしようと思います。
最後に、電流を測ってみました。
抵抗が0.1Ωなので、10倍して、31mAと読めました。
0.1Ωなら、0.5Aまで流しても電圧降下は0.05Vですので、
ジャンパは無くても良いでしょう。
まぁ、スリープ電流とかを測りたい人も居ると思うので、
抵抗を取り替えられるようにしても良いかも知れません。
私自身、ブレッドボードで実験することも多いので、
スペースが広く使えるこのOnBoardは、凄く活躍すると期待しています。