天命反転住宅入居者として、連日テレビに出演させて頂いています。収録時間は、半日・一日がかりですが、放送されるのは数分です。裏方の人達の苦労話等も含めて、神経と体力を使い大変なんだという事を知りました。
天命反転住宅は、“不便な家”・“反バリアフリー”その中で学ぶものは多いです。
頭がクリアになって何を考えるか、目が良くなって何を見るか、この住宅は、呼吸法を身に付けることも出来ます。不安定な床は、太古の地殻の大活動による背骨動物の上陸というドラマがあります。その時、身に付けた人間の呼吸(横隔膜)は、ストレスが続くと、この膜が緊張し通しとなり、休養が必要となります。この息詰りは、「仕事と息抜き」と言う昔の日本人の作業の中にあります。仕事の唄、呼吸法の掛け声を、日々の作業の中に蘇らせられたものではないかと、クビを正しく、肩肘の力を抜いて、デコボコ床を歩くと、横隔膜の余分な張りを取ります。
デコボコ床に慣れることは、この呼吸をマスターする事になります。