IMF、先進国の緩和策に疑問呈するべき=インド中銀総裁
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKCN0SD0W0.html
>先進国は世界経済へのマイナスの影響を考慮せずに緩和政策を導入している
基本的にどの先進国も自国の経済政策で手一杯で世界経済にまで影響させる意図はないでしょう。
強いて余剰な投資が国内から海外へ向かったとしてもそこにはニーズがあった訳でゴリ押したとも思えません。
新興国の多くがそうであるように経済成長率と金利はかなり近い動きになって確かにターゲットにされました。
しかし、その国の金利や通貨供給量は自己決定なので問題は外貨による経済への影響を回避していたかによります。
現に新興国の多くは経済成長を遂げています。
問題になったのはむしろ金融緩和を止める時に
資金引き上げで苦戦する体質です。
諸外国からの投資頼みで自国に資金提供したり、それに耐える通貨や利払い可能な産業基盤でない点です。
無理矢理貸し付けられてギリシャのようになった国は新興国や開発途上国に有りません。
多くの進行国で先進国のような安定した経済にならない理由は金融だけでなく、産業や格差などの問題に有ります。
産業も特定の分野に強いだけでは需要が減ると厳しいでしょう。
特に中国の需要が減ったのは一部国家には辛いはずです。
格差で言えば飛びぬけてリッチな富裕層が少ない為、中間層以下が参ってしまいます。
あとロシアの経済制裁などは別要因が存在しますよね。
それとAIIBのように中国の投資やBRICSによる投資も始まっているので必ずしも先進国の緩和策が悪者と言えるのか疑問です。
金融緩和が通過供給量を増やして為替安になって輸出に貢献させているなら別ですが、
多くは生産地を移転させていますからその点はありません。
むしろ株式市場の信頼性などで先進国が金融緩和優位なのが新興国や開発途上国には面白くないでしょう。