住吉家本では伏見稲荷となっているが、全く別の行事のようである。 疾走する牛車を静めようと牛飼童が鞭を振り上げる。心配そうに乗っている貴人も外を見つめる。市女笠を牛車が轢いて行く。 車輪の輻が高速回転を細い円で表している。 住吉家本 それに驚いたのか?馬が逃げ、騎手が必死で手綱を引く。傘を持った者が牛車を必死で避ける。 「第三十六 牛車乗馬奔暮○欠」、「○之圖」とあるが、肝心な所が読めない。 猶、この題の書き込みは住吉家本には無い。