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エッセイを書き続けることが、私のライフワーク

私 結婚できないんじゃなくて、しないんです

2016年04月29日 13時01分46秒 | ドラマ

中谷美紀は期待を裏切らないね~。その出来栄えに満足し、つい二度見をしてしまうドラマ『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』。毎週子どもと楽しく拝見しています♪

40の壁を控え、未だ独身の美しき女医(中谷美紀)が、‘毒舌料理人’藤木直人の恋愛指南を受け、幸せを掴もうと奮闘。「ないものを数えず、あるものを数えておゆきなさい。」曽野綾子さんなら、冷徹に言い放つんやろなぁ~。

藤木くんの指南が『ホンマでっか?!TV』の印象評論家 重太先生みたいで笑えると語っていると、「中央突破的な攻め方で持論を展開、半信半疑で聞いていた人も、いつしかなぎ倒され、頷いてしまう?」ドラマを見ていない友人から、的確な解説が入り、ウケてしまった(重太先生の印象恐るべし)。男心を鷲掴みにするモテ仕草だか知らないが、違和感アリアリなんだよぅ。先生とはベクトルが違うのだけどね。(^_-)-☆

第1話では「アラフォーのお前が殊勝な女性を演じてどうするッ!」と中谷に発破を掛け、軽妙な会話の応酬、さらには年齢と経験を生かしたジャブを要求。もう無茶ぶりですよ。フィーリングカップル5 vs 5のチームキャプテンに、5枠になれと言うてるようなもんで。シャラップ!!と言わんばかりに相手の口を片手でふさぐ行為には、「若い世代ならともかく、中年のオッサンに、これはないわ。」と息子が怪しんでいた。おいおい男心、鷲掴みにしとらんやないか~

相手の男性が、若いんだか年いってんだか、よくわからない顔つきのチュートリアル徳井(中谷の同級生)なのが微妙。設定は、天海(祐希)さんがやっていた『Around 40』っぽいなぁ。そう言えば、あのドラマにも藤木くんが出演していたのだった。

「結婚がすべてという訳じゃない。」「一人でやっていくだけのバックボーンはある。」多少の強がりはあるにせよ、中谷さん演じる女医のごとく今の自分に胸を張れる人は、ある意味幸せかしらん。世間サマとやらの価値観に、惑わされることはないんじゃない?って思うけど。 (^^)

私の周りには、アラフィフの独身女性が結構いる。友人である彼女たちを長年見ていて感じるのは、『しようと思えばできた』というより『いつでもできると思われていた』。可愛い、料理上手、仕事に懸命、それなりに恋もして-

既婚者組より、むしろ魅力的な人たちだった。ただその分、まだちょっと何か足りないと、もう少し上を望む気持ちが、あったんじゃないかなぁ。本人より、親がそれを望む場合もあるしね。しかもこの決して贅沢は言わないが、もうちょっと…ってのが、実に難しい。

じんちゃんなぞ、一つの想いが成就するまで苦労したクチなので、選んでいる余裕もなかった。だから結婚した。どこかで自分を見切っている人間の方が、決断できる気がする。それがいいのか悪いのかは、わからないけどネ。

第2話は誰にでもモテる方法、男を虜にする秘策と銘打ちながら、実は女性側がどんな男を求めているかを描いていた。学生時代からの中谷さんの頑張りを、徳井くんが見守っていたという最後のくだりには、中谷さんのみならず、じんちゃんも涙を流した。イタイイタイ…

本当は身近な人間(つまり夫ね)にこそ、徳井くんのような役割を務めてほしい。自分をわかってもらいたい。が、そうもいかないのが世の常なのである。同年の夫は、友だち感覚で楽な時もあるものの、頼りない。。。(-_-)

女性は、いくつになっても、おマセさんなんだろうなぁ。きっと。