ほの/"\と明石の
浦の旦霧に
しまがくれ行
舟をぞおもふ
柿本人丸
逢みての後の
心にくらぶれば
昔は物を思は
ざりけり
中納言敦忠
誰をかもしる人
に
せむ高砂の
まつもむかしの友
ならなくに
藤原興風
世中に絶えて
さくらのなかり
せば
春のこゝろは
のどけからまし
在原業平朝臣
泉屋博古堂 歌と物語の絵展
雅やかな
やまと絵の世界
2024.6.1ー7.21