ここに二人の人物の例を紹介します。
まず、派遣社員関係で竹中平蔵氏です。
パソナ取締役会長としての利益相反問題も有るのですが、
俗にこんな話が世間で囁かれています。
派遣法改正の時の国際的な経済状況からすれば凄く旗頭に丁度良い人だったのでしょう。
円高や民主党による派遣法改正で雇用側には不利な状況でしたから。
ただ、後に
こうなって相対的貧困問題、格差、個人消費の萎縮、GDPが上昇していないなどの問題に頭を抱えました。
何が言いたかったのかと言えば、当時の政権に都合の良い、心地よい学説や説明をしてくれるシンボルが欲しかったたけでその後の詳細まで想定していませんでした。
次に黒田日銀総裁も同様な政治利用で現実的に出口戦略他が一般人には見えないものでした。
中にはハイパーインフレになると懸念していましたが、それより前に原油高と円安と言うハードルが迫ってきました。
現実的には円安は仕方なければ日本の金利をアメリカに追従してその代わりに
補助金などをバラ撒くしかないのかと思われます。
俗に終わらないウイズコロナ対策とでも言ったところですかね。
つまり、2012年当時には当時の政権に都合の良い、心地よい日銀総裁でした。
それでもう一つのテーマ「原油高」についてなのですが、これには二つの要因があります。
一つはコロナ禍で原油消費が減ったとか、産油国が国民にただで打ってあげるのでワクチンを買うのに原油代金を上げたかったと言う話も有ります。
また、温暖化対策で二酸化炭素放出の原油、天然ガス、石炭はこれ以上売れないから設備投資をせずにおいて埋蔵量が増えないから値段が自動的に上がると言う仕組みです。
このテーマについてはどちらかと言えば経済産業省の問題なのですがそれでも
例えば水素化して二酸化炭素を地中戻すような仕組みを外務省も絡めてもっとやっておくべきでした。
黒田日銀総裁は10年ですから長期政権ですのでそろそろ考えても宜しいのかと推察されます。
大事なのは金利アメリカ追従でなおかつ日本の景気を挙げれるだけの人材なんているのでしょうか?
とかく、人事や御用学者は提灯持ちのようにその政権に都合の良い、心地よい人物か推挙され易いものです。
本来は頃合いを見て刷新するとか、いろんな条件の想定をして不都合になる場合には調整が宜しいのかと今からしておもえば省みています。