しばらく観察を続けていたフクロウが巣立ちを迎え、
あっという間にその姿を見ることができなくなりました。
巣立ちの前日
曇っていたし、日も落ちて帰ろうとしたときに
もう一度双眼鏡で樹の洞をつぶさに観察・・・
暗い洞の中に雛の顔を見つけました。
さすが、最近のデジイチの高感度耐性には驚きを隠せません。
肉眼では真っ暗で、洞の雛は確認できないくらいの暗さです。
そして、翌日の早朝には二羽の雛が巣立っておりました。
ちょっとした驚きです。
というのも、今まで見てきた巣箱のフクロウの幼鳥は、
顔を出してから数日は出入りを繰り返すからです。
顔を見せて翌朝に巣立った個体を見たことがありませんでした。
まったりとたたずむフクロウの兄弟
はじめて天然木でのフクロウの巣立ちを見ることができて感動です。
二十年近く巣箱のフクロウしか見たことがありませんでした。
とても癒される光景ですね。
右上に前日顔を出した洞が見えます。
二羽は終日ここでまったりと過ごしましたが・・・
上の横枝にとまったフクロウ幼鳥
その後、疲れてべったり( ´∀` )
こちらは左下のコブで休む幼鳥
かわええ・・・
翌朝には雛は移動して姿が見えなくなって、
見守る母の姿も見えなくなりました。
私はあまり掘り下げて観察することは不得手です。
ただ、毎度自然界の営みを眺めては感動したり、癒されたり。
こんな素敵な環境の中に居られることが幸せです。