妄想です。

妄想です。小説にしたいなあ。


昔自分のことを嫌いで仕方のない男がいました。

その男の友達は皆に好かれていて

勉強もスポーツも出来る。

自分のことが嫌いで仕方のない男は嫉妬していました。

ある日ね。この自分のことが嫌いで仕方のない男が、

この友達を陥れるのね。

そして黒魔術みたいなことをすると

何がどうなったか運命が逆転してしまうんだな。

自分のことが嫌いで仕方のない男は

綺麗でかわいい嫁さんをもらい

仕事は順調に行き始める。

運命が逆転したから自分のことが嫌いな男の友達は

仕事も女性関係も上手くいかない。

自分のことが嫌いだった男は

この友達を切り捨てようとした。

友達はだんだんと自分が嫌いになっていったのさ。

上手くいかないことで

愚痴や不満を言うようになった自分が

嫌いになってきたのさ。

でもね、運命が逆転したはずなのに

この友達に奇跡が起こるんだね。

今まで何もかも上手く行ってたのが

何も上手く行かなくなったことで弱さを知ったんだね。

そうしてこの男は自分を嫌うことをやめて

自分も弱い人間だと受け入れたんだなあ。

その途端に、逆転していた運命がもとに戻り始めた。

自分のことが嫌いで仕方のなかった男は

運命が元に戻りゆくのも知らずに

友達を切り捨てていたんだねえ。

徐々に自分のことが嫌いだった男の幸運は

離れていくんだね。

そして友達は実力をつけていくんだね。

弱い自分をも認めたところから運命は元に戻り始める。

黒魔術で勝ち得た幸運は自分のことが嫌いだった男から

遠ざかり…。友達は自分から捨て…。








妄想です。