新古今和歌集の部屋

琵琶湖湖底の三ツ矢千軒遺跡

「地震で沈んだ湖底の村 琵琶湖湖底遺跡を科学する」(林博通他、サンライズ出版)によると、滋賀県高島市の湖底には、三ツ矢千軒遺跡と言う湖底遺跡が有る。
そこには、石仏や五輪塔が沈んでおり、近くから出土した土師器皿は12~13世紀で、近隣には立木根(ヤナギ?)が沈んでおり、その炭素14年代測定によると、「11世紀~13世紀で、傾向としては12世紀後半頃の年代を暗示している。」(57頁)
これは、山槐記の元暦七月九日の記載を裏付ける。

方丈記の
「山は崩れて河を埋み、海は傾きて陸地を浸せり。」(前田家本)
とは、元暦地震の琵琶湖北岸を襲った地滑り沈下と発生した津波を著したものと考えて良い。
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