新古今和歌集の部屋

新古今集聞書他古注書写本 秋歌上 家隆 枕上初風 千五百番歌合 蔵書

 

野原は風ふく時分なればなにとかんとせんと

よめる哥也。

                 源具親

しきたへの枕の上にすぎぬなり露を尋る秋のはつ風

しきたへはしきて堪忍するこゝろなり。風の

ならひ物にあたりてちらすものなり。さてわが

枕の上をば過ていづくへゆくぞ。涙をばしらぬ

かとよめり。我涙をしらせてちらさばやと

思ふこゝろなり。

 

 

 

 

 

※この注は、九代抄に「敷妙は敷て堪忍する枕なり」とあるが、他の部分は出典不明。

 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「新古今集聞書他」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事