ごめんなさい。書けません。そう悟りました。生き恥をさらしただけで、終わっちゃいましたね。本当はね、好きだった彼へ最後のラブレターを、書くつもりだったんです。大まかな内容も結末も決めていましたが、ここへ来て、ふっと、もういいやって思いました。おそらく彼も、望んでいないでしょう。今思えば、それまでのエッセイやブログね、いろんな想いを残しておきたかったから書けたんだなぁって。今はもう、あの内容は書けません。気持ちは、刻々と変化していきますものね。でも、愛情がなくなった訳ではないんですよ。ただ、ただ、疲れた。
タイトルの『グッド・バイ』というのは、太宰治の作品から拝借したのですが、恋の話なんです。恋多き男が、それまでの関係を清算すべく、それぞれの女に別れを告げに行く。勿論、相手も簡単には引き下がらないだろうとふんで、あのテこのテを使って切ろうとする。しかし、その根底にあるのは、いたわるような、あやまるような、優しい、哀調に似たグッド・バイ。難しいですねぇ。別れさせ屋の役割を務める女が「いやになったら、ふっとそれっきり逢わなければいいじゃないの。」と言えば、「そんな乱暴な事はできない。相手の人たちだって、これから結婚するかも知れないし、また、新しい愛人をつくるかもしれない。気持ちをちゃんときめさせるようにするのが、男の責任さ。」と返す。「ぷ!とんだ責任だ。別れ話だの何だのと言って、またイチャつきたいのでしょう?」なんて挙句にツッコまれる訳ですが・・・半世紀以上前に書かれた作品とは、思えないでしょ。でも、恋愛における場面場面の心理状態なんて、案外昔っから変わっていないのかも。
この作品は、ユーモア小説なんです。太宰らしくないクスクス笑えるような描写が、そこここにあります。けれど、遺作ということで有名で、タイトルを拝借した私のエッセイの内容が『人間失格』ばりに暗かったものですから、心配した友人たちが「遺書のつもりか」と。勝手に殺さんといてくださいな。残念ながら、まだ死にませんよ。折角助かった命、自分で幕を引く訳がないじゃないの。
中編でも書きましたが、コソ泥と格闘、首を絞められまして死ぬかと思ったことがあるんです。もうちょっと長く絞められていたら、本当に危なかった。気絶したふりをして助かりました。その時からね、人生観が変わったんですよ。死というものが、すごくリアルに自分へ迫ってきた。遠い先の話と高を括られへんなぁと。明日死ぬことだってあり得ると。だから、悔いのない人生を生きたい。それとね、物事を長いスパンで見るのが、どうも苦手になりました。だから恋愛も、ちょっと刹那的で、生き急ぐ傾向があるんです。今、この想いを伝えたい、っていう気持ちが強い。1ヶ月先には、自分の気持ちがどうなっているかわからないから。彼との恋愛も、そんな状態で進めようとしていた気がします。早く次のステージに進んで、行き着く所まで行って、また友達へ戻りたかった。期間限定の恋だと思っていましたから。結局、恋も友達も失いましたけど。
ちょっと悔しいのはね、一度お別れして、その後まだ気持ちが残っていて、お互いに歩み寄ろうとしていたのに、あと一歩が踏み出せなかった。それでも関係修復へ向けて不器用に進んでいましたが、そんな状態の時に、とってもアホな事を言ってしまったんです。「私の中には、天使と悪魔がいる」と。だって、あまりに私という人間を、信頼していたんだもの。そもそもの恋の始まりから。それで、私がどういう人間か本当にわかって近づこうとしてる?と、警告を入れました。ちょっと危なっかしく見えたものだから・・・。でも、彼は気づいていたかな。自分の中にも、悪魔がいたこと。
最近、男ってやつぁ!と考えることしきり。お仲間さんに「ズルくもある一方で、何であんなに純情なん?何であんなに寂しがりやなん?」と、ぶつけてみました。「それは、じんちゃんが気になる男がそういうタイプなんで、そういう風にみえない女子もいる訳さ。ご自分でもわかってる通り、寂しがりやで純情な(そうな?)男に心ときめくのでしょう。」と、返ってきました。むむ・・・普遍的に捉えていたんだけどなぁ。このページに出入りされてる方もね、そういう方が多い気がしてたんですよ。匂いを嗅ぎつけて来るのかしら。しかし、’そうな’が気になるわ。純情の皮をかぶった何なんでしょう。聞いてもいいですか?変態と答えられる方がいそうなので、これは先に言っておきましょう♪別のお友達からはね、「男って、そんなにカッコいいものじゃないよ。子供っぽかったり、意外と気が小さかったり」 と。深く付き合う程、そういう本質的なものが見えてくるのならば、いい潮時に引いていたのかもしれません。まだまだ最強の彼が、胸の奥の聖域に君臨し続けていましたから。
彼との別れを思い出すと、未だに胸がキリキリと痛みます。こんなに後々まで、辛い思いをすることになろうとは、夢にも思わなかった。人との別れというのが、どういうものかわかっていなかった。かわいそうなことをしたなぁって、思っていることがあります。友達関係でも、よしよしできたんですよ。ホントは。意地悪だったかな。でも、私も意地悪されたから。 おあいこよ。少し心が黄昏ていた時、今までキャッチしなかったものが、さぁ~っと入ってくる様になりました。そんな中、新しい出会いがありました。つかんだ言葉がありました。辛い思いをしたからこそ、わかったことがありました。彼が最後に投げていった渾身のボール、大切に大切にしてきたけれど、もういいよね。道ならぬ恋だったからこそ、選ばれし少数派でいたい。手垢にまみれる前に、ドロ沼に陥る前に、引き下がれてよかったと。そう思って、グランドに置いていきます・・・
誤解するなよ。恋の舞台まで、グッド・バイしませんから〜! ’魅惑の人妻’恋人枠永久欠番 撤廃!!(←コワくて誰も近づかんと思うわ。てへっ)
タイトルの『グッド・バイ』というのは、太宰治の作品から拝借したのですが、恋の話なんです。恋多き男が、それまでの関係を清算すべく、それぞれの女に別れを告げに行く。勿論、相手も簡単には引き下がらないだろうとふんで、あのテこのテを使って切ろうとする。しかし、その根底にあるのは、いたわるような、あやまるような、優しい、哀調に似たグッド・バイ。難しいですねぇ。別れさせ屋の役割を務める女が「いやになったら、ふっとそれっきり逢わなければいいじゃないの。」と言えば、「そんな乱暴な事はできない。相手の人たちだって、これから結婚するかも知れないし、また、新しい愛人をつくるかもしれない。気持ちをちゃんときめさせるようにするのが、男の責任さ。」と返す。「ぷ!とんだ責任だ。別れ話だの何だのと言って、またイチャつきたいのでしょう?」なんて挙句にツッコまれる訳ですが・・・半世紀以上前に書かれた作品とは、思えないでしょ。でも、恋愛における場面場面の心理状態なんて、案外昔っから変わっていないのかも。
この作品は、ユーモア小説なんです。太宰らしくないクスクス笑えるような描写が、そこここにあります。けれど、遺作ということで有名で、タイトルを拝借した私のエッセイの内容が『人間失格』ばりに暗かったものですから、心配した友人たちが「遺書のつもりか」と。勝手に殺さんといてくださいな。残念ながら、まだ死にませんよ。折角助かった命、自分で幕を引く訳がないじゃないの。
中編でも書きましたが、コソ泥と格闘、首を絞められまして死ぬかと思ったことがあるんです。もうちょっと長く絞められていたら、本当に危なかった。気絶したふりをして助かりました。その時からね、人生観が変わったんですよ。死というものが、すごくリアルに自分へ迫ってきた。遠い先の話と高を括られへんなぁと。明日死ぬことだってあり得ると。だから、悔いのない人生を生きたい。それとね、物事を長いスパンで見るのが、どうも苦手になりました。だから恋愛も、ちょっと刹那的で、生き急ぐ傾向があるんです。今、この想いを伝えたい、っていう気持ちが強い。1ヶ月先には、自分の気持ちがどうなっているかわからないから。彼との恋愛も、そんな状態で進めようとしていた気がします。早く次のステージに進んで、行き着く所まで行って、また友達へ戻りたかった。期間限定の恋だと思っていましたから。結局、恋も友達も失いましたけど。
ちょっと悔しいのはね、一度お別れして、その後まだ気持ちが残っていて、お互いに歩み寄ろうとしていたのに、あと一歩が踏み出せなかった。それでも関係修復へ向けて不器用に進んでいましたが、そんな状態の時に、とってもアホな事を言ってしまったんです。「私の中には、天使と悪魔がいる」と。だって、あまりに私という人間を、信頼していたんだもの。そもそもの恋の始まりから。それで、私がどういう人間か本当にわかって近づこうとしてる?と、警告を入れました。ちょっと危なっかしく見えたものだから・・・。でも、彼は気づいていたかな。自分の中にも、悪魔がいたこと。
最近、男ってやつぁ!と考えることしきり。お仲間さんに「ズルくもある一方で、何であんなに純情なん?何であんなに寂しがりやなん?」と、ぶつけてみました。「それは、じんちゃんが気になる男がそういうタイプなんで、そういう風にみえない女子もいる訳さ。ご自分でもわかってる通り、寂しがりやで純情な(そうな?)男に心ときめくのでしょう。」と、返ってきました。むむ・・・普遍的に捉えていたんだけどなぁ。このページに出入りされてる方もね、そういう方が多い気がしてたんですよ。匂いを嗅ぎつけて来るのかしら。しかし、’そうな’が気になるわ。純情の皮をかぶった何なんでしょう。聞いてもいいですか?変態と答えられる方がいそうなので、これは先に言っておきましょう♪別のお友達からはね、「男って、そんなにカッコいいものじゃないよ。子供っぽかったり、意外と気が小さかったり」 と。深く付き合う程、そういう本質的なものが見えてくるのならば、いい潮時に引いていたのかもしれません。まだまだ最強の彼が、胸の奥の聖域に君臨し続けていましたから。
彼との別れを思い出すと、未だに胸がキリキリと痛みます。こんなに後々まで、辛い思いをすることになろうとは、夢にも思わなかった。人との別れというのが、どういうものかわかっていなかった。かわいそうなことをしたなぁって、思っていることがあります。友達関係でも、よしよしできたんですよ。ホントは。意地悪だったかな。でも、私も意地悪されたから。 おあいこよ。少し心が黄昏ていた時、今までキャッチしなかったものが、さぁ~っと入ってくる様になりました。そんな中、新しい出会いがありました。つかんだ言葉がありました。辛い思いをしたからこそ、わかったことがありました。彼が最後に投げていった渾身のボール、大切に大切にしてきたけれど、もういいよね。道ならぬ恋だったからこそ、選ばれし少数派でいたい。手垢にまみれる前に、ドロ沼に陥る前に、引き下がれてよかったと。そう思って、グランドに置いていきます・・・
誤解するなよ。恋の舞台まで、グッド・バイしませんから〜! ’魅惑の人妻’恋人枠永久欠番 撤廃!!(←コワくて誰も近づかんと思うわ。てへっ)