新古今和歌集の部屋

軒端の梅 建礼門院右京大夫集 齋院女房との贈答歌

大炊の御門の齋院いまだ本院におはしましし比かの宮の中將のきみのもとよりみかきのうちの花とてをりてたびて

しめのうちは身をもくだかず櫻花をしむこヽろを神にまかせて

かへし

しめのほかも花としいはん花はみな神にまかせてちらずもがな

この中將の君に清經の中將の物いふときヽしをほどなくをなじ宮のうちなる人におもひうつりぬときヽしかばふみのついでに

袖の露やいかヾこぼるヽあしがきをふきわたるなる風のけしきに

かへし

ふきわたる風につけても袖の露みだれそめにしことぞくやしき


平治元年(1159年)10月25日~嘉応元年(1169年)7月26日

斎院中将 前斎院女別当と言う異本も有り、俊成の女。


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