2007年4月例会では渡邊格先生がずっと関心を持っておられたRNA遺伝子についてお話ししょうと計画してありましたが、残念なことに3月23日に亡くなられましたので、先生を偲んでRNA遺伝子に関係していたお弟子さんたちにより、先生のRNA遺伝子研究の足跡とその周辺について語っていただくという趣旨のものでした。
会場 東海大学校友会館「霞の間」
講師
古瀬浩介氏 島根大学名誉教授 RNAフアジーに導かれて フアジー生態学
井口義男氏 帝京大学理工学教授 RNAフアジーのゲノム学
挨拶
渡邊先生はRNAに非常に興味を持っていられた。報告書をよく頂いた。RNAの話が出来る人を紹介してもらえと言われ、徳島大の塩見さんがいられるので、2月に会でいろんな質問をされ、活発な研究会でした。「4月は何をするの?」と、渡邊先生は「4,5,6月は私がやるRNAの話を徹底的にやる。先生の関係した人呼んで“RNAに魅せられて”、会場押さえておけ、と言われた。3月に亡くなられて困ってしまった。先生のお心をくんで、関係されたRNA遺伝子に魅せられた人たちから話していただく為、この会を開くことになりました。RNAに関する本当の心を皆さんと共に汲んで行きたいと思います。
いつもとは違った毛色が違う人が今日は集まってあります。
慶応大の先生、特許関係者、RNA関係者、DNA関係者の方、親交があった方、渡邊先生と共に、また離れた先生にも話していただきます。
古瀬氏は1963年から一緒にやって来た。262回で何を話されようとしたか、メモを捜したけどなかった。「RNAに魅せられて」、今日はマクロの話を井口さんとします。
渡邊先生が残念なのは、RNAフアジーが分からなかった。自然のホストはなにか?という事、自然界にどういう風に分布されているのかがまったく分からない。
渡邊先生は研究発表の後の軽食パーティを行われ、そこでまた皆さんと会談されるのが楽しみだったとか。人生も研究もポディティブに考えられる渡邊先生のお人柄が想像されました。20人くらいの参加者の中で素人は私一人で、大丈夫かなと思いながら講義を聴きましたが、RNAの物質、エネルギーから生命エネルギー、精神、Xまで行くという渡邊先生に励まされ、最後まで集中して聴きました。
軽食パーティで先生方と思わぬハプニング会話をいたしましたので明日に続きます。