新古今和歌集の部屋

芭蕉書簡 元禄三年四月十日

如行宛書簡
元禄三年四月十日

旧臘之御帖伊賀ヘ相達シ…略
此度住める處ハ石山の後長良山之前國分山と言處幼住庵と申破茅あまり静ニ風景面白候故是にだまされ卯月初入庵暫殘生を養候。比良三上湖上不殘勢田の橋めの下に見へて田上山笠とりに通ふ柴人わが山の梺をつたひ岩間道牛の尾長明が方丈の跡も程近く愚老不才の身には驕過たる地ニて御坐候。
…略
卯月十日  はせを
如行 樣

コメント一覧

jikan314
Re:お疲れさまでした。
sakura様
残暑は厳しいとは言うものの、30℃を下回って来るとさわやかに感じるものですね。昔は30℃と言うと今日は暑いと言っていたのですが、これも地球温暖化と言うのでしょう。
実際に歩いて見ると色んな発見をしますし、吟行も兼ねて居ます。水もお茶、微糖類、サイダーと3種類持ち、疲れに従って飲んで居ます。人里に入ると自動販売機が有るので、そこまでの繋ぎです。更に町まで来ますとコンビニが有るのでほっとします。
人には会わない山道も鹿に会うとびっくりします。奈良公園以外では珍しいので。
17kmで挫折したのは、夕暮れとなり、事故に合う危険が高まり、幸にバスが多数運行していたので。田上までは行きたかったのですが。
次は頼政道を考えております。こちらは地下鉄やバスが走ってるので、安心です。
今回の第一目的は、方丈記の記載。第二は藤原京建設木材の運搬。そして芭蕉幻住庵です。
又御来室頂ければ幸です。
sakura
お疲れさまでした。
自分の足で歩くといろいろなことが実感できますね。

宇治川は早くも秋の気配だったそうですが、
台風が過ぎるとまた酷暑だそうです。
お互いにもう少し大切にしましょうね。

jikan314
Re:こんにちは!
sakura様
昨日、少し涼しくなったので、その他の疑問を解決するために、宇治から石山まで宇治川を遡って行って参りました。途中に有る大石の17kmで挫折しましたが、「ほど近く」と言うほど近くは無いですね。
岩間は、石山からは近いですが、日野方丈庵、音羽の牛尾観音は、近く無いですね。
山伏が醍醐へ通う山道は、とてもきつく、全国を吟行した芭蕉でも大変。
そこで、石山から舟に乗って六地蔵に行ったとすれば、大変近くなるのではと。
しかし、例に挙げられた岩間牛尾方丈庵よりも、醍醐、宇治平等院の方が有名ですが、芭蕉の嗜好に合っていたのか、大垣の如行が是非訪れてとアドバイスしていたかも知れませんね。
拙句
もののふの宇治の川面も秋けはひ
sakura
こんにちは!
如行への手紙から、芭蕉が幻住庵から眺める景色に
大いに満足している様子がよくわかります。

ところで「岩間道牛の尾長明が方丈の跡も程近く」は、
幻住庵の位置を説明しているのでしょうが、
「牛の尾」は、昔、山科区に牛尾町がありましたが、そこのことでしょうか。

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