恥の多い生涯を送ってきました。とは太宰治『人間失格』の冒頭だが、この言葉を思い出す度、うつむいて赤面せずにはおれない。今現在も、このCafeにおいて恥の上塗り街道ばく進中だが、OL時代の私に比べれば、かわいいものだろう。’昔の事なんて、とてもここでは書けませ~ん。’ そんなお仲間さんが周りにちらほら、決して少なくない人数いる。それは、ちょいとイケない事だったり、みっともない事だったり、はたまた辛い事だったり・・・誰しもそうやって大人になっていくんだね♪
さて、魅惑の人妻の原点は、同じ部署(総勢100名ちょい)の約5分の1の男性社員とこっそり(という訳ではないが、言う必要がなかったので言わなかっただけ)食事へ行っていたことだろうか。やましい事はないで!いや、若干1名あったかな・・・。この先輩には、真面目に恋して初めてのキスを許したのに、どうしても思い切れない女性がいるという訳でフラれた。 バカヤロウ!もっと早くに言いやがれ!おまけに永遠の妹分としての、いらぬ勲章までいただいてさ~。常連さんは、もうご存知ですね?そう、あの言葉でございます。さぁ、皆さん一緒にご唱和を♪「君のことは好きだけど~愛していない!」。泣いてる私を新宿駅のホームへ続く階段に残し、去って行きましたよ。男性諸君。 置き去りにされる女の子の気持ちが、わかりますか?寄り添って欲しかった人に見放された時の、果てしない絶望感が。どんなに想う気持ちがあっても、どうにもならない事があるって、嫌という程思い知った。こんな洗礼を受けているから、尚の事 、私は恋にこだわるのだろう。相手を想い、気持ちが返ってくる喜び。’求めない’なんて最初から言いたくはない。
先輩が愛していたのは、人妻だった。客先の社員さんで、キレイで性格もよくって、女の私から見ても非の打ち所のない人だった。そんな彼女を、独身の頃から想い続けていたらしい。バッカじゃないのぉ!彼女の目に映る先輩は、あくまで’one of them’。周囲にいる人間の一人でしかない。それでいて、何故そうもこだわり続けるのか。一体いつまで、決して報われる事のない、その想いを抱えて生きていくのか。すぐそばに、これ程あなたを想ってる私がいるのに。こんなヤツもう現れないかもしれないよ・・・。先輩にフラれた日から数ヶ月、虚しい感情を抱え続けた。そうして心持が少し明るくなり始めた頃に、宴会の席で、とんだ大失態をやらかした。
その宴会の記憶は、途中までしかない。気がつくと、病院へ搬送されるタクシーの中。「うっ気分が悪いです・・・」「運転手さん、ちょっと止めて。もう吐くものはないと思うけどな。」リーダーの声だった。次に気づいたのは、病院のベッドの上。トイレへ行きたくなって、点滴の器具をがらがら引きながら移動した。フラつく私を、先輩社員の奥さん(社内の花形だった)が、抱えるようにして連れて行ってくれた。お察しの通り、急性アルコール中毒だったのである。学生でもない、新人でもない、そんな身の上で周囲に迷惑をかけまくった。
4人の人間が、この騒動に明け方まで付き合う羽目になった。しかし、その中に私が想いを寄せていた先輩は、いなかった。そりゃそうだよねぇ。あの時、私を置き去りにした人だもの。同僚としても、お付き合いいただけなかったか・・・軽い落胆を感じた。一体私は、彼の中で、どこまでその存在が堕ちていくのだろう。所詮そこまでの気持ちだった。本当はわかってる。けれど、それを認めるのはとても辛かった。
「お前を三途の川の一歩手前から引きずり戻したからな。」 と言ったリーダーは、私の大失態について緘口令を敷き、おかげで当時の宴席の状況は、本人だけが知らないのである。謝罪ついでに、「失礼はありませんでしたか?」とチームのみんなに聞いたのだが、「さぁ、自分は隣じゃなかったから」と、口をそろえて言う。そんなバカな。こりゃあ、酔ってのびていただけではあるまい。何かとてつもないことをやらかしたなと感じたが、それ以上探るのは止めにした。せっかくのご好意、甘えようじゃないか。実はこの後、好奇心の強い同期が、チーム内の人に聞きだした結果は、「やっぱりあなた知らない方がいいわよ」。それって、感じ悪くないスカ~?
私だから、あなたを好きになったんです。 ちょっとかたくなで、人として不器用だったあなたを。あの時フッたこと後悔してるでしょ?してるよね。していてね・・・。そう思わせてください。それだけが私の自負ですから。そんな風に思い続けていた愚かな私に、グッド・バイ。
さて、魅惑の人妻の原点は、同じ部署(総勢100名ちょい)の約5分の1の男性社員とこっそり(という訳ではないが、言う必要がなかったので言わなかっただけ)食事へ行っていたことだろうか。やましい事はないで!いや、若干1名あったかな・・・。この先輩には、真面目に恋して初めてのキスを許したのに、どうしても思い切れない女性がいるという訳でフラれた。 バカヤロウ!もっと早くに言いやがれ!おまけに永遠の妹分としての、いらぬ勲章までいただいてさ~。常連さんは、もうご存知ですね?そう、あの言葉でございます。さぁ、皆さん一緒にご唱和を♪「君のことは好きだけど~愛していない!」。泣いてる私を新宿駅のホームへ続く階段に残し、去って行きましたよ。男性諸君。 置き去りにされる女の子の気持ちが、わかりますか?寄り添って欲しかった人に見放された時の、果てしない絶望感が。どんなに想う気持ちがあっても、どうにもならない事があるって、嫌という程思い知った。こんな洗礼を受けているから、尚の事 、私は恋にこだわるのだろう。相手を想い、気持ちが返ってくる喜び。’求めない’なんて最初から言いたくはない。
先輩が愛していたのは、人妻だった。客先の社員さんで、キレイで性格もよくって、女の私から見ても非の打ち所のない人だった。そんな彼女を、独身の頃から想い続けていたらしい。バッカじゃないのぉ!彼女の目に映る先輩は、あくまで’one of them’。周囲にいる人間の一人でしかない。それでいて、何故そうもこだわり続けるのか。一体いつまで、決して報われる事のない、その想いを抱えて生きていくのか。すぐそばに、これ程あなたを想ってる私がいるのに。こんなヤツもう現れないかもしれないよ・・・。先輩にフラれた日から数ヶ月、虚しい感情を抱え続けた。そうして心持が少し明るくなり始めた頃に、宴会の席で、とんだ大失態をやらかした。
その宴会の記憶は、途中までしかない。気がつくと、病院へ搬送されるタクシーの中。「うっ気分が悪いです・・・」「運転手さん、ちょっと止めて。もう吐くものはないと思うけどな。」リーダーの声だった。次に気づいたのは、病院のベッドの上。トイレへ行きたくなって、点滴の器具をがらがら引きながら移動した。フラつく私を、先輩社員の奥さん(社内の花形だった)が、抱えるようにして連れて行ってくれた。お察しの通り、急性アルコール中毒だったのである。学生でもない、新人でもない、そんな身の上で周囲に迷惑をかけまくった。
4人の人間が、この騒動に明け方まで付き合う羽目になった。しかし、その中に私が想いを寄せていた先輩は、いなかった。そりゃそうだよねぇ。あの時、私を置き去りにした人だもの。同僚としても、お付き合いいただけなかったか・・・軽い落胆を感じた。一体私は、彼の中で、どこまでその存在が堕ちていくのだろう。所詮そこまでの気持ちだった。本当はわかってる。けれど、それを認めるのはとても辛かった。
「お前を三途の川の一歩手前から引きずり戻したからな。」 と言ったリーダーは、私の大失態について緘口令を敷き、おかげで当時の宴席の状況は、本人だけが知らないのである。謝罪ついでに、「失礼はありませんでしたか?」とチームのみんなに聞いたのだが、「さぁ、自分は隣じゃなかったから」と、口をそろえて言う。そんなバカな。こりゃあ、酔ってのびていただけではあるまい。何かとてつもないことをやらかしたなと感じたが、それ以上探るのは止めにした。せっかくのご好意、甘えようじゃないか。実はこの後、好奇心の強い同期が、チーム内の人に聞きだした結果は、「やっぱりあなた知らない方がいいわよ」。それって、感じ悪くないスカ~?
私だから、あなたを好きになったんです。 ちょっとかたくなで、人として不器用だったあなたを。あの時フッたこと後悔してるでしょ?してるよね。していてね・・・。そう思わせてください。それだけが私の自負ですから。そんな風に思い続けていた愚かな私に、グッド・バイ。