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散歩道で自然観察

自宅周辺の散歩道で出会った動物、野鳥、昆虫、植物の写真を撮っています。

「ツミの繁殖-1」

2024年07月24日 | 野鳥

ツミの営巣を今年も見ることができました。

春先にまだ葉の出ていない桜の木にとまっているツミ♂の姿を見つけて観察を続けました。

以前、フクロウ同様某野鳥関連の団体に所属されている方に観察を頼まれてから記録をするようになりました。

過去には市の都市計画課の室長さんなどにも営巣樹の管理に関してご協力いただいたこともありました。

ツミは人に近い野鳥ですが、人気の野鳥なのでカメラマンが並ぶようになるとツミのためにも、

ご近所の方にも迷惑が掛かりますのでツミの営巣樹のある周囲のお宅には声をかけて

説明して内緒にしていただき、ご一緒に観察を続けました。

観察は目立たぬように短時間付き合ってもらうこととしました。

幸い、巣立ちまでほぼ誰にも気づかれることなく観察することができました。

途中、父が亡くなって観察ができなくなった時間がありましたが 生き物好きで鳥が好きだった父のめぐりあわせか?

ツミ幼鳥の旅立ちまで見届けることができました。

今回は孵化したと思われた日付までの記録です。

様々な出来事が押し寄せて、ようやく気持ちが落ち着いてブログアップを再開することにしました

 

3月の末にやってきて営巣に良さげな場所を探している模様

たまたま、飛んできて目の前の枝にとまったのでした。

 

4/3 先日とまっていた枝の下にオスが小枝を咥えて運び始めました。

 

笑っちゃうのが、オスが整えた枝をメスが配置換えすることが多い。現場監督のようでした。

マイホーム作りは何処も同じようで・・・

 

4/10 満開の桜の中で自宅の完成祝い

メスは完成した我が家にどっしりと

こんな景色が見られるのはなんて贅沢なんでしょう

ツミの営巣は20年ほど見てきましたがはじめての光景です。

 

4/18 オスは営巣樹近くの電線で見張り

行き交う人は静かにしていると鳩に見えるようです

 

4/19 まだ雌も50mほどのところまで巣を離れることも

 

4/20 巣の中のメス成鳥、まだ産卵には至らないようですが、

逆算すると直後に産卵したと思われます。

営巣樹近くで休むことも・・・

 

4/20 おや、メスの留守中はオスが巣を守っておりました

雄の特徴である赤い虹彩色が美しい

 

4/27 オスの見守りが神経質な感じになりました

 

5/3 電柱での見守りも頻繁になりました

 

5/4 このころから隣の桜の枝で餌を渡す・・・のかと思いきや、けたたましく鳴いてメスにアピール

 

5/10しかし、通常メスが飛んできて餌を受け取るはずなんですけど

カラスなどがしつこいせいか?メスはオスが万歳している目のまえをサーっと通り過ぎて

メスは巣にもってこいと巣に入ってしまうことが多かった。

20年近くツミの営巣を見てきた中で初めての経験かな。

通常、オスが万歳すると同時にメスが飛んできて餌をもらい、

オスはそのまま飛び去ることが多いのですが、

 

5/11 メスが巣から50mほど離れたところで餌渡しを要求することもありました。

先の枝でアピールしたオスが巣を通り過ぎて渡しに行くこともあって、初めての経験です

画像は餌渡しの木から餌をもらって巣を通り過ぎて50mほど先のコナラの木に向かうところです。

 

5/11 ツミは几帳面なのか?見張り台、餌渡しなどの場所が決まっているので

少し観察すると行動パターンが読めるようになりますね

 

オスはメスの抱卵中、育雛中などで見張り台が移動してゆくようです(巣から50m)

ここからは巣が良く見えます。

 

5/14 営巣樹目の前の住宅のテレビアンテナで見張るツミ♂

 

6/1 この日付の少し前から巣の中のメスのポジションや動きが変わってきました。

どうやら孵化したように見えました

 

6/6 雄の給餌も頻繁になってきますが、思ったほどでもありませんし、

巣の中まではなかなか見えないのでひょっとしたら孵化したと思われる雛の数が少ないのか?

20年観察してきて一度の営巣放棄以外は3~5羽の雛を孵した実績があり、

おおむね三羽の育雛が平均値かと思われます。

ただ、孵化を待ってカラスに雛を持って行かれることもあり、

巣立ちが見られるかどうかはわかりません。

雛が動き出せば様子もわかるでしょう🌞

 

 

 

 

 

 



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