
あきの野をわけゆく
露に うつりつゝ
わがころもでは
花の香ぞ
する
新古今和歌集巻第四 秋歌上
題知らず
凡河内躬恒
秋の野を分け行く露にうつりつつわが衣手は花の香ぞする
よみ:あきののをわけゆくつゆにうつりつつわがころもでははなのかぞする 隆 隠岐削
意味:秋の野を分け歩いている間に、露に濡れた私の衣手は、野の花の香が移っていたよ

読売書法展出品作品
東京 I.T
令和3年2月26日 壱