くぅも晴れるや!!てぃらさんさん!!

統合失調症のおいらの思うこととか考えたこと書いています
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たいせつな・・・

2016-05-10 22:37:00 | Weblog
わたしの妻はわたしがほんとうに狂ったとき

わたしのそばでわたしを支えてくれた

普通なら逃げ出すのだ

なにせ明らか狂っている男がいるのだから

そして一度は実家に帰ろうとしたが

心配になりもどってきて

私の横で寝起きをともにした

わたしが窓をあけて部屋をでていなくなったとき

妻はわたしが心配で窓からのぞき

そしてわたしが帰ってくると号泣した

わたしは地面に帰るかといったとき

妻はうなずいた

死をも覚悟したことになる

わたしはそれを聴いて

いやいまではないよといった

わたしの妻はいちばん苦しいときを

逃げ出さずに立ち向かった

だからわたしはユニットバスにもぐりこみ

真っ暗にして静かに一人になってみた

目を閉じていると目から光が溢れそうになり

なんだこの感覚はと思い

布団にもぐりこんで目を開けてみると

色とりどりの光が布団の中で輝いた

わたしがおかしくなっていく様子を見て

疲れ果てたのだろう

夜中眠れない妻は眠れていたみたいだった

わたしは早朝家を抜け出した

真夏の暑い中なにももたずに

妻はそれでびっくりしてしまい

途中で倒れていないだろうか

様子が普通でないから消えてしまわないかと

警察に捜索願を出していた

わたしは警察署のなかで

妻の姿を感じた

俺はここにいるといった

そして入院した

入院しても真夏の暑いなか

夏が苦手という妻が

しょっちゅう見舞いにきた

父も母も妻の存在を認めた

なにせ最悪の瞬間を逃げ出さずに看病し続けたのだから

わたしの病床には妻の絵と言葉が飾られた

いつもそばにいるからね

そういっていた

一緒に暮らしている男が死ぬかもしれない

いや下手をすると殺されるかもしれない

そんな気の狂った男に真正面から看病したのだ

入院という言葉を妻は出さなかった

わたしの意志で入院するまで言わないと決めていたらしい

そしてわたしは入院するために救急車を呼んでもらったが

入院できず

そばにいた警官にあたり警察署にいき

そのおかげで入院できるという

なんとも不思議なことになっていた

わたしは妻が大切だ

こんな最悪なときと最悪な状況をともに過ごしてくれている

苦楽を共にする

どんなときもそばにいてくれる

そう確信している

これからつらいことはなくなっていくだろう

そう祈っている

大切な大切なひとだ

口で好きだの言うのはたやすい

しかし人間の本性はこういうときに現れるのだろう

ほんとうにそばにいてくれてありがとう

だからわたしはあなたが好きです

大切です

ハートがあるんです

自分を省みずにわたしを見てくれた

ほんとうに大切です

いま横で眠る君は中途覚醒を起こして

また夜中ひとりにしてしまうのかなぁ

心配ばかりかけてしまう

ぐっすり眠れる日が来るといいのに

わたしに何ができるんだろう

妻に何ができるんだろう

あいしています